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【2026年最新】東京のガス会社おすすめランキング12選!安い都市ガスを世帯別に徹底比較 | 道の駅くりもと 紅小町の郷

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毎月の光熱費の中でも、ガス代は「そういうものだから」と見過ごされがちな支出です。ですが東京にお住まいなら、工事も費用も立ち会いもなしで、ガス会社を切り替えるだけで年間数千円のガス代を減らせる可能性があります。

とはいえ、東京ガスエリアで申し込める都市ガス会社は数多く、どこがどれだけ安いのかは表からは見えにくいのが正直なところ。この記事では、2026年7月時点の料金・割引率・セット割・キャンペーンを調べ直したうえで、東京のガス会社おすすめ12社をランキング形式で比較し、一人暮らし・二人暮らし・4人家族・床暖房ありといった世帯タイプ別の選び方まで、できるだけやさしく整理しました。

東京でガス会社は自由に選べる?まず知っておきたい仕組み

「ガス会社を変える」と聞くと大がかりな話に思えますが、実際にやることはWebでの申し込みだけです。まずは、なぜ東京で自由に会社を選べるのか、その仕組みから押さえておきましょう。

都市ガスの自由化で東京でも会社を選べるようになった

東京で自由にガス会社を選べるのは、2017年4月に都市ガスの小売全面自由化が始まったからです。それまで家庭向けの都市ガスは、東京ガスをはじめとする地域のガス会社しか販売できませんでしたが、自由化によってさまざまな会社が参入し、家庭でも販売会社を自分で選べるようになりました。資源エネルギー庁もガスシステム改革の狙いとして、事業者間の競争による料金の抑制とサービスの多様化を挙げています

ここで大切なのは、自由化で変わるのは「誰から買うか」であって、ガスそのものや配管は変わらないという点です。ガスを家庭まで届ける導管(ガス管)は引き続き東京ガスなどの導管事業者が管理しており、新しい会社と契約しても、その同じ導管を通ってガスが届きます。だからこそ、工事も配管の入れ替えも必要ないのです。

なお、新しい会社に申し込むと、今契約している会社への解約連絡は新しい会社が代行してくれるのが一般的です。自分で東京ガスに電話をかけて解約手続きをする必要はありません。

会社を変えてもガスの品質や安全性はこれまでと同じ

「安い会社に変えたら、ガスの火力が弱くなったり、事故が起きやすくなったりしないの?」という不安の声はよく聞きます。結論から言うと、会社を変えてもガスの成分・熱量・安全性はまったく変わりません。同じ導管から同じ都市ガス(13A)が届くため、コンロや給湯器の使い勝手も、ガス機器の買い替えも不要です。

保安面も心配ありません。経済産業省は、小売全面自由化後もガス漏れなどの緊急時対応は導管事業者が担う仕組みを維持し、小売事業者にも保安に関する周知義務を課しています。つまりガス漏れや地震などの緊急時は、契約先が新しい会社であっても、これまでどおり東京ガスなどの導管事業者が駆けつけて対応してくれます。

変わるのは、毎月の請求書の会社名と料金の計算方法、そして問い合わせ窓口だけ。ここを理解しておくと、切り替えのハードルはぐっと下がります。

自宅が都市ガスかプロパンガスかを確かめる方法

そもそも自宅が都市ガスでなければ、この記事で紹介する会社には申し込めません。ガス自由化で会社を選べるのは都市ガス(導管で供給されるガス)を使っている住宅だけで、プロパンガス(LPガス)はまた別の仕組みだからです。

見分け方はとてもシンプルで、次のポイントを確認すれば数分でわかります。

  • 建物の外や敷地内にガスボンベが置かれていればプロパンガス、なければ都市ガスの可能性が高い
  • 検針票(ガスご使用量のお知らせ)に「東京ガス」「京葉ガス」などの都市ガス会社名がある
  • ガスコンロや給湯器の銘板に「都市ガス13A」と書かれていれば都市ガス、「LPG」「プロパン」ならプロパンガス
  • 賃貸の場合は、契約時の重要事項説明書や管理会社への確認が確実

プロパンガスだった場合でも、料金を見直す方法自体は存在します。ただし都市ガスとは制度も相場も別物で、電力・ガス取引監視等委員会のQ&Aでも、簡易ガスやLPガスは都市ガスとは扱いが異なる点が説明されています。まずは自宅がどちらなのかを確かめるところから始めましょう。

東京のガス会社を比較するときに見たい3つのポイント

ガス会社選びで失敗する原因のほとんどは、月額の見た目の安さだけで決めてしまうことです。ここでは、比較のときに必ず見ておきたい3つの視点を紹介します。

基本料金と従量料金のバランスで安さは変わる

都市ガスの料金は、使用量にかかわらずかかる基本料金と、使った量に単価をかける従量料金(単位料金×使用量)の合計で決まります。さらに毎月、原料費調整額というLNG価格の変動を反映する金額が上乗せ・値引きされます。

ここで重要なのが、会社によって「基本料金を下げるタイプ」と「従量料金の単価を下げるタイプ」に分かれることです。使用量が少ない一人暮らしは基本料金が安い会社、使用量が多いファミリーは従量単価が安い会社が有利になります。同じ会社でも、月15m³しか使わない家庭と月40m³使う家庭では、節約できる金額がまったく変わってくるのです。

東京ガスの料金は使用量に応じてA表〜F表の区分が切り替わる仕組みで、他社の料金表も基本的にこれに合わせて作られています。比較するときは、検針票に書かれた自分の使用量(m³)を基準に、同じ使用量での月額を並べるのが唯一の正しい方法です。パーセント表示の割引率だけを見て決めないようにしましょう。

電気やネットとのセット割で光熱費の総額を下げる

ガス単体の割引率は、多くの会社で3〜5%程度に収まります。差がつきやすいのは、むしろ電気・インターネット・ウォーターサーバーなどとまとめたときのセット割です。

たとえばエフビットガスは、ガス単独なら5%割引ですが、電気とセットで7%、電気とインターネットの両方をまとめると8%まで割引率が上がります。ニチガスは電気とのセットでガス料金から月300円(年3,600円)、レモンガスは電気「にこにこプラン」とのセットで月330円(年3,960円)が引かれます。CDエナジーダイレクトのように、電気とガスの両方から0.5%ずつ割り引くタイプもあります。

セット割を検討するときは、ガス代だけでなく電気代を含めた光熱費の総額で比べるのが鉄則です。ガスが少し安くなっても電気が割高な会社に乗り換えてしまうと、合計では損をすることもあります。あわせて、意外に見落とされがちな家電のランニングコストも見直すと効果的で、たとえばウォーターサーバーの電気代の目安と節約のコツを知っておくと、光熱費全体の把握がしやすくなります。

キャッシュバックやポイント還元などの特典を確認する

各社は新規契約者向けに、キャッシュバックやポイント還元を用意しています。金額は数千円規模になることもあり、切り替え初年度の節約額を大きく押し上げてくれます。

代表的なのは、エルピオ都市ガスの数千円規模のキャッシュバック、日東エネルギーのWEB申込割(毎月500円×最大10か月=最大5,000円割引)、CDエナジーダイレクトのカテエネポイント付与、東急でんき&ガスのTOKYU POINT還元(TOKYU CARD払いで料金の1%)などです。

ただし特典には注意点もあります。キャンペーンは適用条件・対象エリア・受け取り時期が細かく決められており、たとえば供給開始から11か月後の請求で還元される形式もあります。すぐに現金が戻ってくるわけではないケースも多いので、条件は必ず公式サイトで確認しましょう。また、特典は一度きりですが料金差は毎月続くため、長く住む予定なら特典よりも単価の安さを優先するのが基本です。

東京のガス会社おすすめランキング12選|安い都市ガスを徹底比較

ここからは、東京ガスエリアで申し込める都市ガス会社12社を、料金の安さ・セット割の充実度・特典・サポートの総合力でランキングにしました。まずは一覧で違いを確認してみてください。サービス名をタップすると、各社の詳しい解説に移動できます。

