大地を守る会のおせち『宝泉華』を実食レビュー|口コミ・評判と正直な感想【2027年新春】 | 道の駅くりもと 紅小町の郷

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毎年この時期になると、おせちをどこに頼むか迷ってしまいます。安さだけで選ぶと肝心の味でがっかりすることがありますし、高価なものを選んでも家族の箸が伸びなければ意味がありません。とくに小さな子どもがいる家庭では、使われている素材や味付けの方針まで気になるはずです。

今回は、有機野菜・無農薬野菜の宅配で知られる大地を守る会が2027年新春に用意したおせちのうち、和洋三段重「宝泉華」を自宅で実際に解凍し、家族で食べてみた記録をお届けします。4人前34品というボリュームを大人2人・8歳の娘の3人家族で囲んで、届いた箱の大きさ、解凍にかかった時間、品ごとの味わい、そして注文前に知っておきたかったポイントまでまとめました。

早割やキャンセル期限などの申し込み条件、ほかの3種類のおせちとの違い、実際に寄せられている口コミの傾向についても整理しているので、大地を守る会のおせちが自分たちの家庭に合いそうかどうかを見極める参考にしてください。

大地を守る会のおせち宝泉華とは?2027年新春の基本情報

大地を守る会のおせち宝泉華2027の和洋三段重を横一列に並べた全体。壱の重・弐の重・参の重の中身がすべて見える

宝泉華(ほうせんか)は、大地を守る会が2027年新春に用意した4種類のおせちのうち、いちばん大きくて華やかな和洋三段重です。伝統的な和の縁起物と、ローストビーフやテリーヌといった洋の一品が同じ重箱に並ぶので、幅広い年代で楽しめる構成になっています。

大地を守る会

商品名 大地を守る会のおせち 宝泉華(和洋三段重)
品数・人数 34品・4人前
重箱サイズ 19.5×19.5×高さ16.1cm(三段)
お届け状態 冷凍(盛り付け済み)
最終販売価格 35,640円(税込)
早割価格 今なら2,495円お得な33,145円(税込)
お届け日 12月30日(水)着・全国送料無料
キャンセル無料期限 12月14日(月)お昼12:30まで
素材の方針 主原料は厳選した国産素材、または海外産オーガニック(保存料不使用)
のし 対応あり

4人前34品の和洋三段重という中身

宝泉華は三段重に34品が盛り付けられた4人前のおせちで、重箱のサイズは19.5×19.5×高さ16.1cmです。一般的な三段重と同じくらいの正方形で、三段を重ねても食卓の真ん中に置ける大きさに収まっています。

中身は重ごとに役割が分かれています。壱の重は北海道産天然秋鮭のスモークサーモンいくらのせ、国産天然鰤の照焼、国産蝦夷アワビの含め煮、鹿児島県産車海老のうま煮といった海の幸と、黒豆煮・数の子・田作りなどの縁起物。弐の重は北海道産昆布の宝巻き、伊達巻き、徳島県産鳴門金時のきんとん餡、渋皮付国産栗の甘露煮など和のおかず。参の重は国産牛のローストビーフ、ナチュラルチーズとオーガニックレーズンのテリーヌ、岩手県産鴨ロース煮といった洋の一品が中心です。

黒豆やごまめ、数の子といった品には、まめに働けるように、豊作を願う、子孫繁栄といった農林水産省が紹介するおせち料理それぞれの願いが込められています。宝泉華はこうした定番を外さずに、洋の品で変化をつけている構成です。

国産素材とやさしい味付けにこだわる理由

大地を守る会が宝泉華で掲げているのは、主原料は厳選した国産素材、または海外産オーガニックという基準です。香辛料や調味料など主原料以外には一部海外産のものがあり、一部にエコシュリンプを使用していると公式に明記されています。産地をぼかさずに書いている点は、素材を気にする家庭にとって判断しやすいところです。

味づくりの方針もはっきりしていて、素材から調味料まで厳しい基準で職人が吟味し、使わなくてよいものは使わないという考え方から保存料は不使用とされています。ここは誤解されやすいのですが、公式が示しているのはあくまで保存料を使っていないという表示で、添加物を一切使っていないという意味ではありません。消費者庁も食品添加物の不使用表示に関するガイドラインで、無添加という言葉が実際より優れた印象を与えかねない点に注意を促しています。この記事でも、公式の表記どおり保存料不使用として扱います。

