2026/09/10
ランドセル選びを始めようと思ったとき、多くの家庭が最初にすることがカタログ請求です。ただ、いざ調べてみると「一括請求と書いてあるのに1社ずつ申し込むみたい」「もう配布が終わっているブランドがある」など、分かりにくい点が次々に出てきます。
この記事では、2027年度入学(現在の年長さん)と2028年度入学(現在の年中さん)の両方に向けて、人気13ブランドのカタログ請求先と、対象年度・発送時期・カタログの中身を1つの表にまとめました。あわせて、無料で届く仕組み、請求のベストタイミング、届いたあとの見比べ方まで、ラン活を無理なく進めるための手順をやさしく解説します。
ランドセルカタログの一括請求とは?1つのフォームでまとめて届くのか
一括請求という言葉から、1つのフォームに住所を入れれば全ブランドのカタログがまとめて届くとイメージする方は少なくありません。実際の仕組みは少し違うので、最初にここを整理しておきましょう。
一括請求サイトでも申し込みは基本1社ずつ
ランドセルのカタログ請求には、住宅の一括資料請求のような1フォームで全社に同時送信できる公式の仕組みがありません。カタログはブランドごとに自社のフォームで受け付けており、氏名・住所のほかに、入学予定年度やお子さまの学年を入力してもらう必要があるためです。
そのため、ネット上で見かける一括請求リストの正体は、各ブランドの申し込みページへのリンクを1ページにまとめたものです。実際の入力は1社ずつ行いますが、リンクが整理されているぶん、探す手間と申し込み漏れを減らせるという意味では確かに効率的といえます。
入力自体は1社あたり2〜3分程度です。ブラウザの自動入力を使い、住所と電話番号をコピーできる状態にしてから始めると、5社でも15分ほどで終わります。まとめて申し込むなら、時間をとって一気に済ませてしまうのがいちばんラクです。
カタログを取り寄せる3つの入り口(公式サイト・比較サイト・店舗)
カタログを手に入れる入り口は大きく3つあります。1つ目は各ブランドの公式サイトからの請求で、これが最も確実な方法です。最新モデルの情報が載った最新版が届き、早期割引や展示会の先行案内といった、請求者向けのお知らせも受け取れます。
2つ目は比較サイトやまとめ記事に掲載された請求リンクからの申し込みです。申し込み先は結局どのブランドの公式フォームなので、届く中身は公式サイトから申し込んだ場合と基本的に同じです。複数ブランドを一度に見比べたいときの入り口として使うと便利でしょう。
3つ目は店舗・展示会での受け取りです。工房系のブランドは全国で出張展示会を開いており、会場でカタログをもらえることがあります。ただし会場は予約制のことが多く、開催が春以降に集中するため、早い段階で情報を集めたいなら郵送のカタログ請求のほうが確実です。
お金はかかる?無料で手元に届く仕組み
主要ブランドのランドセルカタログは、本体・送料ともに無料で届きます。今回紹介する13ブランドはいずれも無料で、代金引換やあとから請求書が届くようなことはありません。萬勇鞄のように革サンプルが付くものも、カタログとセットで無料です。
無料で配れるのは、カタログが販売促進のための費用として位置づけられているからです。ランドセルは購入単価が高く、しかも家庭が本格的に比較検討する期間が長いため、早い段階で候補に入れてもらうこと自体に価値があります。だからこそ各社ともカタログの作り込みに力を入れています。
なお、無料なのはあくまで通常のカタログ請求の話です。有料の生地見本セットを別に用意しているブランドもあるため、申し込み画面で0円と表示されているかを確認してから送信すると安心です。
【2027・2028年度】ランドセル人気カタログ一括請求リスト13社
ここからは、2026年9月時点でカタログを請求できる人気13ブランドを一覧にまとめます。対象年度と発送時期はブランドによってかなり違うので、まずは表で全体像をつかんでください。ブランド名をタップすると、それぞれの詳しい解説に移動できます。
| ブランド | カタログの中身 | 対象年度・受付状況 | 発送時期の目安 | ランドセルの価格帯(税込) |
|---|---|---|---|---|
|
セイバン(天使のはね) |
総合カタログ+こどもカタログの2冊(比較表付き) | 2027年度はデジタル版のみ受付中(紙は終了) | デジタルは申し込み後すぐ閲覧 | 58,410円〜81,180円 |
|
フィットちゃん |
ランドセル一覧表・機能解説・特典情報 | 2027年度/2028年度ともに受付中 | 2028年度版は2027年2月上旬ごろから順次 | 4万円台〜7万円台 |
![]() 土屋鞄製造所 |
3ブランドのカタログ3冊+一覧表+展示会案内 | 2028年度を2026年9月1日から受付中 | 2027年1月下旬ごろから順次 | 75,000円前後〜(コードバンは上位帯) |
|
鞄工房山本 |
全ラインナップ・展示会情報・工房見学マップ・一覧表 | 2028年度を2026年8月3日から受付中 | 2026年12月下旬〜2027年1月ごろ完成次第 | 6万円台〜20万円台(素材で幅あり) |
![]() 池田屋 |
カタログ+らんどせるずかん+色一覧表 | 2027年度を受付中(数量限定) | 2027年度版は発送済み・在庫分を随時 | 49,000円〜120,000円 |
![]() ふわりぃ(協和) |
全138アイテム+生地のカラーサンプル+ペーパークラフト | 2028年度を2026年8月1日から予約受付中 | 2027年2月ごろから順次 | 66,000円〜77,000円が中心 |
![]() 羽倉(HAKURA) |
全72ページのブランドカタログ(全28色を掲載) | 2028年度を受付中 | 公式に明記なし(年明け以降が目安) | 63,800円〜77,000円 |
![]() 萬勇鞄 |
カタログ+革サンプル(数量限定) | 2028年度を受付中 | 公式に明記なし(年内〜年明けが目安) | 69,300円〜86,900円 |
![]() 黒川鞄工房 |
電子版カタログ(紙版は受付終了) | 2027年度の電子版を受付中 | デジタルは申し込み後すぐ閲覧 | 78,000円〜398,000円 |
|
中村鞄製作所 |
カタログ+革見本帳(2028年度はA・Bタイプから選択) | 2027年度/2028年度ともに受付中 | 2028年度版は2026年12月下旬から順次 | 63,800円〜107,800円 |
![]() カバンのフジタ |
ゆめピカを含む全モデルの紹介・展示会情報 | 2028年度を予約受付中(2027年度は8月末で終了) | ラン活が本格化するころに届く予定 | 59,000円〜(人気モデルは7万円台) |
![]() ARTIFACT(アーティファクト) |
カタログ+ラインナップ一覧シート(別紙) | 2028年度を受付中 | 前年度は2月上旬から準備開始 | 〜77,000円(全10モデル43シリーズ) |
![]() ララちゃんランドセル(羅羅屋) |
カラーオーダーの組み合わせが分かるカタログ | 2027年度/2028年度ともに受付中 | 公式に明記なし(年明け以降が目安) | 55,000円〜92,400円 |
- セイバン(天使のはね)|総合とこども用の2冊組で比較表までついてくる
- フィットちゃん|全モデルが色別に並ぶ一覧表で子どもと選びやすい
- 土屋鞄製造所|土屋鞄・grirose・depsoaの3ブランドをまとめて請求できる
- 鞄工房山本|革の風合いが伝わる工房系の定番カタログ
- 池田屋|6年間の修理対応と素材のちがいがひと目でわかる
- ふわりぃ(協和)|軽さと収納力を重視する家庭に向く最新カタログ
- 羽倉(HAKURA)|色の組み合わせのバリエーションをじっくり見比べられる
- 萬勇鞄|革サンプル付きで手ざわりまで確かめられる
- 黒川鞄工房|総本革モデルは早く売り切れるためカタログ請求も早めに
- 中村鞄製作所|背あてのクッションと軽さの工夫が伝わる
- カバンのフジタ|職人の手作りと保証内容をチェックできる