サービス名 東京ガス一般料金との比較 主なプラン セット割・特典 解約金 こんな人向け
エルピオ都市ガス
エルピオ都市ガス
基準単位料金が最大約5%安い スタンダードプラン/床暖プラン 時期によりキャッシュバック なし とにかく安さを最優先したい方
CDエナジーダイレクト
CDエナジーダイレクト
ベーシックガスで年間約2,100円お得 ベーシックガス/ゆかぽかガス/はつでんガス 電気セット割0.5%+カテエネポイント なし 電気とまとめて光熱費を下げたい方
レモンガス
レモンガス
基準単位料金が約5%安い わくわくプラン 電気セットで月330円引き・ネット・水も なし 一人暮らしや少量使用の方
ニチガス(日本瓦斯・都市ガス)
ニチガス
従量料金が全区分で5%安い プレミアム5+プラン でガ割で電気料金が月300円引き なし 使用量が多く単価差を効かせたい方
東急でんき&ガス
東急でんき&ガス
一般プランはA表の基本料金が704円と割安 一般プラン/床暖房プラン/エコ給湯器プラン TOKYU POINT1%・床暖房プランは月55円引き なし 東急線沿線に住んでいる方
ENEOS都市ガス
ENEOS都市ガス
床暖プランは割引適用で最大6.1%お得 標準プラン(TK)/床暖プラン(TK) ENEOSでんきとのセット・駆けつけ無料 なし 床暖房があり安心感も欲しい方
ガスワン
ガスワン(Gas One)
一律4%割引でわかりやすい 都市ガスハッピープラン ダブル年3,960円/トリプル年4,620円お得 なし 電気や水もまとめたい方
ミツウロコガス
ミツウロコガス
まる得プランで約3%安い まる得プラン ミツウロコでんきとのセット なし 老舗の安定感を重視する方
日東エネルギー 都市ガス
日東エネルギー
基本料金・単位料金とも約3%安い エネ得プランTG WEB申込割で最大5,000円割引 なし 初年度のお得さを重視する方
エフビットガス
エフビットガス
単独5%・電気セットで7%割引 標準/電気セット/ISPセット/トータルセット 電気+ネットのトータルで最大8%割引 なし 電気とネットをまとめられる方
東京電力エナジーパートナー
東京電力エナジーパートナー
東京ガス一般料金より約3%安い とくとくガスプラン/とくとくガス床暖プラン ガスセット割で電気料金が年間約1,200円お得 なし 大手の安心感とまとめ管理が欲しい方
東京ガス
東京ガス
比較の基準(原料費調整に上限あり) 一般料金/ずっともガス ガス・電気セット割で電気料金0.5%引き なし 供給実績とサポート網を優先する方

1位 エルピオ都市ガス|基準単位料金が東京ガスより約5%安い最安クラス

エルピオ都市ガス

運営会社 株式会社エルピオ(千葉県市川市)
主なプラン スタンダードプラン/床暖プラン(ガス暖房契約者向け)
東京ガスとの料金差 スタンダードプランの基準単位料金が東京ガス一般料金より最大約5.1%安い
料金の目安 使用量20.1〜80m³の区分で基本料金1,015円・従量単価124.00円/m³。4人家族(40m³)の月額目安は約5,975円
セット割 なし(ガス単体の安さで勝負するスタイル)
キャンペーン 時期・エリアにより数千円規模のキャッシュバックを実施
支払い方法 クレジットカード払いまたは口座振替(口座振替は東京ガス・京葉ガス・大阪ガスエリアのみ。引き落としは毎月6日)
供給エリア 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬(東京ガス/京葉ガスエリア)
解約金 なし
メリット

  • 基準単位料金が東京ガス一般料金より最大約5.1%安く、東京ガスエリアでも最安クラス
  • セット割の条件を気にせず、ガス単体の契約だけで割引が受けられる
  • 使用量が多い家庭ほど効果が大きく、4人家族なら年間7,000円前後の節約も狙える
  • 契約期間の縛りがなく、解約金もかからない
デメリット

  • 引き落としができずコンビニ払込票が発行されると、350円(税抜)の発行手数料がかかる
  • 原料費調整額に上限がなく、LNG価格が高騰した局面では割安感が薄れることがある
  • 電気とのセット割がないため、光熱費をまとめて一本化したい方には物足りない

エルピオ都市ガスは、千葉県市川市に本社を置く株式会社エルピオが提供する都市ガスサービスです。テレビCMやポイント制度といった販促コストをかけず、その分を料金の引き下げに回す方針をとっており、結果として東京ガスエリアでもトップクラスに安い単価を実現しています。プランはシンプルで、一般家庭向けのスタンダードプランと、ガス床暖房を使う家庭向けの床暖プランの2本立てです。

支払いはクレジットカードのほか、東京ガス・京葉ガス・大阪ガスの各エリアなら口座振替も選べます。注意したいのが原料費調整額の扱いです。東京ガスの一般料金には調整額に上限が設けられていますが、エルピオ都市ガスには上限がありません。平常時は安いものの、LNG価格が大きく高騰した局面では逆転する可能性がある点は理解しておきましょう。逆に言えば、価格が落ち着いている時期の節約効果は大きく、使用量の多いファミリー世帯ほど恩恵を受けやすいサービスです。

2位 CDエナジーダイレクト|ベーシックガスと電気のセットで年間の光熱費を圧縮

CDエナジーダイレクト

運営会社 株式会社CDエナジーダイレクト(中部電力ミライズと大阪ガスの共同出資)
主なプラン ベーシックガス(一般家庭)/ゆかぽかガス(ガス床暖房)/はつでんガス(エネファーム)
東京ガスとの料金差 ベーシックガスへの切り替えで年間約2,100円お得(東京ガス一般料金との比較)
料金の目安 一人暮らし(15m³)で月約2,847円、4人家族(40m³)で月約6,079円
セット割 電気セット割で電気・ガス料金それぞれ0.5%割引
ポイント カテエネポイントが貯まり、料金の支払いにも充当可能
供給エリア 東京ガス(東京地区等)エリア
解約金 なし
メリット

  • 中部電力ミライズと大阪ガスという大手2社の共同出資で、運営基盤に安心感がある
  • 電気とガスの両方から0.5%割引が受けられ、光熱費の総額で効いてくる
  • 床暖房向けのゆかぽかガス、エネファーム向けのはつでんガスなど住まいに合わせて選べる
  • カテエネポイントが貯まり、電気・ガス料金に充当できる
デメリット

  • ガス単体の割引率は最安クラスの会社に一歩およばない
  • 電気セット割は、ゆかぽかガス・はつでんガスでは対象外になる
  • 供給エリアが東京ガスエリア中心で、対象外の地域がある

CDエナジーダイレクトは、中部電力ミライズと大阪ガスが共同で設立した会社で、関東エリアで電気とガスをセットで提供しています。電気とガスの両方から0.5%ずつ割り引かれる電気セット割が最大の魅力で、ガス単体の値引きだけを追いかけるより、光熱費のトータルで見たときの節約効果が出やすい設計です。

一般家庭向けのベーシックガスは、東京ガスの一般料金からの切り替えで年間約2,100円お得になる計算です。加えて、ガス床暖房のある家庭向けのゆかぽかガス、エネファーム設置家庭向けのはつでんガスといった住宅設備に合わせたプランがそろっているのも特徴です。ただしこの2つは電気セット割の対象外になるため、どちらが得かはシミュレーションで確かめてから決めましょう。

3位 レモンガス|わくわくプランに水やネットの割引を重ねられる

レモンガス

運営会社 レモンガス株式会社(神奈川県厚木市)
主なプラン わくわくプラン
東京ガスとの料金差 基準単位料金が東京ガスより5%安い。基本料金はA表が同額、B表以降は割安
料金の目安 A表(0〜20m³)は基本料金759.00円・基準単位料金138.04円/m³、B表(20〜80m³)は1,041.13円・123.94円/m³(税込)。一人暮らし(15m³)で月約2,830円、4人家族(40m³)で月約5,999円
セット割 電気「にこにこプラン」で月330円(年3,960円)、アクアクララで月最大330円(年最大3,960円)、レモンガス光で月880円(年10,560円)割引
その他の割引 プレミアム割引…1年間で600m³以上使う家庭は13か月目のガス料金から1m³あたり3円(上限3,000円)割引
供給エリア 東京都・神奈川県・埼玉県の一部(東京ガス東京地区等エリア)。切り替えは東京ガスと契約中の方が対象
解約金 なし(セット契約中の他サービスは別途条件あり)
メリット

  • 使用量が少なくても割引が効きやすく、一人暮らしの月額では最安クラス
  • 電気とのセットで月330円(年3,960円)の定額割引が受けられる
  • レモンガス光とのセットなら月880円(年10,560円)と割引額がさらに大きい
  • 1年間で600m³以上使う家庭は、13か月目に1m³あたり3円のプレミアム割引も受けられる
  • ガス料金プランの解約金・違約金がかからない
デメリット

  • 供給エリアが東京・神奈川・埼玉の一部に限られる
  • 使用量が多い家庭では、従量単価がより安い会社に節約額で見劣りすることがある
  • セット割の対象サービスが自社系列に限られる