そして味付けについては、厳選した国産素材の味を堪能してもらうために過度な味付けをしないと説明されています。食べ進めても飽きない風味を狙った設計です。ただし実際に食べてみると、味が弱いという意味ではありませんでした。実食して感じた味の方向は、後の章で詳しくまとめます。放射能検査を実施していることも公式に記載されています。

お届け日・送料・早割・キャンセル期限のまとめ

2027年新春のおせちは、12月30日(水)着で全国どこでも送料無料です。大晦日の前日に届くので、31日は解凍を待つだけという流れになります。冷凍便で届き、盛り付けられた状態の重箱がそのまま入っています。

価格は宝泉華の最終販売価格が税込35,640円で、早割の対象期間なら2,495円お得な33,145円で申し込めます。早割の割引額は時期が進むほど小さくなっていく仕組みなので、買うと決めているなら早い時期に押さえたほうが有利です。

もうひとつ押さえておきたいのが、キャンセル無料の期限が12月14日(月)お昼12:30までという点です。予定が読めない年末でも、この日までなら費用をかけずに取り消せます。逆に言えば、12月中旬を過ぎると変更がきかないので、帰省や来客の予定はこの日までに固めておきたいところです。年末に慌てて探すことになった場合は、おせちの売れ残りが安く買える在庫処分セールのまとめも参考になります。

宝泉華が届いた日のようす|冷凍便の箱の大きさと同梱物

ここからは実際の記録です。冷凍おせちは届いた瞬間から冷凍庫の場所取りが始まるので、箱の大きさと中身の構成は事前に知っておくと慌てずにすみます。

届いた箱のサイズと冷凍庫に入るかどうか

冷凍便で届いた大地を守る会のおせち宝泉華をラップのまま三段重ねた状態。冷凍庫に入れる前の大きさがわかる

宝泉華の重箱は19.5×19.5×高さ16.1cmで、三段を重ねた状態で届きます。外箱は緩衝材のぶんだけひと回り大きくなるので、一辺25cm前後・高さ20cm強のスペースを冷凍庫に空けておくと考えておくと安全です。家庭用の冷凍庫なら、引き出し一段をまるごと空ける感覚に近くなります。

実際に届いた外箱は重箱よりもひと回り大きく、我が家の冷凍庫では下段の引き出しを一段分空けてようやく収まりました。年末は買い置きの食材で冷凍庫が混み合う時期なので、届く前日までに製氷トレーや作り置きを整理しておくとスムーズです。重ねずに横向きで入れられるかどうかは冷凍庫の高さ次第なので、届く前に一度測っておくことをおすすめします。

公式の案内でも、届いたらまず外箱から出して冷凍庫で保管するよう指示があります。玄関に置きっぱなしにできないタイプの商品なので、受け取れる日と場所を12月30日にきちんと確保しておくことが実は最初の関門です。

開封して出てきたもの(お品書き・解凍の案内)

冷凍便で届いた大地を守る会のおせち宝泉華の壱の重をラップのまま真上から見たところ

外箱を開けると、三段の重箱と一緒に、お品書きと解凍方法の案内が入っています。お品書きには壱の重・弐の重・参の重それぞれの品名が産地つきで並んでいて、どれが何なのか食卓で確認しながら食べられます。産地の表記が細かいので、素材を気にして選んだ人ほど読み応えがあります。

我が家では、お品書きを娘が声に出して読み上げる係になり、食べる前から中身への期待が高まりました。解凍方法の案内は手順が3つに整理されていて、冷凍おせちが初めてでも迷いません。重箱は一段ずつフィルムで包まれた状態で、輸送中に中身が寄ってしまうこともありませんでした。

重箱を開けた第一印象と詰まり具合

大地を守る会のおせち宝泉華の三段重を開けて並べたところ。すき間なく詰められた盛り付けの様子

三段重ねた状態は思ったよりコンパクトで、高さ16.1cmという数字どおり、食卓の中央に置いても圧迫感がありません。大きさで驚くタイプではなく、開けたときの色数で驚くタイプのおせちです。