- ARTIFACT(アーティファクト)|ラインナップ一覧シートが別紙でついてくる
- ララちゃんランドセル(羅羅屋)|カラーオーダーの組み合わせを確認できる
セイバン(天使のはね)|総合とこども用の2冊組で比較表までついてくる

| カタログの中身 | 総合カタログとこどもカタログの2冊。総合カタログには全モデルの比較表付き |
|---|---|
| 対象年度・受付状況 | 2027年度入学向け。紙カタログの受付は終了し、現在はデジタルカタログのみ |
| 費用 | 無料(会員登録が必要) |
| 発送時期 | デジタル版は申し込み後すぐ閲覧可能。紙版は申し込み順に2〜3週間が目安だった |
| ランドセルの価格帯 | 58,410円〜81,180円(税込) |
| 主なシリーズ | モデルロイヤル、スゴシリーズ(スゴ軽・スゴ光・スゴ強・スゴ楽)、プーマ、ホマレなど |
| 保証 | 6年間無料修理保証 |
- 大人用と子ども用の2冊組で、親子それぞれの目線から選べる
- 総合カタログの比較表で、モデルごとの重さや容量を横並びで確認できる
- 会員登録の特典があり、直営店の来店予約など次のステップにつなげやすい
- 2027年度向けの紙カタログはすでに受付終了している
- 請求には会員登録が必要で、メールアドレスの登録が前提になる
- 2028年度向けの受付開始時期は本記事作成時点で未案内
セイバンは天使のはねで知られる大手ブランドで、カタログの作り込みでも定評があります。総合カタログとこどもカタログの2冊が届き、総合版には全モデルを横並びで確認できる比較表が付くため、親が条件でしぼり込み、子どもは写真中心のこども用でお気に入りを探す、という分担ができます。
2027年度入学向けは紙カタログの配布が終わり、2026年9月時点ではデジタルカタログのみの受け付けです。過去には2026年度入学向けの請求受付を前々年の10月に開始しており、2028年度向けも秋以降の案内を待つ形になります。今すぐ中身を確認したい年長さんの家庭は、デジタル版を先に見ておくとよいでしょう。
フィットちゃん|全モデルが色別に並ぶ一覧表で子どもと選びやすい

| カタログの中身 | ランドセル一覧表、人気機能の解説、特典情報。シリーズ・カラー別に整理された構成 |
|---|---|
| 対象年度・受付状況 | 2027年度(年長さん)と2028年度(年中さん)の両方を受付中 |
| 費用 | 無料(送料込み) |
| 発送時期 | 2027年度版は約1週間で発送。2028年度版は2027年2月上旬ごろから順次 |
| ランドセルの価格帯 | 4万円台〜7万円台(税込) |
| ラインナップ | 230種類100色以上。安ピカッ、楽ッション、最軽量940gのゼロランドなど |
| 保証 | 手元に届いた日から卒業までの6年間保証(日本製・無料修理) |
- 230種類100色以上が一覧表で並ぶので、色から選びたい子どもと相性がよい
- 2027年度・2028年度のどちらも請求でき、年長さんは約1週間で届く
- 光る反射材の安ピカッなど、機能ごとの違いが図解で理解しやすい
- 申し込みは1人1回までに制限されている
- 2028年度版は発送が2027年2月上旬ごろからで、手元に届くまで時間がある
- モデル数が多いぶん、条件を決めずに見ると迷いやすい
フィットちゃんは、国内で長く支持されてきたメーカー系の定番です。カタログの魅力は何といっても230種類100色以上をシリーズ別・カラー別に一覧できる構成で、子どもが好きな色を指さしながら候補を挙げていくのに向いています。
年長さんが申し込めば約1週間で届くため、2027年度入学で出遅れた家庭のリカバリー手段としても有効です。年中さんは2027年2月上旬ごろからの発送予定なので、早めに予約だけ済ませておくとよいでしょう。カタログは送料込みで無料ですが、申し込みは1人1回までなので、住所の入力ミスには注意してください。
土屋鞄製造所|土屋鞄・grirose・depsoaの3ブランドをまとめて請求できる

| カタログの中身 | 土屋鞄のランドセル・grirose・depsoaの3冊+ランドセル一覧表1枚+店舗と展示会の案内 |
|---|---|
| 対象年度・受付状況 | 2028年度入学向けを2026年9月1日から受付中 |
| 費用 | 無料(送料無料) |
| 発送時期 | 2027年1月下旬ごろから順次発送 |
| ランドセルの価格帯 | 75,000円前後〜(RECOシリーズは89,000円など・税込) |
| 素材と重さの目安 | ポリエステル約980g、牛革ハイブリッド約1,290g、牛革約1,340g、コードバン約1,490g |
| 保証 | 6年間無料修理保証。卒業後の修理サービスやリメイクも用意 |
- 1回の請求で3ブランド分が届き、系統の違うデザインをまとめて比較できる
- 全モデルの比較ができる一覧表が別紙で付いてくる
- 2028年度入学向けの受付が9月から始まっており、動き出しが早い
- 数量限定で、予定数に達すると配布が終了する
- お届けは1人1セットまで(重複請求は反映されない)
- 発送が2027年1月下旬ごろからで、手元に届くまで数か月かかる
土屋鞄製造所は、2028年ご入学用のカタログ請求を2026年9月1日にスタートしました。土屋鞄のランドセル・grirose・depsoaという3ブランドのカタログが1回の請求で届くのが最大の特徴で、落ち着いた王道デザインから、色や柄で個性を出したいタイプまで、方向性の違いを一度に見比べられます。
素材はポリエステルから牛革、コードバンまで幅があり、重さも約980gから約1,490gまで違います。カタログには全モデルの比較ができる一覧表が同梱されるので、素材と重さのバランスを家庭の通学距離に照らして検討しやすいはずです。ただし数量限定で、なくなり次第終了となる点だけは覚えておきましょう。
鞄工房山本|革の風合いが伝わる工房系の定番カタログ

| カタログの中身 | 全ラインナップ、ユーザーズボイス、展示会開催情報、工房見学マップ、ランドセル一覧 |
|---|---|
| 対象年度・受付状況 | 2028年度入学向けを2026年8月3日から受付中 |
| 費用 | 無料 |
| 発送時期 | 2026年12月下旬〜2027年1月ごろの完成予定。仕上がり次第、順次発送 |
| ランドセルの価格帯 | 6万円台〜20万円台(人気モデルは85,900円〜95,900円・税込) |
| 素材と重さの目安 | 人工皮革約1,180g、牛革約1,360g、コードバン約1,480g |
| 保証 | 全商品に6年間の無料保証 |
- 工房見学マップや展示会情報が載っていて、実物を見に行く計画を立てやすい
- ユーザーズボイスがあり、実際に使っている家庭の声を確認できる
- 2028年度向けの受付が8月に始まっており、年中さんが早い段階で入手できる
- 完成が2026年12月下旬〜2027年1月ごろで、届くのは年明け前後になる
- 人気モデルは販売開始後に早く完売する傾向がある
- 価格帯が広く、素材によっては予算を大きく超えることがある
奈良の工房でランドセルを作る鞄工房山本は、工房系のなかでも人気の高いブランドです。カタログには全ラインナップに加えて展示会の開催情報と工房見学マップが載っているため、届いた時点で実物を見に行く計画まで立てられるのが便利なところです。
素材は人工皮革・牛革・コードバンの3種類で、重さは約1,180g〜1,480g。ユニやフィオーレ・コスモスなど女の子人気の高いシリーズは早い時期に完売することもあるため、カタログが届いたらすぐに候補を決められるよう、条件を先に整理しておくと動きやすくなります。工房系のランドセルは、ふるさと納税の返礼品として扱う自治体もあるので、寄付枠が余っている家庭はふるさと納税サイトの比較もあわせて確認してみてください。
池田屋|6年間の修理対応と素材のちがいがひと目でわかる

| カタログの中身 | ランドセルカタログ、子ども向けのらんどせるずかん、ランドセル色一覧表 |
|---|---|
| 対象年度・受付状況 | 2027年度入学向けを受付中(2028年度向けは未案内) |