レモンガスは神奈川県厚木市に本社を構えるエネルギー会社で、都市ガスはわくわくプランという1本のプランでわかりやすく提供しています。基準単位料金が東京ガスより5%安く設定されているうえ、基本料金もB表以降は割安なので、一人暮らしから4人家族まで幅広くカバーできるのが強みです。

とくに評価したいのが、少ない使用量でも割引効果が出やすい料金設計です。1か月15m³ほどの一人暮らしなら、東京ガスの一般料金と比べて年間4,000円前後お得になるという試算もあります。電気の「にこにこプラン」を組み合わせれば毎月330円が定額で引かれ、レモンガス光なら月880円(年10,560円)とさらに大きな割引になります。ウォーターサーバーのアクアクララもまとめられるので、暮らしのインフラを一社に集約したい方と相性の良いサービスです。なお現在ほかの会社と契約している場合、切り替えの受付は東京ガスと契約中の方が対象になっている点だけ注意しましょう。

4位 ニチガス|プレミアム5+プランで従量料金が一律5%お得

ニチガス(日本瓦斯・都市ガス)

運営会社 日本瓦斯株式会社(ニチガス・東京都渋谷区)
主なプラン プレミアム5+プラン
東京ガスとの料金差 基本料金は東京ガスと同額、従量料金単価(原料費調整額を除く)がA表〜C表の全区分で5%安い
セット割 都市ガスとニチガスの電気をセットにする「でガ割」で、毎月の電気料金が300円(税込・年3,600円)割引
支払い方法 口座振替またはクレジットカード払い
供給エリア 東京ガス地域のほか、京葉ガス・武州ガス・大東ガスなど関東を中心に多数の地域に対応
解約金 なし
特徴 関東で長い実績を持つガス専業事業者。Web・アプリ中心の手続きで申し込みが完結する
メリット

  • 従量料金が全区分で一律5%安く、使用量が増えるほど割引額も大きくなる
  • 電気とのセット「でガ割」で電気料金が月300円引きになり、年間3,600円の上乗せ節約ができる
  • 関東で長年ガスを供給してきた専業事業者で、対応エリアが広い
デメリット

  • 基本料金は東京ガスと同額のため、使用量が少ない世帯では差が出にくい
  • 割引は原料費調整額を除いた部分に適用されるので、請求額の割引率は5%より小さくなる
  • 問い合わせはWeb中心で、対面サポートを重視する方には物足りない場合がある

ニチガスは、関東を地盤に長年ガスを供給してきた専業事業者です。都市ガスのプレミアム5+プランは、東京ガスの一般料金と基本料金は同額に据え置きつつ、従量料金の単価をA表からC表まで一律で5%引き下げるという、非常にわかりやすい料金設計になっています。

この構造からわかるとおり、ガスをよく使う家庭ほど有利なプランです。基本料金が同じなので使用量が少ない一人暮らしでは差が出にくい一方、月30m³以上使う世帯なら、割引額が着実に積み上がります。都市ガスとニチガスの電気をセットにする「でガ割」を使えば、毎月の電気料金が300円(税込)引きになる特典もあるので、電気の乗り換えも同時に検討している方は、あわせて試算してみるとよいでしょう。なお、公式サイトでは東京ガス地域をはじめとする地域別の料金表として毎月の単価が公開されているので、申し込み前に最新の数値を確認しておくと安心です。

5位 東急でんき&ガス|東急線沿線の暮らしでポイントが貯まる

東急でんき&ガス

運営会社 東急パワーサプライ株式会社(東急グループ)
主なプラン 一般プラン/床暖房プラン/エコ給湯器プラン
東京ガスとの料金差 一般プランはA表(0〜20m³)の基本料金704.00円・基準単位料金144.10円/m³。東京ガス一般料金のA表(759円)より基本料金が安い
床暖房プランの割引 床暖房EF割で毎月55円引き。加えて浴室暖房割3%(上限2,619円/月)、エコ給湯器割3%(同)、両方併用のセット割6%(上限5,237円/月)
ポイント TOKYU CARD払いで料金の1%のTOKYU POINTが貯まる
エコ給湯器プラン A表は基本料金681.23円・基準単位料金140.84円/m³。東京ガスの湯ったりエコぷらん契約中で現住所から切り替える方が対象
供給エリア 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬
解約金 解約手数料・解約違約金ともになし
メリット

  • TOKYU CARDでの支払いで料金の1%分のTOKYU POINTが貯まる
  • 一般プランはA表の基本料金が704.00円と、東京ガス(759円)より安い
  • 浴室暖房やエコ給湯器がある家庭は最大6%の追加割引が受けられる
  • 解約手数料も違約金もかからず、気軽に試せる
デメリット

  • ガス単体の割引率は最安クラスの会社に比べると控えめ
  • エコ給湯器プランは東京ガスの湯ったりエコぷらん契約者しか申し込めない
  • ポイント還元の恩恵はTOKYU CARDを持っている方に偏る

東急でんき&ガスは、東急グループの東急パワーサプライが手がけるサービスです。料金の安さを競うというより、沿線の暮らし全体でお得を積み上げる設計になっているのが特徴で、TOKYU CARDで支払えば料金の1%がTOKYU POINTとして還元されます。渋谷や二子玉川で買い物をする機会が多い方なら、実質的な還元率はさらに高まるでしょう。

プランは一般プランのほか、ガス床暖房のある家庭向けの床暖房プラン、エコジョーズ向けのエコ給湯器プランがそろっています。床暖房プランには誰でも毎月55円引きになる床暖房EF割があり、さらに浴室暖房割やエコ給湯器割でそれぞれガス料金の3%、両方を使えば6%(上限5,237円/月)が割り引かれます。ガス設備が充実した戸建てほど恩恵が大きいという点は覚えておきたいところです。解約手数料も違約金もかからないので、まず試してみたい方にも向いています。

6位 ENEOS都市ガス|床暖プランとガス機器の出張トラブル対応が無料

ENEOS都市ガス

運営会社 ENEOS Power株式会社(ENEOSグループ)
主なプラン 標準プラン(TK)/床暖プラン(TK)
東京ガスとの料金差 標準プラン(TK)でひとり暮らし年間約1,350円、2〜3人家族で約1,850円、4人家族で約2,340円、5人以上で約3,480円お得(東京ガス一般料金との比較・公式試算)
標準プランの料金 A表(0〜20m³)は基本料金735.45円・従量単価140.76円/m³、B表(21〜80m³)は1,022.35円・126.42円/m³(税込)
床暖プランの割引 床暖房追加割引はガス料金の最大6.1%。東京ガス「暖らんぷらん」でオプション割引がない場合と比べて6.1%お得(バス暖割・エコ割適用時は3.1%、セット割適用時は0.1%)
セット割・特典 ENEOSでんきとの組み合わせのほか、ENEOSカード割引やVポイントの付与がある
サポート ガス機器のトラブル時に出張対応が無料で受けられるサービスを付帯
供給エリア 東京ガスエリア・京葉ガスエリア(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬)
解約金 なし
メリット

  • ガス機器の不具合時に出張対応が無料で受けられ、いざというときに心強い
  • 床暖プランは床暖房追加割引でガス料金の最大6.1%が割り引かれる
  • ENEOSという知名度の高いブランドで、契約先としての安心感がある
  • ENEOSでんきと組み合わせれば、支払いも問い合わせも一本化できる
デメリット

  • 標準プランの割引率は最安クラスの会社ほど大きくない
  • 床暖プランはガス床暖房設備があることを検針票やリモコン画像で証明する必要がある
  • 東京ガスの暖らんぷらんでセット割(6%)を適用中の方は、乗り換えても差が0.1%しかない
  • キャッシュバックのような派手なキャンペーンは少なめ

ENEOS都市ガスは、ENEOSグループのENEOS Power株式会社が提供するサービスです。目を引くのはガス機器のトラブル時に出張対応が無料になるサポートで、給湯器やコンロの調子が悪くなったときに、追加費用を気にせず相談できる安心感があります。ガス代の安さだけでなく、暮らしのトラブルへの備えも重視したい方に向いています。

料金面では、ガス床暖房のある家庭向けの床暖プラン(TK)が要注目です。ガス料金の最大6.1%が引かれる床暖房追加割引が適用されるため、東京ガスの暖らんぷらんでオプション割引を使っていない家庭なら6.1%お得になります。公式試算では、ひとり暮らしで年間約4,430円、4人家族なら年間約6,200円の節約です。ただし、すでに暖らんぷらんでセット割(6%)を適用している家庭は差が0.1%しかないため、いま何の割引を受けているかを検針票で確かめてから判断しましょう。