フタを開けると、いくらの赤、黒豆の黒、きんとんの黄色、金柑のオレンジが並び、冷凍の状態でも色がくすんでいませんでした。すき間なく詰められていて、輸送中に寄った様子もありません。派手な飾りで盛るのではなく、料理そのものの色で見せる詰め方だという印象です。

冷凍おせちの解凍レポート|手順と実際にかかった時間

冷凍おせちでいちばん失敗しやすいのが解凍です。公式の手順は3ステップとシンプルですが、守らないと味も見た目も落ちます。ここは手順そのものと、実際にやってみた結果を分けて書きます。

冷凍庫で保存してから冷蔵庫に移すまでの準備

公式が案内している手順は次の3つです。①届いたら外箱から出して冷凍庫で保管する ②食べる24時間前に、お重を重ねずに冷蔵庫へ入れる ③食べる1〜2時間前に常温に置く。冷蔵庫や室内の温度によって多少前後するため、様子を見て解凍時間を追加してよいとされています。

準備で大事なのは、②のために冷蔵庫に重箱3つを平置きできるスペースを空けておくことです。重ねたままだと解凍にムラが出ると公式にも明記されているので、ここは省略できません。1段あたり19.5cm四方なので、棚を1段まるごと空けるか、2段に分けて置く必要があります。

なお、常温での長時間放置は避けたほうがよい方法です。農林水産省も、冷凍食品は冷蔵庫の中で解凍するのが基本だと案内しています。公式手順が冷蔵庫解凍を軸にしているのは理にかなっています。

お重を重ねずに冷蔵庫で24時間、実際にかかった時間

大晦日の夜に食べるなら30日の夜、元日の朝に食べるなら31日の朝に冷蔵庫へ移す計算になります。24時間という数字は逆算しやすい反面、うっかり忘れると当日に間に合わないので、スマートフォンのアラームを入れておくくらいがちょうどよいです。

今回は食べる前日の朝に冷蔵庫へ移しました。24時間置いた時点で、上に置いた段はしっかり解凍できていた一方、奥に入れた段は中心が少し冷たく、常温に出す時間を長めに取って調整しました。冷蔵庫の温度設定や詰まり具合でここは差が出るので、公式が言うとおり様子を見て追加する前提でスケジュールを組むのが安全です。

食べる1〜2時間前に常温へ出すとどう変わるか

冷蔵庫から出して常温に置く工程は、単に温度を上げるためではありません。煮物の煮こごりや、脂を含んだ洋の品は、冷たすぎると味が閉じてしまうため、口に入れたときの香りと甘みを引き出す狙いがあります。

冷蔵庫から出したては、きんとんや伊達巻きの甘みや香りが立ちにくく感じられました。1時間ほど常温に置くと、栗の甘さや卵の風味がはっきりしてきます。ローストビーフやテリーヌのように脂を含む品ほど差が大きく、常温に戻す工程を省略するかどうかで満足度が変わると感じました。

ただし、常温に出す時間を延ばしすぎるのはおすすめしません。食べる直前まで冷蔵庫に置き、出すのは1〜2時間前までという公式の範囲を守るのが無難です。

解凍後の水っぽさやドリップは出たのか

冷凍おせちで最も心配されるのが、解凍後に水分が出て味がぼやけることです。急速凍結の技術によって家庭の冷凍とは仕上がりが変わることは、農林水産省が紹介する冷凍食品の豆知識でも解説されています。

解凍後に重箱の底へ水分が溜まるようなことはなく、盛り付けたまま食卓に出せる状態でした。汁気のある煮物の下にわずかに水分がにじんだ程度で、隣の品へ味が移ることもありません。全体としては、冷凍だと言われなければ気づかない仕上がりでした。

壱の重を実食レビュー|海の幸と縁起物を1品ずつ紹介

大地を守る会のおせち宝泉華の壱の重を真上から見た全体。海の幸と定番の縁起物が並ぶ

壱の重には、海の幸と定番の縁起物が集まっています。おせちらしさをいちばん強く感じる段で、最初にフタを開けるのはここです。ここからは、実際に重に入っていた品を1品ずつ写真つきで紹介していきます。