| 費用 | 無料 |
| 発送時期 | 2027年度版は2026年1月上旬から順次発送済み。在庫がなくなり次第終了 |
| ランドセルの価格帯 | 49,000円〜120,000円(税込) |
| 主なシリーズ | 防水クラリーノ、防水ベルバイオ、防水牛革、防水コードバン、カラーオーダー |
| 保証 | 壊れた理由を問わない無料修理の範囲が広い6年間保証 |
- 子ども向けのらんどせるずかんが付き、親子で別々に読める
- 素材別にシリーズが整理され、価格と特徴の対応関係が分かりやすい
- 壊れた理由を問わない修理対応で、6年間の安心感が高い
- 2028年度入学向けの案内はまだ出ていない
- 2027年度版は数量限定で、なくなり次第配布終了
- コードバンなど上位モデルは価格が12万円台まで上がる
池田屋は、主要シリーズがすべて防水仕様という分かりやすさが持ち味のブランドです。カタログは防水クラリーノ・防水ベルバイオ・防水牛革・防水コードバン・カラーオーダーという素材別の並びになっており、49,000円のスーパーライトから120,000円のコードバンまで、価格と素材の関係をそのまま追えます。
同梱されるらんどせるずかんは子どもが自分でめくれる作りなので、親が仕様を読み込んでいる間に、子どもは色やデザインを見て回るという進め方ができます。2027年度向けカタログは在庫がなくなり次第終了となるため、年長さんで検討中の家庭は早めに請求しておきましょう。
ふわりぃ(協和)|軽さと収納力を重視する家庭に向く最新カタログ

| カタログの中身 | 全138アイテムを掲載。実際の生地で選べるカラーサンプルとランドセルペーパークラフト付き |
|---|---|
| 対象年度・受付状況 | 2028年度入学向けを2026年8月1日から予約受付中 |
| 費用 | 無料 |
| 発送時期 | 2027年2月から順次発送予定 |
| ランドセルの価格帯 | 66,000円〜77,000円が中心(スーパーフラッシュ66,000円など・税込) |
| 重さ | 最軽量モデルで880g前後 |
| 保証 | 6年間修理保証(専用の修理受付窓口あり) |
- 実際の生地で作られたカラーサンプルが付き、画面では分からない色味を確認できる
- 子どもが遊べるランドセルペーパークラフトが同梱される
- 最軽量880g前後と、軽さを重視する家庭の選択肢が多い
- 発送は2027年2月からで、予約してから届くまでの期間が長い
- 掲載アイテム数が138と多く、比較の軸を決めないと迷いやすい
- 軽量モデルは素材が人工皮革中心で、革の質感を求める家庭には物足りない場合がある
協和のふわりぃは、軽さと収納力を強みにするメーカー系ブランドです。2028年4月ご入学向けカタログの予約受付を2026年8月1日から開始しており、全138アイテムに加えて、実際の生地を使ったカラーサンプルとランドセルペーパークラフトが付いてくるのが他社にない魅力です。
色は画面と紙のどちらで見ても実物と印象が変わりやすいため、生地サンプルが手元にあるかどうかは意外に大きな差になります。文部科学省も教科書や学用品が過重になることへの配慮を各教育委員会に求めているように、通学時の荷物の重さは家庭でも気になるところです。最軽量880g前後のモデルがあるふわりぃは、体格が小さめのお子さまや、通学距離が長い家庭にとって有力な候補になります。
羽倉(HAKURA)|色の組み合わせのバリエーションをじっくり見比べられる

| カタログの中身 | 全72ページのブランドカタログ。全28色のはくらいろと使用シーンの写真を掲載 |
|---|---|
| 対象年度・受付状況 | 2028年度入学向け(現在の年中さん対象)を受付中 |
| 費用 | 無料 |
| 発送時期 | 公式に明記なし(年明け以降が目安)。2027年度向けはWEBカタログを公開 |
| ランドセルの価格帯 | 63,800円〜77,000円(税込) |
| 素材 | 耐性牛革、コードバン、人工皮革(はねかるは63,800円) |
| 保証 | 理由を問わない6年間完全無料保証。フラップや肩ベルトの色替え交換サービスあり |
- 全72ページの写真中心の構成で、色の見え方や質感が伝わりやすい
- 28色のはくらいろから、バイカラーの組み合わせをじっくり検討できる
- 理由を問わない6年間完全無料保証で、扱いが荒くなりがちな時期も安心
- カタログの発送時期が公式に明記されていない
- 2027年度入学向けはWEBカタログでの案内が中心
- 色の選択肢が多いぶん、子どもの希望がまとまりにくいことがある
羽倉は豊岡鞄の認定を受けた工房系ブランドで、はくらいろと呼ばれる全28色のオリジナルカラーが特徴です。カタログは全72ページの写真主体の構成で、背景や使用シーンの中でランドセルを見せてくれるため、店頭の照明では分かりにくい色の印象をつかみやすくなっています。
価格はエントリーの人工皮革モデルはねかるが63,800円、耐性牛革スタンダードが72,600円と、工房系のなかでは手が届きやすい設定です。理由を問わない6年間完全無料保証に加え、使っていくうちにフラップや肩ベルトの色を交換できるサービスもあるので、6年間の使い方まで含めて検討したい家庭に向いています。
萬勇鞄|革サンプル付きで手ざわりまで確かめられる

| カタログの中身 | 2028年度用ランドセルカタログ+革サンプル(数量限定) |
|---|---|
| 対象年度・受付状況 | 2028年度入学向けを受付中 |
| 費用 | 無料(請求無料・送料無料) |
| 発送時期 | 公式に明記なし(数量限定のため早めの請求が安心) |
| ランドセルの価格帯 | 69,300円〜86,900円(税込) |
| 素材 | 牛革109シボ・157シボ、牛革ハイブリッド、コードバンシボ、人工皮革 |
| 保証 | 6年間の修理保証。卒業後のランドセルリメイクにも対応 |
- 革サンプルが付き、写真では分からない手ざわりやシボの質感を確認できる
- 2028年度向けの受付がすでに始まっている
- 手縫いの工房系ながら69,300円からと、価格の入り口が比較的やさしい
- 革サンプルは数量限定で、なくなり次第終了になる
- 発送時期が公表されておらず、届くタイミングが読みにくい
- 人気の牛革モデルは受注枠が埋まりやすい
萬勇鞄は、手縫いにこだわる名古屋の工房系ブランドです。カタログ請求で革サンプルが一緒に届く点が最大の魅力で、109シボと157シボのような表面加工の違いや、牛革とコードバンの手ざわりの差を、実際に触って比べられます。ネットの写真だけでは決めきれない家庭にとっては、判断材料としての価値がとても高いはずです。
価格はオラージュやコロンが69,300円、リアン 牛革ハイブリッド157シボが86,900円と、主流の価格帯は7万円台から8万円台です。革サンプルは数量限定なので、手ざわりを重視する方は受付が続いているうちに早めに申し込んでおきましょう。
黒川鞄工房|総本革モデルは早く売り切れるためカタログ請求も早めに

| カタログの中身 | 電子版カタログ(紙版は好評につき受付終了) |
|---|---|
| 対象年度・受付状況 | 2027年4月ご入学者さま向けの電子版を受付中(2028年度向けは未案内) |
| 費用 | 無料(0円) |
| 発送時期 | 電子版のため申し込み後すぐ閲覧できる |
| ランドセルの価格帯 | 78,000円〜398,000円(税込) |
| 素材別の価格 | 軽量牛革ハイブリッド78,000円、シボ牛革88,000円〜、コードバン128,000円〜 |
| 保証 | 6年間のサポート体制。修理・リメイクにも対応 |
- 電子版なら申し込んですぐ全モデルを確認できる
- 学習院型とキューブ型の両方があり、形の好みで選べる
- 総コードバンなど、他社にない最上位モデルまで幅広く掲載
- 紙版カタログは2027年度向けの受付がすでに終了している
- コードバンの上位モデルは価格が20万円を超える
- 人気モデルは受注開始から早い段階で完売することがある