7位 ガスワン(Gas One)|都市ガスハッピープランのダブル・トリプル割引がうれしい

ガスワン

運営会社 株式会社サイサン(埼玉県さいたま市)
主なプラン 都市ガスハッピープラン
東京ガスとの料金差 東京ガスの一般料金から一律4%割引
セット割 ダブルハッピー割引(ガス+電気またはガス+水)で年間3,960円お得、トリプルハッピー割引(ガス+電気+水)で年間4,620円お得
組み合わせ対象 エネワンでんき、ウォーターワン(宅配水)など自社グループサービス
申し込み費用 無料。今のガス会社への解約手続きもサイサンが代行
供給エリア 東京ガスエリア(ほかに東邦ガス・大阪ガスエリアでも提供)
メリット

  • 東京ガス一般料金から一律4%割引と、計算がわかりやすい
  • 電気や宅配水と組み合わせるダブル・トリプル割引で、さらに年間数千円お得になる
  • 申し込み費用は無料で、今のガス会社への解約連絡も代行してもらえる
デメリット

  • ガス単体の割引率は4%で、最安クラスの5%台にはわずかに届かない
  • セット割の対象は自社グループのサービスに限られる
  • 宅配水を使わない家庭ではトリプル割引まで届かない

ガスワンは、埼玉県さいたま市に本社を置く株式会社サイサンが展開するエネルギーブランドです。都市ガスハッピープランは東京ガスの一般料金から一律4%を割り引くという設計で、使用量の区分ごとに割引率が変わらないぶん、いくら安くなるのかが直感的にわかります。

真価を発揮するのはセット契約です。ガスに電気(エネワンでんき)または宅配水(ウォーターワン)を組み合わせるダブルハッピー割引で年間3,960円、3つすべてをまとめるトリプルハッピー割引なら年間4,620円お得になります。すでに宅配水を使っている家庭や、電気の乗り換えも検討している家庭なら、料金差以上のメリットが得られる構成です。

8位 ミツウロコガス|まる得プランでガス料金が約3%お得になる老舗

ミツウロコガス

運営会社 ミツウロコグリーンエネルギー株式会社(ミツウロコグループ)
主なプラン まる得プラン
東京ガスとの料金差 公式サイトの案内では東京ガスからの切り替えでガス料金が3%off。月50m³の使用で東京ガス7,579円に対し7,351円(月228円・年2,736円の節約)
セット割 ミツウロコでんきとの組み合わせが可能
供給エリア 東京ガスエリア(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬)、京葉ガス・東邦ガス・大阪ガス・西部ガスエリア
解約金 なし
特徴 創業100年を超えるミツウロコグループのエネルギー事業会社
メリット

  • 老舗エネルギー企業のグループ会社で、事業の安定感がある
  • 東京ガスエリアだけでなく関西・中部・九州エリアでも同じブランドを使える
  • 電気とのセット契約で支払いをまとめられる
デメリット

  • 割引率は約3%と、上位の5%台には届かない
  • キャッシュバックなど新規契約時の特典は控えめ
  • 床暖房向けなど設備に特化したプランの選択肢が少ない

ミツウロコガスは、創業100年を超えるミツウロコグループのミツウロコグリーンエネルギーが提供する都市ガスサービスです。主力のまる得プランは東京ガスからの切り替えでガス料金が3%offになる水準に設定されており、派手さはないものの着実にガス代を下げてくれます。公式サイトの試算では、月50m³を使う家庭で東京ガスの7,579円に対し7,351円と、月228円・年間2,736円の差になります。

このサービスの持ち味は、料金の安さよりも全国的な事業基盤と安定感にあります。東京ガスエリアのほか、京葉ガス・東邦ガス・大阪ガス・西部ガスの各エリアでも同じブランドで供給しているため、転勤や引っ越しで関東を離れる可能性がある方でも契約を続けやすいのは大きな利点です。新電力の撤退が話題になった時期を経て、事業者の体力を重視する方には安心して選べる一社といえます。

9位 日東エネルギー|エネ得プランTGはWEB申込割で最大5,000円割引

日東エネルギー 都市ガス

運営会社 日東エネルギー株式会社(日東エネルギーグループ)
主なプラン エネ得プランTG
東京ガスとの料金差 基本料金・基準単位料金ともに東京ガス一般料金より約3%安い
キャンペーン WEB申込割で毎月のガス料金から500円(税込)を最大10か月割引=最大5,000円割引(初回申し込みが対象)
申し込み方法 Webからの申し込みで割引適用
供給エリア 東京ガスエリア・京葉ガスエリア(京葉ガスエリアなら約8%安い)
解約金 なし(公式サイトでいつ解約しても解約金は一切かからないと明記)
メリット

  • WEB申込割で毎月500円×最大10か月、合計最大5,000円が割り引かれる
  • いつ解約しても解約金が一切かからないと公式に明記されている
  • 基本料金と単位料金の両方が約3%安く、使用量の多少にかかわらず効果が出る
  • キャッシュバックのように後日申請する必要がなく、毎月の請求で自動的に割引される
デメリット

  • WEB申込割は初回申し込みのみが対象で、2回目以降は適用されない
  • 割引期間の10か月が終わると、値引き前の水準に戻る
  • 知名度が高くないぶん、口コミなどの情報を集めにくい

日東エネルギーのエネ得プランTGは、基本料金・基準単位料金の両方が東京ガスの一般料金より約3%安く設定されたプランです。単価の割引率だけを見れば中位ですが、注目したいのは初年度のトータルコストです。

Webから申し込むと、毎月のガス料金から500円(税込)が最大10か月にわたって割り引かれ、合計で最大5,000円お得になります。キャッシュバックのような後日申請や長い待ち時間がなく、毎月の請求で自動的に差し引かれるのはうれしいポイントです。ただしこの割引は初回申し込みが対象で、期間も10か月まで。11か月目以降は通常料金に戻るので、長く住む前提なら2年目以降の単価も合わせて試算しておきましょう。

10位 エフビットガス|単独5%・電気とネットのセットで最大8%割引

エフビットガス

運営会社 株式会社エフビットコミュニケーションズ
主なプラン 標準プラン/電気セット割プラン/ISPセット割プラン/トータルセット割プラン
東京ガスとの料金差 標準プランで5%割引、電気セット割プランで7%割引、ISPセット割プランで6%割引、トータルセット割プランで8%割引
料金の目安 一人暮らし(15m³)で月約2,792円
セット対象 エフビットでんき/高圧一括受電サービスECoSS/インターネットのFiber Bit
供給エリア 東京ガスの都市ガス供給エリア(東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・群馬など)
申し込み 会員登録後に専用ページから手続き
メリット

  • ガス単体でも5%割引で、上位の会社に迫る水準
  • 電気とインターネットをまとめれば最大8%割引と、割引率は今回の12社で最大級
  • 使用量が少ない一人暮らしでも月額を抑えやすい
デメリット

  • 最大の8%割引には自社の電気とインターネットの両方が必要で、条件のハードルが高い
  • 申し込みに会員登録が必要で、手続きがやや煩雑に感じられる
  • マンション向けの一括受電サービスなど、対象外になるケースがある

エフビットガスは、株式会社エフビットコミュニケーションズが提供する都市ガスサービスです。割引率がプランごとにはっきり分かれているのが特徴で、ガスだけなら5%、電気(エフビットでんきまたはECoSS)とセットで7%、インターネットのFiber Bitとセットで6%、電気とインターネットの両方をまとめれば8%まで割引率が上がります。

今回紹介する12社の中でも、条件を満たしたときの割引率は最大級です。一人暮らし(15m³)の月額目安も約2,792円と低く、少量使用でも十分に効果が出ます。ただし8%を実現するには自社の電気とインターネットの両方に乗り換える必要があるため、通信回線を変える予定がない方は、標準プランの5%割引を基準に他社と比べるのが現実的です。

11位 東京電力エナジーパートナー|とくとくガスプランで電気とまとめて管理できる

東京電力エナジーパートナー

運営会社 東京電力エナジーパートナー株式会社
主なプラン とくとくガスプラン/とくとくガス床暖プラン
東京ガスとの料金差 東京ガスの一般料金と比べて約3%安い水準(原料費調整額を含めると必ずしも約3%安くなるとは限らない)
料金の目安 A表(0〜20m³)は基本料金736.23円・従量料金140.94円/m³、B表(20〜80m³)は基本料金1,024.32円・従量料金126.54円/m³(税込)
セット割 対象の電気料金プランと同時契約する「ガスセット割」で、電気料金が毎月102円(税込・年間約1,200円)割引
付帯サービス 電気設備・水まわり・カギ・窓ガラスの応急処置が無料になるかけつけサービス、ガス機器の修理サービスが契約特典で付帯
ポイント くらしTEPCO webの毎月ログインで貯まるコミュニケーションポイントや長期利用ボーナスがある
供給エリア 東京ガスの供給エリアを中心とした関東エリア(中部・関西・九州エリアでも一部提供)
解約金 なし
メリット