国産蝦夷アワビの含め煮|殻ごと盛られた壱の重の主役

宝泉華の壱の重に入った国産蝦夷アワビの含め煮。殻に盛り付けられ厚めに切られている

お品書きの筆頭に並ぶのが、国産の蝦夷アワビをじっくり含め煮にした一品です。殻を器のように使ってスライスしたアワビを盛り付けているので、重箱を開けた瞬間にいちばん目に入ります。家庭では手が出しにくい素材が最初から入っているのは、この価格帯のおせちらしい部分です。

薄めにスライスされているぶん食べやすく、含め煮のだしが端までしみています。噛むとやわらかさの奥に貝らしい弾力が残っていて、含め煮の甘辛さは思っていたよりはっきり出ていました。殻ごと盛られているので、重箱を開けたときの主役として見栄えもします。

鹿児島県産車海老のうま煮|銅釜で一気に炊き上げた4尾

宝泉華の壱の重に入った鹿児島県産車海老のうま煮。殻付きのまま4尾並んでいる

車海老は、鹿児島県産のクルマエビを銅釜で一気に炊き上げていると公式に説明されています。ぷりぷりの食感と深いうまみを狙った作り方で、殻付きのまま並べて盛られています。

身がしっかりしていて、噛むと弾力が返ってきます。うま煮の味は輪郭がはっきりしていて、そのあとから海老そのものの甘みが立ち上がってきました。殻付きなので手は少し汚れますが、そのぶん身がぱさつかず、一尾ずつ食べごたえがあります。

スモークサーモンいくらのせと国産天然鰤の照焼|壱の重の魚介の要

大地を守る会のおせち宝泉華の壱の重に入ったスモークサーモンのいくらのせと国産天然鰤の照焼

北海道産天然秋鮭のスモークサーモンいくらのせは、スモークサーモンに適した雄鮭を塩のみで仕上げ、北海道産秋鮭の卵を特製だしで漬け込んだいくらをのせた一品です。隣には国産天然鰤の照焼が並び、この2品で壱の重の魚介の中心を作っています。

サーモンは塩だけで仕上げているぶん、くん製の香りが素直に出ていました。上にのったいくらは粒がつぶれておらず、口の中ではじける食感が残っています。そして今回の34品の中で、筆者がいちばん気に入ったのがこの国産天然鰤の照焼でした。箸を入れるとほろほろと身がほどけ、冷凍の魚にありがちなぱさつきがまったくありません。照焼のタレは甘辛さがしっかりのっていて、ほろほろの身と一緒にご飯にもよく合いました。

ふんわりかまぼこ|2027年新登場の北海道産スケトウダラのすり身

2027年新春に新登場したふんわりかまぼこ。北海道産スケトウダラのすり身を使った一品

2027年新春から加わった新顔が、このふんわりかまぼこです。北海道産スケトウダラのすり身を昔ながらの製法で仕上げたと説明されていて、名前のとおりやわらかい口当たりを狙った一品になっています。

練り物にありがちな強い弾力ではなく、名前のとおりふんわりとした歯ざわりでした。魚のうまみが素直に出るので、何もつけずにそのまま食べるのが向いています。紅白の色合いもきれいで、重箱の中で明るい役割を担っていました。

国産黒豆煮|つやのある炊き上がりで娘のお気に入り

宝泉華の壱の重に入った国産黒豆煮。つやのある炊き上がりで甘さは控えめ

黒豆は、まめに働けるようにという願いが込められた定番の縁起物です。宝泉華は素材の味を堪能してもらうために過度な味付けをしない方針なので、砂糖で固める作り方ではなく、豆の風味を残す炊き方になっています。

一粒が大きく、皮にしわが寄らずつやのある炊き上がりでした。蜜は芯まで入っていて、豆の風味と一緒に甘みがしっかり残ります。そして8歳の娘が気に入ったのが、この国産黒豆煮と参の重の国産牛のローストビーフでした。黒豆は自分からひと粒ずつ何度も取っていて、和の品の中ではいちばん手が伸びていた一品です。

北海道産にしんの味付数の子|だしが効いて歯ごたえのある縁起物

大地を守る会のおせち宝泉華の壱の重に入った北海道産にしんの味付数の子。だしがよく効いた歯ごたえのある縁起物

数の子は子孫繁栄を願う縁起物で、宝泉華では北海道産にしんの卵を味付けした数の子が入っています。おせちの中では歯ごたえで楽しむ枠にあたる一品です。

塩抜きをしなくてもそのまま食べられる味付数の子で、だしの味が中までよく入っていました。歯ごたえはしっかり残っていて、噛むたびに小気味よい音がします。甘い黒豆と交互に食べると、味の緩急がついて箸が進みました。