黒川鞄工房は、はばたくランドセルで知られる老舗の工房系ブランドです。紙版カタログは2027年度向けの受付がすでに終了しており、2026年9月時点では電子版のみの申し込みになります。紙で見比べたい家庭にとっては残念ですが、電子版なら申し込んだその日から全モデルを確認できるという利点もあります。
価格は軽量牛革ハイブリッドの78,000円から、総コードバンの398,000円まで非常に幅広いのが特徴です。とくにコードバンや総本革の上位モデルは生産数が限られ、受注が早い段階で締め切られる傾向があります。狙っているモデルがある場合は、カタログを取り寄せると同時に受注開始日と展示会の日程も確認しておきましょう。
中村鞄製作所|背あてのクッションと軽さの工夫が伝わる

| カタログの中身 | ランドセルカタログ+革見本帳(2028年度用はAタイプ・Bタイプから選択) |
|---|---|
| 対象年度・受付状況 | 2027年度・2028年度の両方を受付中(2027年度用の革見本帳は終了) |
| 費用 | 無料 |
| 発送時期 | 2028年度版は2026年12月下旬から順次発送予定 |
| ランドセルの価格帯 | 63,800円〜107,800円(税込) |
| 主なモデルと重さ | ベルエースハイブリッド63,800円・約1,160g、牛革ボルサ74,800円・約1,260g、馬革コードバン107,800円・約1,360g |
| 保証 | 故障の原因を問わない6年間無料修理 |
- 2028年度用は革見本帳が付き、素材の質感を手元で確かめられる
- モデル数がしぼられていて、重さと価格の違いを比較しやすい
- デジタルカタログもあり、届く前にざっと下調べできる
- 2027年度用の革見本帳は好評につき配布が終了している
- ラインナップが少ないため、デザインの選択肢は多くない
- コードバンモデルは10万円台と価格が上がる
創業1960年の中村鞄製作所は、背あてと肩ベルトのクッション性にこだわってきたブランドです。ラインナップはベルエースハイブリッド、牛革ボルサ、馬革コードバンなど数を絞った構成で、重さと価格の関係がすっきり整理されているぶん、カタログでの比較がとてもしやすくなっています。
2028年度向けは、カタログに加えて革見本帳をAタイプ・Bタイプから選んで請求でき、2026年12月下旬から順次発送予定です。年内に手元へ届くブランドは多くないので、年中さんの家庭が早めに情報を集めたいときの一冊としても向いています。ランドセル工業会も、体型に合ったランドセル選びの大切さを解説しています。背負い心地は最終的に試着で確かめるものですが、事前にクッションや背カンの仕組みを理解しておくと、試着時に見るべき点が分かります。
カバンのフジタ|職人の手作りと保証内容をチェックできる

| カタログの中身 | ゆめピカを含む全モデルの紹介と、ホームページ非掲載のロケーション撮影・展示会情報 |
|---|---|
| 対象年度・受付状況 | 2028年度入学向けを予約受付中(2027年度向けは2026年8月31日で終了予定) |
| 費用 | 無料 |
| 発送時期 | ラン活が本格化するころに届く予定(具体的な日付は未公表) |
| ランドセルの価格帯 | 59,000円〜(ディライト・ドリームクルーが59,000円、トリプルハートが75,000円・税込) |
| 特徴的な機能 | ゆめピカ(昼は光の角度で虹色、夜は車のライトで白く光る反射材) |
| 保証 | 6年間無料修理保証(修理時の送料は自己負担) |
- 2028年度向けの予約受付がすでに始まっている
- ゆめピカなど、安全性に直結する反射の仕組みを写真で確認できる
- 59,000円からと、工房系のなかでは手が届きやすい価格設定
- カタログの発送時期が公表されていない
- 2027年度入学向けの受付は2026年8月末で終了予定
- 修理の際の送料は利用者負担になる
山形の工房で作られるカバンのフジタは、光るランドセル、ゆめピカで知られています。昼は光の角度によって反射材が虹色に見え、夜は車のライトを受けて白く光る仕組みで、朝夕の暗い時間帯に通学するお子さまの安全面を重視する家庭から支持されています。
カタログには、公式サイトに載っていないロケーション撮影のカットや展示会情報も含まれます。価格はディライトやドリームクルーが59,000円、トリプルハートが75,000円と、手作りの工房系としては入り口が手ごろです。2027年度向けの受付は2026年8月末で終わる予定のため、これから請求するなら2028年度向けの予約が中心になります。
ARTIFACT(アーティファクト)|ラインナップ一覧シートが別紙でついてくる

| カタログの中身 | モデル画像とディテールカット、機能解説。別紙でラインナップ一覧シートが付く |
|---|---|
| 対象年度・受付状況 | 2028年度入学向けを受付中 |
| 費用 | 無料(送料込み) |
| 発送時期 | 2027年度向けは2月上旬から準備開始。2028年度向けも年明け以降が目安 |
| ランドセルの価格帯 | 最高77,000円(税込) |
| ラインナップ | 全10モデル43シリーズ。最軽量のTone(トーン)は1,070g |
| 販売チャネル | 全国のショールーム、公式オンラインショップ、全国各地の出張展示会 |
- 別紙のラインナップ一覧シートがあり、子どもと一緒に見比べやすい
- 最高でも77,000円と、価格の上限が読みやすい
- Toneは1,070gと、デザイン性と軽さを両立したモデルがある
- カタログの発送は年明け以降が目安で、届くまで時間がかかる
- 43シリーズと展開が多く、色違いも含めて迷いやすい
- 天然皮革中心の工房系ブランドとは方向性が異なる
ARTIFACTは、フィットちゃんを展開する会社が手がけるもう1つのランドセルブランドです。Lattice、Torte、Momentum、Tone、Orbitなど全10モデル43シリーズという幅広い展開で、シンプルで今っぽいデザインを求める家庭に選ばれています。
カタログにはモデル画像とディテールカットに加え、子どもと一緒に見やすいラインナップ一覧シートが別紙で付いてきます。全国のショールームや出張展示会でも実物を確認できるので、カタログで候補を2〜3点にしぼってから会場へ足を運ぶ流れが効率的です。
ララちゃんランドセル(羅羅屋)|カラーオーダーの組み合わせを確認できる

| カタログの中身 | オーダーメイドやセミオーダーの組み合わせが分かるラインナップ紹介 |
|---|---|
| 対象年度・受付状況 | 2027年4月ご入学用と2028年4月ご入学用の両方を受付中 |
| 費用 | 無料 |
| 発送時期 | 公式に明記なし(年明け以降が目安) |
| ランドセルの価格帯 | 55,000円〜92,400円(税込) |
| 主なシリーズ | オーダーメイド71,500円、コスモレインボー68,200円〜、スマート・ライト55,000円(約1,190g) |
| 共通機能 | A4フラットファイル対応、マジかるチェンジ背カン、ベルビオ5生地 |
- オーダーメイドは組み合わせが540億通り以上あり、色の自由度が高い
- 2027年度・2028年度のどちらの年度でも請求できる
- スマート・ライトは55,000円と、価格を抑えたい家庭にも選びやすい
- カタログの発送時期が公表されていない
- 組み合わせが多いぶん、子どもが決めきれずに時間がかかることがある
- コラボモデルは9万円台と価格が上がる
羅羅屋のララちゃんランドセルは、カラーオーダーの自由度が高いブランドです。オーダーメイドは組み合わせが540億通り以上とされ、本体・ふち・ステッチ・内装などを選んで、世界に1つのランドセルを作れます。カタログはその組み合わせのイメージをつかむのに役立ちます。
価格はスマート・ライトが55,000円、オーダーメイドが71,500円、コラボモデルのNEW ERAが92,400円と幅があります。全シリーズがA4フラットファイル対応で、肩ベルトの向きを調整できるマジかるチェンジ背カンを搭載している点も共通の安心材料です。オーダーは決めることが多いので、カタログが届いたら早めに親子で方向性を話し合っておきましょう。