  • すでに東京電力の電気を契約している方なら、支払いも問い合わせも一本化できる
  • ガスセット割で電気料金が毎月102円引きになり、年間約1,200円お得になる
  • 水まわりやカギのトラブルに対応するかけつけサービスが契約特典で無料付帯する
  • 大手電力会社という安心感があり、サポート体制も整っている
デメリット

  • ガス料金の割引率は約3%で、上位の5%台には届かない
  • 原料費調整額に上限がなく、原料価格が高騰した局面では東京ガスの一般料金より高くなる可能性がある
  • 紙の検針票は月110円、振込用紙でのお支払いは月220円の発行手数料がかかる(電気と一括払いなら無料)

東京電力エナジーパートナーのとくとくガスプランは、東京ガスの一般料金より約3%安い水準に設定されたプランです。すでに東京電力の電気を使っている家庭なら、申し込みも既存のマイページから進められ、請求も一本化できるので手間が少ないのが利点です。対象の電気料金プランと組み合わせるガスセット割で電気料金が毎月102円(年間約1,200円)安くなるほか、水まわりやカギのトラブルに対応するかけつけサービスも契約特典として付いてきます。

一方で、公式サイトでも明記されているとおり、とくとくガスプランには原料費調整額の上限がありません。東京ガスの一般料金には上限があるため、原料価格が高騰した局面では逆に割高になる可能性があります。実際に2023年1月には、使用量30m³のモデルで原料費調整の適用がない場合の1.5倍程度まで料金が上がった事例も公表されています。ガス床暖房のある家庭にはとくとくガス床暖プランも用意されているので、設備に合わせて選びましょう。

12位 東京ガス|供給実績とサポート網で安心を優先したい人向け

東京ガス

運営会社 東京ガス株式会社
主なプラン 一般料金/ずっともガス(ほか床暖房向けの暖らんぷらんなど)
プランの選び方 月20m³以下の使用量なら一般料金、21m³以上ならずっともガスが有利になりやすい(公式サイトでも、使用量が一定以下だとずっともガスの方が高くなる場合があると案内されている)
ポイント ずっともガスはガス料金1,000円あたり5パッチョポイント。利用にはmyTOKYOGASの登録が必要
原料費調整 一般料金は原料費調整額に上限があり、LNG価格が高騰しても値上がりが抑えられる
セット割 ガス・電気セット割で電気料金から0.5%割引
サポート ガス機器の修理・点検網が広く、駆けつけ対応の拠点が多い
その他 2026年10月1日付で約款・定義書の改訂(ガス料金の見直し等)が予定されている
メリット

  • 一般料金は原料費調整額に上限があり、燃料価格の高騰局面でも値上がりが抑えられる
  • ガス機器の修理・点検の拠点が多く、トラブル時の対応が早い
  • 電気とのセット割やweb会員サービスなど、長く使うほど使い勝手がよい
デメリット

  • 料金は比較の基準となる水準で、単純な安さでは新規参入組に譲る
  • セット割の割引率は0.5%と小さめ
  • 2026年10月の約款改訂など、料金体系の変更を都度確認する必要がある

東京ガスは、東京の都市ガスをずっと支えてきた最大手です。今回は料金の安さを軸にしたランキングのため12位としていますが、安さ以外の価値で選ぶなら十分に合理的な選択肢といえます。とくに一般料金は原料費調整額に上限が設けられているため、LNG価格が急騰した局面では、上限のない新規参入組より結果的に安くなることもあります。

プラン選びのコツは使用量です。月20m³以下の一人暮らしなら一般料金、月21m³以上の世帯ならずっともガスの方が安くなりやすいので、まずは自分の使用量を確認しましょう。ずっともガスはガス料金1,000円あたり5パッチョポイントが貯まる一方、使用量が少ないと一般料金より高くなる場合があると公式にも明記されています。ガス機器の修理・点検網の広さも大手ならではで、給湯器やコンロの不具合にすぐ対応してほしい方には心強い存在です。なお、2026年10月1日付で約款・定義書の改訂が予定されているため、最新の料金は公式サイトで確認してください。

【世帯人数別】東京で選びたい安いガス会社

同じ会社でも、使用量が違えば節約できる金額は変わります。ここでは世帯人数と住まいの設備ごとに、相性のよい会社を1社ずつ挙げて解説します。

一人暮らしは使用量が少ないぶん基本料金の安さで選ぶ

一人暮らしのガス使用量は、シャワー中心の生活なら月10〜15m³前後が目安です。この使用量帯では従量料金の総額が小さいため、単価が何%安いかよりも、基本料金がいくらかの方が効いてきます。5%の割引といっても、月2,800円の請求に対しては150円弱。年間にしても2,000円弱の差にしかなりません。

そこでおすすめしたいのが、少量使用でも割引が出やすい料金設計のレモンガスです。基本料金と単位料金の両面でバランスがよく、一人暮らしの月額では最安クラスに入ります。

レモンガス

一人暮らしの月額目安 15m³で月約2,830円(東京ガス一般料金は約2,938円)
年間の節約目安 約4,000円(東京ガス一般料金との比較・使用量により変動)
プラン わくわくプラン(1プランのみでわかりやすい)
料金の特徴 基準単位料金が東京ガスより5%安い。基本料金はA表が同額、B表以降は割安
一人暮らし向けの相性 使用量が少なくても差が出やすく、引っ越しの多い若年層でも解約金がかからない
供給エリア 東京都・神奈川県・埼玉県の一部
メリット

  • 少量使用でも割引が効きやすく、単身世帯の月額が抑えられる
  • プランが1つなので、選び間違いの心配がない
  • 解約金がかからず、転勤や引っ越しが多い方でも気軽に契約できる
デメリット

  • そもそもの請求額が小さいため、節約できる絶対額は年間数千円にとどまる
  • 供給エリアが限られ、東京23区外や郊外では対象外の場合がある
  • 電気とのセット割を活かすには自社の電気プランへの乗り換えが必要

一人暮らしで意識したいのは、ガス会社の切り替えだけで大きく変わるわけではないという現実です。年間の節約額は数千円規模なので、シャワーの時間を短くする、追い焚きを減らすといった使い方の見直しと合わせて考えると効果が実感しやすくなります。

とはいえ、一度切り替えれば手間なく毎年続く節約でもあります。同じように固定費として毎月出ていく水まわりのコストも見直したい方は、一人暮らし向けウォーターサーバーの選び方もあわせてチェックしてみてください。

二人暮らしはセット割の割引額まで含めて比べる

二人暮らしのガス使用量は、月20〜25m³前後が目安です。ここまで来ると単価の差も効いてきますが、それ以上に大きいのが電気とのセット割。二人分の電気代は月1万円前後になることも多く、ガスと電気の両方から割引を受けられる会社を選ぶと、節約額が一段上がります。

この使用量帯で選びたいのが、電気とガスの両方から0.5%ずつ割り引くCDエナジーダイレクトです。ガス単体の割引率は最安クラスに一歩譲りますが、光熱費の合計で見ると強さが際立ちます。

CDエナジーダイレクト

二人暮らしの月額目安 25m³で月約4,183円(ベーシックガス)
年間の節約目安 ベーシックガスへの切り替えで年間約2,100円(東京ガス一般料金との比較)
セット割 電気セット割で電気料金・ガス料金それぞれ0.5%割引
ポイント カテエネポイントが貯まり、電気・ガス料金の支払いに充当できる
二人暮らし向けの相性 電気の使用量も増える時期なので、電気側の0.5%割引も効いてくる
運営 中部電力ミライズと大阪ガスの共同出資会社
メリット

  • ガスだけでなく電気からも0.5%割り引かれ、光熱費の総額で節約できる
  • 電気とガスの請求・問い合わせ窓口を一本化できて管理がラク
  • カテエネポイントを料金の支払いに使えるので、実質的な負担がさらに下がる
デメリット

  • ガス単体の割引率だけを見ると、上位の会社に届かない
  • セット割を活かすには電気も同社に乗り換える必要がある
  • 床暖房向けのゆかぽかガスは電気セット割の対象外になる

二人暮らしは、生活時間帯や在宅時間が変わりやすい時期でもあります。在宅ワークが増えれば電気もガスも一気に増えるため、片方だけを安くするより、両方まとめて下げられる会社を選んでおくと、生活が変わっても効果が続きます。