継ぎ足し自家製ダレの田作り|のし飾りが添えられた祝いの一品

大地を守る会のおせち宝泉華に入った継ぎ足し自家製ダレの田作りと、添えられたのし飾り

田作りは豊作を願う縁起物で、宝泉華では継ぎ足しの自家製ダレで仕上げた田作りが入っています。同じ枠にはのし飾りが添えられていて、重箱を開けたときに正月らしさをいちばん強く出している場所です。

タレは甘辛さのバランスが取れていて、後を引く味でした。小魚はしっとりしすぎず、ぱりぱりとした食感が残っています。のし飾りが添えられているだけで写真の印象が変わるので、重箱を開けたときの華やかさに効いていました。

黒豆やごまめ、数の子といった品に込められた意味は、農林水産省が紹介するおせち料理それぞれの願いとしてまとめられています。壱の重は、その定番を外さずに海の幸で華やかさを足した段だと言えます。

大地を守る会のおせち宝泉華の壱の重を斜めから見たところ

弐の重を実食レビュー|和のおかずを1品ずつ紹介

大地を守る会のおせち宝泉華の弐の重を真上から見た全体。和のおかずと甘い品が並ぶ

弐の重は、煮物や巻物など和のおかずが中心です。おせちの中盤としてもっとも箸が伸びやすい段で、甘い品と塩気のある品が交互に並びます。こちらも1品ずつ写真つきで見ていきます。

伊達巻き|石臼のすり身でふっくら焼き上げた定番

大地を守る会のおせち宝泉華の伊達巻き。石臼で作ったすり身でふっくらと焼き上げられている

伊達巻きは、無リン魚肉すり身を使い、石臼でていねいに作ったすり身でふっくら仕上げていると公式に説明されています。おせちの中でも作り方の説明がいちばん細かい品で、宝泉華のこだわりが見えるところです。

きめが細かく、口に入れるとほろりとほどけます。甘さより卵とすり身の風味が前に出ていて、和菓子のような甘さではありません。渦巻きの断面がきれいなので、取り分けたときの見栄えもよい一品でした。

北海道産帆立貝のうま煮|国産生姜を隠し味にあっさりと

宝泉華の弐の重に入った北海道産帆立貝のうま煮

帆立貝のうま煮は、ベビーホタテの味を生かし、国産生姜を隠し味にあっさり仕上げた一品です。煮物が並ぶ弐の重の中では、軽さを担当している位置づけになります。

生姜がほんのり効いていて、煮汁の味は芯まで入っていました。ひと粒が小ぶりなので、ほかの品と合わせて少しずつ取るのにちょうどよい大きさです。煮物の中でも味の輪郭がはっきりしていて、貝の甘みと一緒にうまみが残ります。

徳島県産鳴門金時のきんとん餡と渋皮付国産栗の甘露煮|弐の重の甘い枠

宝泉華の弐の重に入った徳島県産鳴門金時のきんとん餡と渋皮付国産栗の甘露煮

徳島県産の鳴門金時で作ったきんとん餡に、渋皮付の国産栗の甘露煮を合わせたのがこの枠です。おせちの中でいちばん甘い場所ですが、過度な味付けをしない方針はここにも通っています。

きんとん餡はさつまいもの甘みがしっかりのっていて、鳴門金時の風味がそのまま出ていました。なめらかというより芋の質感が残るタイプで、素材の輪郭がわかります。渋皮付きの栗は蜜がよくしみていて、渋皮のほろ苦さがアクセントになっています。和菓子に近い満足感のある枠でした。

子持鮎山椒煮|実山椒でじっくり炊いた一口サイズの甘露煮

宝泉華の弐の重に入った子持鮎山椒煮。山椒を効かせた大人向けの一品

子持鮎山椒煮は、実山椒を入れてじっくり炊いた子持ち鮎の甘露煮を一口サイズにカットした一品です。山椒の香りが立つ、和のおせちらしい大人向けの枠になります。

山椒の香りがはっきりしていて、口に入れた瞬間に鼻へ抜けます。骨まで柔らかく炊かれているので、一口サイズのまま気にせず食べられました。甘露煮の甘辛さもしっかりのっているので、日本酒と合わせるとちょうどよく、大人の時間に取っておきたくなる一品です。