系統別に見るカタログの集め方(工房系・メーカー系・企画系)
13社をやみくもに請求するより、系統ごとに1〜2社ずつ取り寄せたほうが違いが見えやすくなります。ランドセルは大きく工房系・メーカー系・企画系(ブランド系)に分かれ、それぞれ価格の考え方も売り切れのタイミングも違います。
工房系|革の質感と手作りにこだわりたい家庭向け
工房系は、自社の工房で職人が製作するブランドです。牛革やコードバンといった天然皮革の扱いに長け、縫製や革のシボの表情に個性が出ます。生産数に限りがあるため、人気モデルは受注開始から数か月で完売することも珍しくありません。
工房系を検討するなら、カタログ請求と同時に受注開始日と展示会の日程を押さえておくのが鉄則です。革の色や手ざわりは写真で判断しづらいので、革サンプルや見本帳が付くブランドを優先して請求すると、判断のスピードが上がります。
工房系の代表として、展示会情報と工房見学マップまで載る鞄工房山本のカタログを挙げておきます。
| 工房系としての位置づけ | 奈良の自社工房で製作。人工皮革・牛革・コードバンの3素材を展開 |
|---|---|
| カタログの中身 | 全ラインナップ、ユーザーズボイス、展示会情報、工房見学マップ、一覧表 |
| 対象年度 | 2028年度入学向けを2026年8月3日から受付中 |
| 発送時期 | 2026年12月下旬〜2027年1月ごろ完成次第、順次 |
| 価格帯 | 6万円台〜20万円台(人気モデルは85,900円〜95,900円・税込) |
| 保証 | 全商品に6年間の無料保証 |
- 工房見学マップがあり、作り手の現場を見に行く計画まで立てられる
- 素材ごとの重さが明記され、革の重さと質感のバランスを判断しやすい
- 2028年度向けの受付が早く、年中さんが先手を打てる
- カタログが届くのは年末年始ごろで、それまで実物写真は公式サイト頼りになる
- 人気モデルは完売が早い
- 上位素材を選ぶと予算が大きく上がる
メーカー系|軽さ・機能・価格のバランスで選びたい家庭向け
メーカー系は、大量生産の体制を持つ企業がラインナップを幅広くそろえる系統です。軽さ・容量・反射材・肩ベルトのクッションなど、機能ごとにモデルが用意されていて、条件から絞り込みやすいのが特徴です。工房系より価格帯が広く、4万円台から選べるブランドもあります。
生産数に余裕があるため、工房系ほど完売を心配しなくてよいのも安心材料です。ただしモデル数が多いぶん、条件を決めずにカタログを開くと迷ってしまいます。重さの上限、予算の上限、必要な機能の3つを先に決めてから見るのがコツです。
メーカー系の代表としては、一覧表が充実していて子どもと一緒に選びやすいフィットちゃんが挙げられます。
| メーカー系としての位置づけ | 230種類100色以上を展開。機能別にモデルを選べる国内メーカー |
|---|---|
| カタログの中身 | ランドセル一覧表、機能解説、特典情報 |
| 対象年度 | 2027年度・2028年度の両方を受付中 |
| 発送時期 | 2027年度版は約1週間、2028年度版は2027年2月上旬ごろから順次 |
| 価格帯 | 4万円台〜7万円台(税込) |
| 主な機能 | 安ピカッ(光る反射材)、楽ッション(肩ベルト)、ゼロランドは940g〜 |
- 4万円台から選べ、予算に合わせて機能を調整しやすい
- 年長さんなら約1週間で届き、検討を今すぐ始められる
- 色数が多く、子どもの希望の色が見つかりやすい
- 選択肢が多く、条件を決めないと比較に時間がかかる
- 申し込みは1人1回まで
- 天然皮革の質感を求める家庭には物足りない場合がある
企画系・ブランド系|デザインや好きなブランドから選びたい家庭向け
企画系・ブランド系は、デザインやブランドの世界観を前面に出す系統です。アパレルやスポーツブランドとのコラボモデル、色の組み合わせで個性を出すモデルなど、見た目の好みから入れるのが魅力です。素材は人工皮革が中心で、価格は5万円台から8万円台に収まることが多くなっています。
この系統は、子どもが直感で選びやすい反面、6年間使う道具としての条件(重さ・容量・背あて)が後回しになりがちです。カタログを見るときは、デザインで候補を挙げたあとに、重さとA4フラットファイル対応を必ず確認しましょう。
企画系の代表としては、全10モデル43シリーズを展開するARTIFACTを紹介します。
| 企画系としての位置づけ | フィットちゃんを展開する会社の別ブランド。デザイン重視のラインナップ |
|---|---|
| カタログの中身 | モデル画像・ディテールカット・機能解説+別紙のラインナップ一覧シート |
| 対象年度 | 2028年度入学向けを受付中 |
| 発送時期 | 前年度は2月上旬から準備開始。年明け以降が目安 |
| 価格帯 | 最高77,000円(税込) |
| ラインナップ | 全10モデル43シリーズ。最軽量Toneは1,070g |
- デザインの方向性がはっきりしていて、好みで選びやすい
- 価格の上限が77,000円と分かりやすい
- 一覧シートで色違いまで一度に見渡せる
- カタログの到着が年明け以降になる見込み
- シリーズ数が多く、色で迷いやすい
- 天然皮革のラインナップは中心ではない
ランドセルリュックなど軽量タイプという選択肢
最近は、ナイロンなどの生地を使ったランドセル型リュックを選ぶ家庭も出てきました。天然皮革のランドセルの重さが1,100〜1,300g前後なのに対し、ランドセルリュックは平均で950g前後、軽いものでは650g程度と、半分近くまで軽くなる製品もあります。RAKUSACK(ラクサック)やNuLAND(ニューランド)などが代表的です。
価格も1万円台から選べるものがあり、6年間の使用を前提とした従来のランドセルとは考え方が異なります。学校や地域によっては通学用バッグの指定がある場合もあるため、検討するなら入学予定の小学校に確認しておくと安心です。
ただし、こうした軽量タイプはカタログ請求という文化がなく、ネット通販が中心です。カタログを取り寄せて比べるという進め方はしにくいので、ランドセルのカタログと並行して、公式サイトの寸法・重さの数値をメモしておくとよいでしょう。国内で縫製された基準適合品にはランドセル工業会の認定証が付くので、6年間の修理体制まで含めて比べたい方は、あわせて確認してみてください。
2027年度入学と2028年度入学でカタログ請求の動き方はこう変わる
同じカタログ請求でも、年長さんと年中さんでは打ち手がまったく違います。2026年9月という時期は、2027年度入学にとっては終盤、2028年度入学にとっては始まりのタイミングだからです。
2027年度入学は配布終了のブランドを見きわめるところから
2027年4月入学の家庭にとって、紙カタログの配布はすでに終盤です。セイバンは紙カタログの受付を終えてデジタルのみに切り替わり、黒川鞄工房も紙版の受付を終了しています。今から紙で取り寄せられるブランドは限られると考えておきましょう。
一方で、フィットちゃんのように2027年度版を約1週間で発送しているブランドや、池田屋のように在庫がある間は受け付けているブランドもあります。まずは請求できるところから申し込み、終了しているブランドはデジタルカタログや公式サイトの商品ページで補うのが現実的です。
この時期は、カタログよりも在庫と展示会のほうが重要になります。人気モデルは夏までに完売していることもあるため、気になるブランドは在庫状況を直接確認し、店舗で背負えるかどうかを優先して動きましょう。
2028年度入学は受付開始に合わせてまとめて請求する
2028年4月入学、つまり現在の年中さんは、まさに今が動き出しの時期です。2026年8月から9月にかけて、ふわりぃが8月1日、鞄工房山本が8月3日、土屋鞄が9月1日と、主要ブランドが相次いで2028年度向けの受付を始めました。フィットちゃん・羽倉・萬勇鞄・中村鞄製作所・カバンのフジタ・ARTIFACT・ララちゃんも受付中です。