なお、電気とガスをまとめると請求書が1枚になり、家計簿の管理もぐっとラクになります。光熱費の見直しと同じタイミングで、ふるさと納税でどのサイトを使うかまで整理しておくと、年間の家計改善はさらに大きくなります。

4人以上のファミリーは従量料金の単価差が効いてくる

4人家族のガス使用量は月35〜45m³前後になることが多く、お風呂の追い焚きや料理の回数が増えるぶん、一人暮らしの3倍近くを使います。ここまで使用量が増えると、従量料金の単価が1円違うだけで年間数百円の差が生まれ、割引率の差がそのまま節約額に直結します。

この使用量帯で最も効率がよいのが、基準単位料金が最大約5.1%安いエルピオ都市ガスです。セット割に頼らず、ガス単体の単価だけで結果を出せるのが強みです。

エルピオ都市ガス

4人家族の月額目安 40m³で月約5,975円(東京ガス一般料金との差は月500円前後)
年間の節約目安 約7,000円(東京ガス一般料金との比較・使用量により変動)
料金の内訳 使用量20.1〜80m³の区分で基本料金1,015円・従量単価124.00円/m³
ファミリー向けの相性 使用量が多いほど単価差の効果が大きく、冬場の増加分でも差が広がる
支払い方法 クレジットカード払い・口座振替(東京ガスエリアは口座振替も選べる)
注意点 原料費調整額に上限がないため、高騰局面では割安感が薄れる
メリット

  • 使用量が多い家庭ほど割引額が積み上がり、年間7,000円前後の節約も狙える
  • 冬場にガス使用量が増える時期ほど、単価差の効果が大きくなる
  • セット割の条件を満たさなくても、ガス契約だけで安さを得られる
デメリット

  • 引き落としができなかった月はコンビニ払込票が発行され、350円(税抜)の手数料がかかる
  • 原料費調整額に上限がなく、燃料高騰時は差が縮まる可能性がある
  • 電気とのセット割がないため、光熱費の一本化はできない

ファミリー世帯で見落としがちなのが、季節による使用量の変動です。夏場は月30m³でも、冬場は50m³を超える家庭も珍しくありません。単価が安い会社を選んでおけば、使用量が跳ね上がる冬ほど節約額も大きくなります。

一方で、原料費調整額に上限がない点は、家族の光熱費を守る観点では気になるところです。LNG価格が大きく動いた年は、東京ガスの一般料金より高くなる月が出る可能性もあるため、切り替え後も年に一度は請求額を見比べる習慣をつけておくと安心です。

床暖房を使う家庭は専用プランのある会社を選ぶ

ガス温水式の床暖房がある家庭は、冬場のガス使用量が一気に増えます。この場合、一般家庭向けのプランで契約すると割高になりやすく、床暖房やガス暖房の利用を前提とした専用プランを選ぶかどうかで年間のガス代が大きく変わります。

床暖房のある家庭に推したいのが、ENEOS都市ガスの床暖プラン(TK)です。東京ガスの暖らんぷらんと同じ単価設定でありながら、床暖房追加割引が上乗せされる構成になっています。

ENEOS都市ガス

床暖房向けプラン 床暖プラン(TK)/ガス床暖房・給湯・暖房の契約がある家庭が対象
割引の仕組み 冬期(12〜4月)とその他期(5〜11月)で単価が分かれた料金表に、床暖房追加割引(ガス料金の最大6.1%)を適用
年間の節約目安 ひとり暮らしで年間約4,430円、2〜3人家族で約5,340円、4人家族で約6,200円、5人以上で約7,910円(東京ガス「暖らんぷらん」オプション割引なしとの比較・公式試算)
サポート ガス機器のトラブル時に出張対応が無料
床暖房家庭との相性 冬場に使用量が増えるほど割引額が大きくなる
供給エリア 東京ガスエリア・京葉ガスエリア
メリット

  • 床暖房追加割引でガス料金の最大6.1%が割り引かれ、冬のガス代を抑えられる
  • ガス機器の出張トラブル対応が無料で、暖房設備が多い住まいでも安心
  • ENEOSでんきと組み合わせれば光熱費の窓口を一本化できる
デメリット

  • ガス床暖房などの設備がある家庭が対象で、誰でも申し込めるわけではない
  • すでに東京ガスの暖らんぷらんでセット割(6%)を使っている家庭では、差がほとんど出ない
  • 標準プランの割引率は最安クラスの会社に届かない

床暖房プランを検討するときは、暖房を使う冬場だけでなく、使わない夏場の料金も含めた年間トータルで比べるのが大切です。ENEOS都市ガスの床暖プラン(TK)は冬期(12〜4月)とその他期(5〜11月)で単価が分かれており、公式試算でも4人家族で年間約6,200円の節約という結果が出ています。

なお、東急でんき&ガスの床暖房プランやCDエナジーダイレクトのゆかぽかガス、東京電力エナジーパートナーのとくとくガス床暖プランなど、床暖房向けプランは他社にも用意されています。設備の種類(床暖房のみか、浴室暖房やエコ給湯器も併用しているか)によって最適解は変わるので、公式サイトのシミュレーションで複数社を比べてみてください。

東京でガス会社を切り替えるメリット

ここで改めて、ガス会社を切り替えることで得られるメリットを整理しておきましょう。手間と効果のバランスを知っておくと、行動に移しやすくなります。

工事も費用もなしで毎月のガス代を下げられる

最大のメリットは、初期費用ゼロ・工事ゼロで毎月の支出が下がることです。ガス管も、ガスメーターも、給湯器やコンロもそのまま。Webで15分ほど申し込めば、次回の検針日以降に自動で新しい会社の料金に切り替わります。

節約できる金額の目安は、東京ガスの一般料金と比べて一人暮らしで年間2,000〜4,000円、4人家族なら年間6,000〜11,000円ほどです。金額だけ見ると劇的ではないかもしれませんが、一度切り替えれば手間なく毎年続く効果である点が大きな価値といえます。10年住めば数万円の差になります。

しかも解約金がかからない会社が大半なので、合わなければ元に戻したり、別の会社に移ったりできるのも気楽なところ。失うものが少ない見直しといえるでしょう。

電気とまとめて支払いや問い合わせを1本にできる

電気とガスを同じ会社にまとめると、請求書が1枚になり、口座振替やクレジットカードの引き落としも一度で済みます。家計簿をつけている方なら、光熱費の管理が目に見えてラクになるはずです。

問い合わせ窓口が一本化されるのも見逃せません。引っ越しのときも、電気とガスを別々に連絡する必要がなく、手続きが一度で完了します。共働きで平日に時間が取りにくい家庭ほど、この時短効果は大きく感じられるでしょう。

さらに、セット割による割引も上乗せされます。ニチガスなら月300円、レモンガスなら月330円、東急でんき&ガスなら2年間毎月110円といった具合に、まとめるだけで自動的に割引が発生するのは、手間なく得ができる仕組みです。

キャッシュバックやポイントで初年度はさらにお得

新規契約者向けの特典を活用すれば、切り替え初年度の節約額はさらに大きくなります。日東エネルギーのWEB申込割なら最大5,000円、エルピオ都市ガスのキャッシュバックも数千円規模になることがあります。

加えて、2026年は国による負担軽減策も実施されています。資源エネルギー庁の電気・ガス料金支援では、2026年7月・9月使用分は都市ガス1m³あたり14.0円、8月使用分は18.0円が値引きされ、標準的な家庭で3か月合計5,000円程度の負担軽減が見込まれています。この値引きは契約先を問わず適用されるため、切り替えによる節約と重ねて受けられます。

ただし、特典は一度きり、料金差は毎月続くという違いは意識しておきましょう。1年目だけを見て決めると、2年目以降に「思ったより安くない」と感じることがあります。判断するときは、特典を含めた1年目の総額と、特典を除いた2年目以降の年額を、それぞれ並べて比べるのがおすすめです。

申し込む前に知っておきたいデメリットと落とし穴

良いことばかりではありません。切り替えてから後悔しないために、事前に知っておきたい注意点も正直にお伝えします。

会社によっては解約金や最低利用期間がある

今回紹介した12社は、いずれもガス料金プラン単体では解約金がかからない設計です。ただし、すべての都市ガス会社が同じとは限りません。契約期間の縛りや、期間内に解約すると手数料がかかる会社も存在します。

とくに注意したいのが、セット契約のインターネットやウォーターサーバー側の解約金です。ガスは無料で解約できても、セットにした光回線に2年縛りの違約金が設定されていた、というケースは珍しくありません。セット割で契約するときは、ガス以外のサービスの契約期間と違約金も必ず確認しましょう。