国産鶏の柚子胡椒巻|柚子胡椒が香る鶏の巻物

宝泉華の弐の重に入った国産鶏の柚子胡椒巻

国産鶏の柚子胡椒巻は、鶏肉を巻いて仕上げた品に柚子胡椒の香りを合わせた一品です。大地のお肉重 六選にも採用されているので、大地を守る会のおせちの中では定番の顔になります。

柚子の香りが先に来て、胡椒の辛さは後からゆるやかに追いかけてきます。鶏はしっとりしていて、冷たいままでもかたくなりませんでした。和の煮物が続いたあとに食べると、香りで気分が切り替わります。

北海道産昆布の宝巻き・九州産金柑の甜菜糖シロップ煮・三色羽二重餅|和の甘みが集まる枠

宝泉華の弐の重に入った北海道産昆布の宝巻きと九州産金柑の甜菜糖シロップ煮、三色羽二重餅

この枠には、北海道産昆布の宝巻き、九州産金柑の甜菜糖シロップ煮、三色羽二重餅(紅・白・よもぎ)が並びます。昆布巻きの塩気、金柑のさわやかな甘み、羽二重餅の和菓子らしい甘さが一か所にまとまっていて、弐の重の中でも彩りが目立つ場所です。

昆布の宝巻きは箸で切れるほどやわらかく、甘辛い煮汁が芯まで入っていました。金柑はシロップ煮らしい甘みがあり、そのあとに皮のほろ苦さが残ります。三色羽二重餅はやわらかく、食後のお茶に合わせるとちょうどよい甘さでした。おせちに和菓子が入っていると、締めの一口に困りません。

紅白なます いくらのせ|いくらをのせた紅白の箸休め

宝泉華の弐の重に入った紅白なます いくらのせ

紅白なますは、大根と人参を紅白に見立てた祝いの一品です。宝泉華ではいくらをのせて仕立てているので、定番の箸休めがそのままごちそうの顔になっています。

酢の角が立っておらず、口に入れたときにつんと来ません。大根と人参の食感がきちんと残っていて、煮物のあとの口直しにちょうどよい一品でした。上にのったいくらの塩気が加わることで、単なる箸休めより一段ごちそう寄りになります。

九州産原木椎茸煮|白く炊いた根菜を添えた煮物

宝泉華の弐の重に入った九州産原木椎茸煮と白く炊いた根菜

九州産の原木椎茸を煮含めた一品で、同じ枠には白く炊き上げた根菜が添えられています。だしを吸わせる料理なので、宝泉華の味づくりの方向がいちばんわかりやすく出る品でもあります。

椎茸は肉厚で、噛むとだしがじゅわりと出てきます。見た目の色そのままに味も芯まで入っていて、煮物の中ではいちばん味がしっかりした枠でした。それでいて椎茸の香りはきちんと立っていて、ご飯にもよく合います。添えられた白い根菜は、隣の椎茸と色も味も対になっていて、見た目にも整っています。

大地を守る会のおせち宝泉華の弐の重を斜めから見たところ

参の重を実食レビュー|洋のおかずを1品ずつ紹介

大地を守る会のおせち宝泉華の参の重を真上から見た全体。ローストビーフやテリーヌなど洋の一品が集まる

参の重は、洋の一品が集まっています。一段まるごと洋のおかずにあてているおせちは多くありません。おせちが得意でない家族がいる家庭では、この段があるかどうかで食卓の空気が変わります。こちらも1品ずつ見ていきます。

国産牛のローストビーフ 特製ダレ付き|新漬オリーブを添えた参の重の主役

宝泉華の参の重に入った国産牛のローストビーフ。特製ダレ付きで新漬オリーブが添えられている

国産牛のモモ肉を塩とハーブでローストビーフに仕上げた一品で、特製ダレが別添えで付きます。同じ枠には新漬オリーブが添えられていて、参の重の中でいちばん目を引く場所です。