この時期のポイントは、気になるブランドをまとめて申し込んでしまうことです。発送は年末から翌2月にかけて順次行われるため、今申し込んでおけば、ラン活が本格化する冬から春に手元がそろいます。数量限定のブランドもあるので、迷っているうちに終了してしまうより、先に確保しておくほうが安心です。
まだ受付が始まっていないブランド(セイバン、池田屋、黒川鞄工房など)は、秋以降に案内が出る見込みです。公式サイトのお知らせやメールマガジンに登録しておくと、受付開始を逃しにくくなります。
カタログ請求から購入までの1年間の流れ
ラン活はおおむね1年がかりで進みます。夏から秋にカタログを請求し、年末から年明けにカタログが届き、1月から2月に新モデルが発表され、2月から3月に販売がスタート、春から夏にかけて展示会や店舗で試着して購入、というのが近年の標準的な流れです。
工房系は受注生産のため、春から初夏に完売するモデルが出ます。メーカー系は夏以降も在庫があることが多く、8月から9月にかけて型落ちモデルが値下げされることもあります。どの系統を狙うかによって、動くべき時期が半年ほどずれると覚えておくと計画が立てやすくなります。
年長さんの1年間に予定を組み込むなら、カタログが届く冬に候補を3〜5点へしぼり、春の展示会で背負って決め、夏までに注文を終えるのが無理のないペースです。祖父母に購入を相談する場合は、この流れを共有しておくと話が進めやすくなります。
ランドセルカタログはいつ請求する?受付開始と発送時期の目安
カタログ請求でいちばん多い失敗は、タイミングを逃すことです。受付開始と発送時期には各社の傾向があるので、目安を知っておくと動きやすくなります。
受付は夏から秋、発送は年明けが中心
翌々年度入学向けのカタログ請求は、多くのブランドが入学の1年半ほど前、つまり夏から秋にかけて受付を開始します。2028年度向けでいえば、ふわりぃが2026年8月1日、鞄工房山本が8月3日、土屋鞄が9月1日にスタートしました。セイバンは過去に2026年度向けを前々年の10月に開始しており、秋に動くブランドもあります。
一方、発送は受付開始から数か月あとになります。中村鞄製作所が2026年12月下旬から、鞄工房山本が2026年12月下旬〜2027年1月ごろ、土屋鞄が2027年1月下旬ごろ、フィットちゃんとふわりぃが2027年2月ごろと、年末から翌年2月に集中しています。
つまり、申し込みから到着まで半年近く空くケースもあるということです。すぐ届かないからといって不備を疑う必要はありません。受付と発送は別のスケジュールで動いていると理解しておきましょう。
数量限定のカタログは予定数に達し次第終わる
紙のカタログは印刷部数が決まっているため、多くのブランドが数量限定・なくなり次第終了としています。土屋鞄は数量限定で配布終了があると明記していますし、萬勇鞄の革サンプルも数量限定です。池田屋も用意数に限りがあると案内しています。
実際、2027年度向けではセイバンの紙カタログと黒川鞄工房の紙版がすでに受付を終了しました。人気ブランドほど早く終わるため、気になったタイミングで申し込むのが結果的にいちばん確実です。
なお、紙が終了してもデジタルカタログは継続して公開されるケースが多く、内容自体は確認できます。手元に紙が欲しいのか、情報だけあればよいのかを整理しておくと、終了したときにも慌てずに済みます。
届くまでの日数と、間に合わなかったときの代わりの手段
その年度のカタログがすでに完成しているブランドなら、申し込みから1週間から3週間ほどで届きます。フィットちゃんの2027年度版は約1週間、セイバンの紙カタログは申し込み順に2〜3週間が目安とされていました。逆に、翌々年度向けの予約段階では、発送予定日まで待つことになります。
配布が終わってしまったときの代替手段は3つあります。1つ目はデジタルカタログの閲覧、2つ目は公式サイトの商品ページで仕様を確認すること、3つ目は展示会や店舗で紙のカタログをもらうことです。展示会では在庫があれば紙のカタログを配っていることもあるので、来場予約の際に問い合わせてみるとよいでしょう。
なお、住所や部屋番号の入力ミス、集合住宅の表札なしなどが原因で届かないケースもあります。1か月以上経っても届かない場合は、発送予定時期をもう一度確認したうえで、ブランドの問い合わせ窓口に連絡してみてください。
紙のカタログとデジタルカタログはどう使い分ける
近年はデジタルカタログを用意するブランドが増え、紙と併用するのが当たり前になってきました。それぞれ得意なことが違うので、役割を分けて使うのがおすすめです。
紙は子どもと一緒に見る用、デジタルは親の下調べ用
紙のカタログの強みは、子どもが自分でめくって選べることです。セイバンのこどもカタログや池田屋のらんどせるずかんのように、子ども向けの冊子を別に用意しているブランドもあります。付箋を貼る、丸をつけるといった作業ができるのは紙ならではです。
一方でデジタルカタログは、申し込んだその日から見られるのが最大の利点です。黒川鞄工房のように紙版の配布が終わったブランドでも、デジタル版なら全モデルを確認できます。仕事の合間や通勤中に下調べしたい保護者にとっては、こちらのほうが使い勝手がよいでしょう。
おすすめは、親がデジタルで候補をざっと絞り、紙が届いてから子どもと一緒に決めるという二段構えです。子どもに全モデルを見せると迷いが増えるので、大人が先に条件で整理しておくと話が早く進みます。
紙のカタログが終了したブランドを調べる方法
紙が終了しているかどうかは、各ブランドのカタログ請求ページを見るのが確実です。セイバンは現在デジタルカタログのみと明記し、黒川鞄工房も好評につき紙版の受付を終了したと案内しています。請求ボタンが消えていたり、デジタル版への案内に切り替わっていたりするのが終了のサインです。
終了していた場合は、翌年度版の受付開始を待つという手もあります。年中さんであれば、次のシーズンの受付で確実に紙を入手できます。年長さんの場合は、展示会での配布や店頭在庫を当たるほうが早いでしょう。
なお、ネット上のまとめ記事には情報が更新されていないものもあります。請求リンクをたどったら年度が違っていたということもあるため、申し込み画面に表示された入学年度は必ず確認してください。
見比べる作業は紙のほうがはかどる場面もある
複数ブランドを横に並べて比べるとき、紙のカタログは想像以上に役立ちます。画面では1つずつしか開けませんが、紙なら机の上に3冊広げて、価格・重さ・容量を同時に見比べられるからです。
土屋鞄やARTIFACTのようにラインナップ一覧シートを別紙で付けるブランドがあるのも、この比較のしやすさを重視しているからでしょう。セイバンの総合カタログに付く比較表も同じ役割です。一覧表があるカタログは、届いたあとの作業がぐっとラクになります。
家族で相談するときも紙が便利です。祖父母と一緒に見るときや、離れて暮らす家族に写真を送るとき、紙のページを見せるほうが説明の手間が省けます。
一括請求サイトと公式サイト、どちらから申し込むとお得か
同じカタログでも、どこから申し込むかで得られる情報に差が出ることがあります。判断のポイントを3つに整理しました。
届く中身と付録のちがい
まず前提として、一括請求リストのリンク先は各ブランドの公式フォームです。したがって届くカタログの中身は、公式サイトから直接申し込んだ場合と同じになります。ふわりぃの生地サンプル、萬勇鞄の革サンプル、中村鞄製作所の革見本帳といった付録も、公式フォームを経由する以上は同じように付いてきます。
ただし、比較サイト経由だと申し込み時のオプション選択を見落とすことがあります。たとえば中村鞄製作所の革見本帳はAタイプ・Bタイプの選択が必要ですし、ララちゃんは入学年度を選ぶ画面があります。リンクを踏んだあとの入力画面はしっかり読むのが大切です。
まとめると、中身で差が出るのではなく、入力の丁寧さで差が出るということです。効率よくリンクを集めたいなら比較サイト、内容をじっくり確認したいなら公式サイトから、という使い分けでよいでしょう。
早期割引・クーポン・展示会の先行案内があるかどうか
カタログを請求すると、その後に届くお知らせで得をすることがあります。展示会の先行予約案内、来店予約の受付開始通知、早期購入特典の案内などです。セイバンは会員登録の特典を用意していますし、池田屋はLINE公式アカウント登録者向けのプレゼント企画を実施していました。