もうひとつの落とし穴が、キャンペーンの適用条件です。キャッシュバックには「12か月以上の継続利用が条件」といった規定が付くことがあり、途中で解約すると特典が受け取れなくなります。特典目当てで申し込むなら、条件面まで読み込んでおきましょう。

供給エリア外や物件の事情で申し込めない場合がある

東京都内であっても、すべての住所ですべての会社に申し込めるわけではありません。レモンガスのように東京・神奈川・埼玉の一部に限定される会社もあれば、エフビットガスのように一部地域を対象外としている会社もあります。

そもそも自宅がプロパンガスの場合は、都市ガスの会社には申し込めません。また都市ガスであっても、次のようなケースでは切り替えができないことがあります。

  • 建物のオーナーがガスを一括で契約している賃貸物件
  • ガス料金が家賃や管理費に含まれている物件
  • ガス機器や配管の所有形態が特殊なケース
  • 集合住宅で管理組合が一括して契約している場合

いずれも、公式サイトの申し込みフォームに郵便番号や住所を入力すれば、その場で対象かどうかを判定できます。申し込む前に確認しておけば、無駄な手間を省けます。

大手より問い合わせ窓口や駆けつけ対応が手薄なことも

ガス漏れなどの緊急時対応は、契約先にかかわらず導管事業者が担うため心配ありません。一方で、料金や契約に関する問い合わせ、ガス機器の修理相談は各社の窓口になります。ここは会社によって体制に差があります。

新規参入の会社は、Webフォームやチャット中心で電話がつながりにくかったり、受付時間が平日日中に限られたりすることがあります。ガス機器の修理を自社で受けていない会社もあり、その場合はメーカーや専門業者に自分で連絡することになります。

給湯器やコンロの調子が悪くなったときにすぐ相談したい方、高齢の家族が一人で住んでいる家庭などは、サポート体制の手厚さを優先して選ぶ価値があります。ENEOS都市ガスの出張トラブル対応無料サービスや、東京ガスの全国的な修理網は、こうしたニーズに応える仕組みです。

燃料費の調整で値上がりすると割安感が薄れることがある

都市ガスの料金には、LNG(液化天然ガス)などの原料価格の変動を毎月反映する原料費調整額が含まれます。ここが料金比較でいちばん見落とされやすいポイントです。

東京ガスの一般料金には、この調整額に上限が設けられています。つまり原料価格がどれだけ高騰しても、一定以上は値上がりしません。一方で、エルピオ都市ガスをはじめとする多くの新規参入組には上限がなく、高騰局面では料金がそのまま上がっていきます。実際に燃料価格が高騰した局面では、新規参入組の方が割高になる月が発生しています。

また、割引が「原料費調整額を除いた部分」に適用される会社もあります。ニチガスのプレミアム5+プランがその例で、表示されている5%割引がそのまま請求額の5%減になるわけではありません。この構造を知っておくと、実際の請求書を見たときに驚かずに済みます。

契約中の会社が値上げを発表したときは、原料費調整額に上限があるかどうかを確認したうえで、他社との比較をやり直すのが賢い対応です。平常時の安さだけでなく、高騰したときにどこまで上がりうるかまで見ておくと、選び直しの精度が上がります。

乗り換えて終わりにしない|切り替え1年後に見直したいガス代のチェックポイント

ガス会社の切り替えは、一度やったら終わりではありません。実は切り替えてから1年後こそが、本当の見直しどきです。ここは他の比較記事ではあまり触れられませんが、長い目で見た節約額に大きく効いてくる部分なので、しっかり解説します。

割引キャンペーンが終わったあとの実質単価を確かめる

多くの会社の特典には期限があります。日東エネルギーのWEB申込割は最大10か月だけ月500円割引、キャッシュバック型の特典も供給開始から一定期間が過ぎた時点で1回だけ還元されるものが中心です。つまり1年前後で、実際に支払う金額が上がるタイミングが訪れます。

やるべきことはシンプルで、割引が終わった月の検針票と、割引があった月の検針票を並べて比べることです。同じくらいの使用量なのに請求額が増えていれば、それが割引終了の影響です。その差額が年間でいくらになるかを計算し、いま他社に移った場合の年額と比べてみましょう。

このとき役立つのが、割引後の実質単価を出す考え方です。請求額(原料費調整額を含む)÷使用量(m³)で1m³あたりの実質単価を出せば、会社をまたいでも公平に比べられます。プラン名や割引率の表現に惑わされず、実際に払っている金額で判断できるようになります。

もうひとつ見ておきたいのが、比較の基準そのものが動くケースです。東京ガスは2026年10月1日付で約款・定義書の改訂(ガス料金の見直し・払込書発行手数料の見直し等)を予定しています。多くの新規参入組は東京ガスの料金を基準に単価を決めているため、基準が動けば各社の料金も連動して変わる可能性があります。改定の前後は、あらためて各社の最新の料金表を見比べておきましょう。

検針票の使用量から自分の家が得するタイプを知る

1年分の検針票がそろうと、はじめて自分の家の使用パターンが見えてきます。夏と冬でどれくらい差があるのか、年間の合計は何m³なのか。この情報こそが、次の会社選びの最強の材料です。

見るべきポイントは3つです。

  • 年間合計の使用量:多いほど従量単価の安い会社が有利になる
  • 月ごとの変動幅:冬に大きく増えるなら床暖房プランや暖房向けプランを検討する価値がある
  • いちばん少ない月の使用量:夏場が10m³以下なら、基本料金の安さも効いてくる

たとえば、夏は月12m³・冬は月45m³という家庭なら、年間で見れば従量単価の安い会社が有利です。逆に通年で15m³前後なら、単価より基本料金を見た方が得をします。1年分のデータがそろってはじめて、この判断が正確にできるようになります。

同じ会社に居続けることが悪いわけではありませんが、データを持ったうえで居続けるのと、なんとなく居続けるのはまったく違います。年に一度、検針票をまとめて眺める時間を作ってみてください。

引っ越しや家族構成の変化で最適な会社は変わる

暮らしが変われば、最適なガス会社も変わります。子どもが生まれてお風呂の回数が増えた、独立して家族が減った、在宅ワークになって日中も家にいるようになった。こうした変化は、そのままガスの使用量に表れます。

とくに大きいのが引っ越しです。転居先の住所が今の会社の供給エリア外だった、というのはよくある話。また、都市ガスからプロパンガスの物件に移ると、料金の相場そのものが変わります。プロパンガスは同じ熱量に換算しても都市ガスの1.5〜2倍程度になることがあり、光熱費の前提が大きく変わってしまいます。

引っ越しや家族構成の変化があった年は、ガス会社の見直しも一緒にやってしまうのが効率的です。どのみち住所変更や名義変更の手続きが必要になるので、そのタイミングで他社と比べれば追加の手間はほとんどかかりません。生活の節目は、固定費を見直す絶好のチャンスでもあります。

東京でガス会社を切り替える手順

実際の切り替えは、想像よりずっと簡単です。必要なものと流れを順番に確認しておきましょう。

今の契約内容と使用量を検針票で確認する

最初にやることは、検針票(ガスご使用量のお知らせ)を手元に用意することです。紙で届いていない場合も、東京ガスのmyTOKYOGASなど契約先のWeb会員ページから確認できます。

チェックするのは次の項目です。

  • お客さま番号(供給地点特定番号):申し込み時に必須になることが多い
  • 現在の料金プラン名:一般料金かずっともガスかで比較対象が変わる
  • 直近12か月の使用量(m³):シミュレーションの精度が上がる
  • 毎月の請求額:切り替え後の比較基準になる

とくに大切なのが、1か月分ではなく1年分の使用量を押さえることです。夏の1か月だけを見て決めてしまうと、冬の使用量が多い家庭では見込み違いが起こります。年間の合計と、いちばん多い月・少ない月の数字をメモしておきましょう。

なお、勧誘を受けてその場で契約を決めるのはおすすめできません。国民生活センターにも、電力・ガスの契約切り替えをめぐる相談が継続して寄せられています。検針票の情報は、自分から申し込む会社にだけ伝えるようにしてください。

新しいガス会社にWebで申し込む(今の会社への解約連絡は不要)

申し込みはWebで完結します。所要時間は10〜15分ほどで、入力するのは名前・住所・連絡先・お客さま番号・支払い情報くらいです。

流れは次のとおりです。

  • 公式サイトの料金シミュレーションで、自分の使用量を入れて金額を確認する
  • 申し込みフォームに必要事項を入力し、供給地点特定番号を登録する
  • 支払い方法(クレジットカード・口座振替など)を設定する
  • 数日〜数週間後に契約内容の確認書類がメールまたは郵送で届く
  • 次回以降の検針日から、新しい会社の料金で供給が始まる