こうした案内は、カタログ請求時に登録したメールアドレスや会員情報に届くのが一般的です。つまり、請求そのものが情報の入り口になっているわけです。展示会の予約枠は人気会場ほど早く埋まるため、先行案内を受け取れるかどうかは実質的なメリットになります。
一方で、割引そのものはカタログ請求の有無で変わらないブランドがほとんどです。請求すれば安く買えると期待しすぎないほうがよいでしょう。得られるのは価格より、タイミングの情報だと考えておくのが正確です。
登録した情報の扱いとDM・メールの量
カタログ請求では、氏名・住所・電話番号・メールアドレス・入学予定年度を登録します。複数ブランドに申し込めば、その分だけDMやメールが届くことになります。5社に申し込めば、シーズン中は月に何通か届くと考えておきましょう。
広告・宣伝を目的としたメールは特定電子メール法の対象で、総務省も、原則として受信者の同意を得て送ることや、受信拒否の方法を表示することを求めています。つまり、不要になったメールは配信停止のリンクから止められるということです。届いたメールの末尾を確認してみてください。
郵送のDMを減らしたい場合は、各ブランドの問い合わせ窓口に停止を依頼できます。とはいえ、展示会や受注開始の案内が郵送で届くこともあるため、購入を終えるまでは受け取っておくほうが結果的に便利です。ラン活専用のフリーメールアドレスを1つ用意しておくと、普段のメールに埋もれず管理しやすくなります。
ランドセルカタログを一括請求するメリット
手間をかけてまでカタログを集める価値はあるのか、気になる方もいるでしょう。実際に請求した家庭が感じやすい利点を4つに整理しました。
実物を見に行く前に候補をしぼり込める
ランドセルの展示会や店舗は、週末になるとかなり混み合います。何も決めずに行くと、その場で数十モデルを見比べることになり、子どもが疲れてしまうことも少なくありません。事前にカタログで候補を絞っておけば、会場では背負い心地の確認に集中できます。
とくに工房系は会場が都市部に限られ、移動に時間がかかることもあります。1回の来場で決めきるためにも、候補を3点程度に絞ってから行くのが理想です。カタログの一覧表を使えば、価格・重さ・容量の条件で機械的にふるいにかけられます。
家族の予定を合わせにくい家庭ほど、事前の絞り込みの効果は大きくなります。展示会に行ける回数が1回か2回なら、カタログでの下準備が結果を左右すると考えてよいでしょう。
子どもの好みと予算のズレに早い段階で気づける
ランドセル選びでよくあるのが、子どもが気に入ったモデルが予算を大きく超えてしまうケースです。コードバンや総本革のモデルは10万円を超えることもあり、家庭の想定と合わないことがあります。
カタログが手元にあれば、この価格帯までなら選んでいいよ、と最初に線を引けるようになります。子どもは色やデザインで選ぶので、選択肢を予算内に整えてから見せるほうが、あとで断る場面を減らせます。
逆に、思っていたより手ごろな価格で希望の色が見つかることもあります。フジタの59,000円台やララちゃんの55,000円のモデルのように、価格を抑えつつ機能がそろったモデルもあるため、早い段階で相場観をつかんでおくと判断がぶれません。
早期割引や展示会の案内を受け取れる
カタログを請求すると、そのブランドからの案内が届くようになります。展示会の日程、来店予約の開始、受注開始日といった情報は、公式サイトを毎日見に行かなくても受け取れるようになるわけです。
人気ブランドの展示会は予約枠がすぐに埋まります。先行案内を受け取れる立場にいるかどうかで、試着できるかどうかが変わることもあります。カタログ請求は、その意味で情報のチケットのような役割も果たします。
早期購入特典を用意するブランドもありますが、内容は年によって変わります。案内が届いたら、割引の有無だけでなく、いつまでに注文すればよいかという期限に注目して読みましょう。
祖父母や離れて住む家族とも同じ資料で相談できる
ランドセルは祖父母が購入するケースも多く、話し合いの場が必要になります。そのときに紙のカタログがあると、電話やビデオ通話でも同じページを見ながら相談でき、認識のズレが起きにくくなります。
複数ブランドを請求しておけば、祖父母の家に1冊送っておくという使い方もできます。実際に手に取って見てもらえば、色や質感の話がスムーズになります。1人1セットまでという制限があるブランドが多いので、必要なら祖父母の名前で別に請求してもらうとよいでしょう。
購入を誰が担当するかを早めに決めておくことも大切です。展示会の予約や注文のタイミングが絡むため、資料を共有しながら段取りまで話しておくと、直前で慌てずに済みます。
ランドセルカタログを一括請求するデメリット
便利な一方で、請求しすぎることで生まれる困りごともあります。あらかじめ知っておけば、どれも避けられるものばかりです。
届きすぎて比べきれなくなる
13社すべてに請求すると、1社あたり複数冊のカタログが届くため、合計で20冊近くになることもあります。数が多すぎると、開かないまま積み上がってしまうのがよくある結果です。
現実的には、系統ごとに1〜2社ずつ、合計5社前後にとどめるのが扱いやすい量です。工房系から2社、メーカー系から2社、企画系から1社といった配分にすれば、違いを比べる楽しさを保ちながら判断もしやすくなります。
もちろん、すべて見てから決めたいという方針もあります。その場合は、届いた順に比較シートへ書き出していくと、机の上で埋もれずに済みます。届いた日に1社分だけメモするくらいのペースが続けやすいはずです。
子どもが最初に見た1点に心を決めてしまう
子どもは最初に見て気に入ったモデルに強く引かれる傾向があります。1冊目のカタログでお気に入りが決まってしまい、そのあと何を見せても気持ちが変わらない、という展開はよくあることです。
これ自体は悪いことではありませんが、重さや容量が体に合っていない場合は、親が別の候補も見せる工夫が必要になります。おすすめは、カタログをまとめて開くのではなく、条件を満たすページに付箋を貼った状態で数冊同時に見せる方法です。
また、色は年長になるにつれて好みが変わることもあります。年中さんの段階で決めた色を、購入直前にもう一度確認しておくと、あとで後悔しにくくなります。
DMやメールの連絡が増えることがある
複数ブランドに登録すれば、案内のメールや郵送物も増えます。シーズン中はほぼ毎週何かが届くという状態になることもあり、負担に感じる方もいるでしょう。
対策は、ラン活専用のメールアドレスを用意することと、購入が決まったブランド以外は配信停止の手続きをとることです。広告メールには配信停止の方法が示されているので、不要になったものは順次止めていきましょう。郵送物についても、問い合わせ窓口から停止を依頼できます。
なお、購入を終えるまでは案内を受け取っておくほうが安全です。展示会の追加開催や受注再開のお知らせが届くことがあり、止めてしまうと重要な情報を逃す可能性があります。
カタログの色と実物の色は見え方が変わる
印刷物の色は、実物とまったく同じにはなりません。とくにパステル系やニュアンスカラー、メタリック調の加工は、紙面と実物で印象が変わりやすい部分です。画面で見た場合も、モニターの設定によって差が出ます。
だからこそ、ふわりぃの生地カラーサンプルや、萬勇鞄の革サンプル、中村鞄製作所の革見本帳といった実物の素材が付くカタログの価値が高いわけです。色で迷っている場合は、こうしたサンプル付きのブランドを優先して請求するとよいでしょう。
最終的には、展示会や店舗で実物を見るのがいちばん確実です。カタログは候補を絞る道具、実物は決める道具、と役割を分けて考えると失敗しにくくなります。
届いたカタログを無駄にしない見方と比較シートの作り方
せっかく集めたカタログも、眺めるだけでは候補が絞れません。比べる軸を決めて書き出すだけで、判断のスピードが一気に上がります。
重さ・容量・保証・価格の4項目をそろえて書き出す