ここで覚えておきたいのが、今契約している会社への解約連絡は不要だという点です。新しい会社が手続きを代行してくれるため、東京ガスに電話をかける必要はありません。ガスが止まる時間もなく、立ち会いも原則不要です。

資源エネルギー庁も、切り替え契約時には料金プランの内容や契約期間、解約条件を書面でしっかり確認するよう呼びかけています。届いた契約書類はざっと目を通し、シミュレーションと条件が違わないかだけは確かめておきましょう。

引っ越しに合わせて新規契約する場合の流れ

引っ越しのタイミングなら、最初から好きな会社と契約できます。この場合は切り替えではなく新規契約になるので、少し流れが変わります。

  • 転居先が都市ガスかどうか、供給エリアに入っているかを事前に確認する
  • 引っ越しの2週間前を目安に、契約したい会社へ申し込む
  • ガスの開栓には立ち会いが必要なので、入居日に合わせて日時を予約する
  • 現在住んでいる家のガスは、閉栓(使用中止)の連絡を別途行う

新規契約で必ず押さえておきたいのが、開栓作業には立ち会いが必要という点です。切り替えとは違い、部屋のガス栓を開けて安全確認を行うため、原則として契約者や代理の方が在宅している必要があります。引っ越しシーズンの3月〜4月は予約が埋まりやすいので、早めの手配が鉄則です。

なお、閉栓(今の家のガスを止める手続き)は自分で連絡します。切り替えのときの「解約連絡不要」とは別の話なので、混同しないよう気をつけましょう。

賃貸マンション・アパートでもガス会社は変えられる?

賃貸にお住まいの方から特に多い質問が、こちらです。結論は物件の契約形態によって変わるので、確認方法とあわせて解説します。

個別契約ならほとんどの場合は自由に変えられる

賃貸でも、入居者が自分の名義でガス会社と契約しているなら、原則として自由に変更できます。ガス代を毎月自分で払っていて、自分宛に検針票や請求書が届いているなら、この個別契約に該当します。

大家さんや管理会社への許可も、法律上は必要ありません。ガス管もメーターも設備はそのままで、契約先が変わるだけだからです。退去時に原状回復を求められることもありません。

ただし実務上は、念のため管理会社に一報を入れておくと安心です。まれに、物件全体でガス会社と提携している、設備の保守契約が紐づいているといった事情があり、後からトラブルになるのを防げます。ひと言確認するだけで済むので、切り替え前に聞いておきましょう。

オーナー一括契約の物件は変更できないことがある

一方で、次のような物件では入居者の判断でガス会社を変えられません。

  • オーナーや管理組合が建物全体でガスを一括契約している物件
  • ガス代が家賃や共益費に含まれている物件
  • ガス設備をオーナーが借り受けている(無償貸与を受けている)物件
  • マンション全体でエネルギーサービスを導入している物件

こうしたケースでは、入居者はガス会社の顧客ではなく、オーナーを通じてガスを使う立場になります。そのため、自分で契約を切り替える権限がありません。判断に迷ったら、ガスの請求が誰から届いているかを確認するのがいちばん早い方法です。管理会社や大家さんから家賃と一緒に請求されているなら、一括契約の可能性が高いといえます。

なお、一括契約の物件でも、オーナー側が切り替えれば料金は下がります。入居者から管理会社に相談してみる価値はあるので、ガス代が明らかに高いと感じるなら、一度問い合わせてみるのも手です。

東京のガス会社選びでよくある質問

最後に、東京でガス会社を選ぶときによく寄せられる疑問にお答えします。

切り替えに工事や立ち会いは必要ですか?

必要ありません。ガス管もガスメーターもそのまま使うため、工事は発生せず、費用もかかりません。立ち会いも原則不要で、Webでの申し込みだけで手続きは完了します。

ただし例外もあります。ガスメーターが古い機種で交換が必要な場合や、長期間ガスを止めていた住宅で開栓作業が必要な場合は、立ち会いを求められることがあります。また引っ越しに伴う新規契約では、開栓のための立ち会いが必須です。

切り替えのときにガスが止まる時間はありますか?

ありません。切り替えは検針日を境に契約先が変わるだけの事務手続きなので、供給が途切れる時間は発生しません。切り替え当日にお風呂に入れなくなる、料理ができなくなる、といった心配は不要です。

切り替えのタイミングは、申し込みから1〜2回の検針を挟むのが一般的です。会社によっては1か月ほど先の検針日からの切り替えになるため、いつから新料金になるかは申し込み後の確認書類でチェックしておきましょう。

地震などの災害時はどこが対応してくれますか?

ガス漏れや地震などの緊急時は、契約している小売会社にかかわらず、ガス導管を管理する導管事業者(東京ガスエリアなら東京ガスネットワーク)が対応します。これは自由化後も変わらない仕組みです。

震度5相当以上の揺れを検知すると、各家庭のガスメーター(マイコンメーター)が自動でガスを遮断します。復旧作業も導管事業者が担当するため、安い会社に切り替えたから災害時の対応が遅れる、ということはありません。緊急時の連絡先は契約書類に明記されているので、冷蔵庫に貼るなどしてすぐ見られるようにしておくと安心です。

支払い方法はクレジットカード以外も選べますか?

会社によって異なります。今回紹介した会社の多くはクレジットカードと口座振替の両方に対応していますが、エルピオ都市ガスのように口座振替が使えるエリアが限られている会社もあります

口座振替を希望する方や、家族名義の口座から支払いたい方は、申し込み前に対応状況を確認しておきましょう。また、コンビニ払い(払込票)に対応する会社は少なく、対応していても手数料がかかるケースがあります。東京ガスも2026年10月の約款改訂で払込書発行手数料の見直しを予定しているため、支払い方法にこだわりがある方は最新の条件を確認してください。

都市ガスとプロパンガスでは料金がどのくらい違いますか?

一般的に、プロパンガス(LPガス)の方が割高です。プロパンガスは1m³あたりの熱量が都市ガスの約2.2倍あるため単純比較はできませんが、同じ熱量に換算しても、都市ガスの1.5〜2倍程度になることがあります。

理由は供給の仕組みの違いにあります。都市ガスは導管で供給されるのに対し、プロパンガスはボンベを個別に配送する必要があり、そのコストが料金に反映されるためです。また、プロパンガスは会社ごとに料金を自由に決められる自由料金制で、同じ地域でも会社によって価格差が生まれます。

なお、プロパンガスについては2025年4月に改正液石法が全面施行され、設備費用の不透明な上乗せを禁止する三部料金制への移行が進んでいます。プロパンガスの物件にお住まいなら、料金の内訳を見直す価値はあります。

やっぱり東京ガスに戻したいときは戻せますか?

戻せます。ガス自由化では、いつでも自由に会社を選び直せるのが原則です。東京ガスに申し込めば、切り替えのときと同じ流れで戻すことができます。

注意点は2つです。ひとつは、元の会社に解約金や最低利用期間が設定されていないかの確認。もうひとつは、東京ガスに戻したときのプランです。以前と同じ料金プランに戻れるとは限らず、キャンペーンの対象外になることもあります。

消費者庁も、電気・ガスの契約では契約先や条件をよく確認するよう注意を呼びかけています。戻すときも新しく申し込むときと同じように、料金と条件を確認したうえで手続きを進めましょう。

まとめ|東京のガス会社は使用量とセット割で選ぶと失敗しない

東京で都市ガスを使っているなら、ガス会社の切り替えは工事も費用も立ち会いもなしで、毎年続く節約を生み出せる数少ない見直しです。ガスの品質も安全性も変わらず、緊急時の対応もこれまでどおり。それでいて、一人暮らしで年間2,000〜4,000円、4人家族なら6,000〜11,000円ほどの効果が期待できます。

選び方の結論はシンプルです。使用量が少ない一人暮らしは基本料金が安い会社、使用量が多いファミリーは従量単価が安い会社。そして電気やインターネットをまとめられるなら、セット割まで含めた光熱費の総額で比べること。今回のランキングでいえば、安さ最優先ならエルピオ都市ガス、光熱費の総額ならCDエナジーダイレクト、少量使用ならレモンガス、床暖房があるならENEOS都市ガスが軸になります。

そして忘れずにいたいのが、切り替えて1年後にもう一度見直すことです。割引キャンペーンが終わったあとの実質単価を確かめ、1年分の検針票から自分の家の使い方を把握すれば、次はもっと精度の高い選択ができます。まずは検針票を手元に用意して、気になる会社の料金シミュレーションを試すところから始めてみてください。

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