比較シートは、難しく考えなくて構いません。ノートやスプレッドシートに、ブランド名・モデル名・重さ・容量(A4フラットファイル対応か)・保証内容・価格の6列を作るだけで十分です。カタログの仕様ページを見ながら、候補を1行ずつ書き足していきます。
重さは、人工皮革でおよそ1,000〜1,200g、牛革で1,300g前後、コードバンで1,400g台が目安です。中村鞄製作所のベルエースハイブリッドが約1,160g、牛革ボルサが約1,260g、馬革コードバンが約1,360gというように、同じブランドの中でも素材で200gほど変わります。
保証は、期間だけでなく無料の範囲を確認しましょう。羽倉の理由を問わない6年間完全無料保証、池田屋の壊れた理由を問わない修理対応のように、使い方が原因の故障まで無料かどうかで差が出ます。修理時の送料負担の有無も、あわせてメモしておくと後で役立ちます。
付箋を使って候補を3〜5点にしぼる
シートに書き出したら、次は絞り込みです。予算の上限、重さの上限、必要な機能(反射材・大容量など)の3条件でふるいにかけると、たいてい候補は10点以下になります。そこから色の好みを加えて、3〜5点まで絞るのが目標です。
このとき、カタログの該当ページに付箋を貼っておくと、あとで開く手間が減ります。ブランドごとに付箋の色を変えると、机の上に広げたときにひと目で分かります。展示会に持って行けば、その場でスタッフに相談するときにも役立ちます。
候補が5点を超えると、展示会での試着に時間がかかりすぎます。1会場で背負って比べられるのは3点前後と考えて、優先順位まで付けておくとスムーズです。
子どもに見せるタイミングと見せ方のコツ
子どもに見せるのは、親が候補を絞ったあとがおすすめです。最初から全部見せると、予算や重さの条件に合わないモデルを気に入ってしまい、あとで説得することになるからです。選んでよい範囲を先に整えてから渡すのがコツです。
見せ方も工夫できます。付箋を貼った3〜5点だけを開いて、この中ならどれがいい?と聞く方法なら、子どもは自分で選んだ実感を持てます。セイバンのこどもカタログや池田屋のらんどせるずかんのような子ども向けの冊子があるブランドなら、それを渡すのもよいでしょう。
決めた色は、しばらく時間を置いてからもう一度確認してみてください。数週間後に同じ答えなら本当に好きな色ですし、変わったなら実物を見るまで決定を保留するという判断もできます。
最後は展示会や店舗で実物を背負って確かめる
カタログで絞り込んだら、最後は必ず実物を背負って確認しましょう。背あてのフィット感、肩ベルトの当たり方、金具の位置は、体格によって感じ方が変わります。カタログの数値だけでは分からない部分です。
確認するポイントは、肩と背中に隙間ができないか、留め具が自分で開け閉めできるか、教科書を入れた状態でも重心が体に近いか、の3点です。実際の荷物を想定した重さで背負わせてもらうと、通学時のイメージがつかめます。ランドセルは6年間使う道具なので、今の体格だけでなく、成長したときの調整幅も確認しておきましょう。
工房系は展示会が春から初夏に集中し、会場も限られます。カタログが届いたら、展示会の日程を先にカレンダーへ入れておくと、候補が絞れたタイミングで動けます。予約制の会場が多いので、案内が来たら早めに申し込むのが安心です。
ランドセルカタログの一括請求によくある質問
最後に、カタログ請求について寄せられることの多い疑問にお答えします。
カタログ請求は本当に無料?送料はかかる?
今回紹介した13ブランドのカタログは、いずれも無料です。フィットちゃんやARTIFACTは送料も含めて無料と明記していますし、土屋鞄も送料無料と案内しています。萬勇鞄の革サンプルや中村鞄製作所の革見本帳のような付録も、無料の範囲に含まれます。
請求後に代金を請求されたり、購入を条件にされたりすることもありません。ただし、有料の生地見本を別メニューで用意しているブランドもあるため、申し込み画面で0円と表示されているかを確認してから送信すると確実です。
何冊くらい取り寄せるとちょうどいい?
比較しやすいのは4〜6社程度です。工房系から2社、メーカー系から2社、企画系から1〜2社という配分にすると、価格帯とデザインの幅を押さえられます。1社で2冊組のブランドもあるため、冊数としては10冊前後になる計算です。
すべてのブランドを見たい場合でも問題はありませんが、届いたカタログを比較シートに書き出す作業が追いつくかを基準に考えるとよいでしょう。全部請求して結局開かないより、5社をしっかり比べたほうが納得のいく結果になりやすいはずです。
2028年度入学向けのカタログはいつから請求できる?
すでに多くのブランドが受付を開始しています。2026年8月1日にふわりぃ、8月3日に鞄工房山本、9月1日に土屋鞄が2028年度向けの受付を始めました。フィットちゃん・羽倉・萬勇鞄・中村鞄製作所・カバンのフジタ・ARTIFACT・ララちゃんも請求できます。
発送は年末から2027年2月にかけて順次行われます。中村鞄製作所は2026年12月下旬から、土屋鞄は2027年1月下旬ごろから、フィットちゃんとふわりぃは2027年2月ごろからの予定です。まだ受付が始まっていないセイバン・池田屋・黒川鞄工房などは、秋以降の案内を待つ形になります。
請求したら必ず買わないといけない?
購入の義務はまったくありません。カタログ請求はあくまで資料の取り寄せで、申し込んだブランドから買わなければならないという決まりはないので安心してください。
とはいえ、請求後は展示会や受注開始の案内が届きます。検討を終えたブランドについては、メールの配信停止や郵送物の停止を依頼すれば連絡を減らせます。断りの連絡を入れる必要もありません。
兄弟姉妹がいる場合は年度ごとに請求し直すの?
はい、年度ごとに請求し直すのが基本です。ランドセルは毎年モデルが入れ替わり、価格や仕様も更新されるため、上のお子さまのときのカタログをそのまま使うことはできません。申し込み画面でも入学予定年度を選ぶようになっています。
多くのブランドは1人1セットまでという制限を設けていますが、これは同一年度の重複請求を防ぐためのものです。学年の違う兄弟姉妹それぞれの年度で請求するのは問題ありません。上の子のときと同じブランドを検討する場合も、最新版を取り寄せて仕様の変更点を確認しましょう。
申し込んだのにカタログが届かないときは?
まず確認したいのは、そのカタログの発送予定時期です。翌々年度向けの予約段階なら、そもそも発送が数か月先というケースがほとんどです。土屋鞄なら2027年1月下旬ごろ、フィットちゃんの2028年度版なら2027年2月上旬ごろというように、発送予定日が過ぎているかをまず確認しましょう。
発送時期を過ぎても届かない場合は、住所や部屋番号の入力ミス、数量限定による配布終了などが考えられます。申し込み完了メールが届いているかを確認したうえで、ブランドの問い合わせ窓口に連絡してみてください。迷惑メールフォルダに完了通知が入っていることもあるので、あわせてチェックしておくと安心です。
まとめ|2027・2028年度のランドセルカタログは早めの一括請求で選択肢を広げよう
ランドセルのカタログ請求に、1つのフォームで全社に届く公式の仕組みはありません。実際は各ブランドの公式フォームから1社ずつ申し込む形ですが、リンクをまとめて一気に済ませてしまえば、5社でも15分ほどで終わります。
2027年度入学の家庭は、セイバンや黒川鞄工房のように紙カタログの配布を終えたブランドが出てきているため、請求できるところから申し込みつつ、在庫と展示会の確認を優先しましょう。2028年度入学の家庭は、ふわりぃ・鞄工房山本・土屋鞄をはじめ主要ブランドが受付を始めた今が動き出しのタイミングです。発送は年末から2027年2月にかけてなので、先に申し込んでおけばラン活が本格化する時期に手元がそろいます。
届いたあとは、重さ・容量・保証・価格の4項目を書き出して候補を3〜5点に絞り、最後は展示会や店舗で背負って決める。この流れを押さえておけば、迷いすぎずに納得のいく1つにたどり着けます。数量限定のカタログは気づいたときに申し込むのがいちばん確実です。気になるブランドから、さっそく請求してみてください。