薄めにスライスされていて、赤身の香りがしっかりありました。噛み切りやすいやわらかさで、解凍後にドリップが出ることもありません。タレをかけずに食べると塩とハーブの味が素直に出て、かけると一気に食事寄りの味に変わります。8歳の娘が気に入ったのが、この国産牛のローストビーフと壱の重の国産黒豆煮で、娘はタレなし、大人はタレありという食べ分けができたのも便利でした。

ナチュラルチーズとオーガニックレーズンのテリーヌ|塩気と甘みが同居する一品

宝泉華の参の重に入ったナチュラルチーズとオーガニックレーズンのテリーヌ

ナチュラルチーズにオーガニックレーズンを合わせたテリーヌで、おせちの中では洋菓子に近い立ち位置です。チーズの塩気とレーズンの甘みが1品の中で同居しているので、和の煮物が続いたあとの切り替えに向いています。

チーズの塩気が先に来て、あとからレーズンの甘みが追いかけてきます。口当たりはなめらかで、冷たいままより少し常温に戻したほうが香りが立ちました。ワインを合わせると、おせちの途中とは思えない一皿になります。

豚肉と3種の茸のリエット|2027年新登場のうまみたっぷりの新顔

2027年新春に新登場した豚肉と3種の茸のリエット。ピンクペッパーが散らされている

2027年新春から加わった新顔で、国産の豚肉と3種のきのこをうまみたっぷりのリエットに仕上げたと説明されています。ピンクペッパーが散らされていて、参の重の中でもっとも洋の色が濃い一品です。

きのこの香りと豚肉のうまみが混ざった、食べごたえのある一品でした。そのままでも十分ですが、バゲットにのせるとまた別の料理のように楽しめます。おせちに洋の惣菜が入っていると、食べ進める途中で味の方向を変えられるのが助かります。

岩手県産鴨ロース煮 刻み柚子のせ|低温調理でしっとり仕上げた鴨

大地を守る会のおせちに入った岩手県産鴨ロース煮 刻み柚子のせ。低温調理でしっとり仕上げられている

岩手県産の合鴨肉を粗糖と醤油をベースに低温調理し、刻み柚子を添えた一品です。参の重に入りながら、香りの立て方はいちばん和に近い品でもあります。

低温調理のおかげで身がしっとりしていて、冷たいままでもかたくなりません。脂の甘みのあとに柚子の香りが立ち上がり、余韻がさわやかにまとまります。参の重の中では日本酒にも赤ワインにも寄せられる、便利な一品でした。

北海道産生乳のクリームチーズ ドライフルーツ入り|箸休めになるスイーツ枠

宝泉華の参の重に入った北海道産生乳のクリームチーズ ドライフルーツ入り

北海道産生乳のクリームチーズにドライフルーツを合わせた一品で、公式でもドライフルーツの甘みとナッツの食感がアクセントの、箸休めになるスイーツという位置づけで紹介されています。

チーズのコクにドライフルーツの甘みが重なり、最後にナッツの食感が残ります。甘みよりチーズのコクが軸にあるので、デザートというより食事の締めに近い立ち位置でした。和の品が続いたあとの箸休めとして、いちばん出番の多い一品です。

サーモンと胡瓜の錦糸巻|彩りのよい洋風の巻物

宝泉華の参の重に入ったサーモンと胡瓜の錦糸巻

サーモンと胡瓜を薄焼き卵の錦糸で巻いた一品で、断面のオレンジと緑と黄色が重箱の彩りを引き上げています。参の重の中では軽い口当たりの枠にあたります。

一口で食べられる大きさで、胡瓜のしゃきっとした食感が残っています。サーモンの塩気と卵のやさしい甘さが同時に来て、口の中でうまくまとまりました。切り口がきれいなので、取り分けたお皿の上でも見栄えがします。

キャロットラペ|2027年リニューアルのにんじんの副菜

宝泉華の参の重に入ったキャロットラペ

キャロットラペは2027年新春にリニューアルされた品のひとつで、パセリを添えた仕立てになっています。油と肉の品が並ぶ参の重の中で、野菜の副菜として置かれている一品です。

食べてまず感じたのは甘味の強さで、にんじんそのものの甘みがはっきり出ています。酸味で食べさせるラペというより、甘みで食べさせる一品だと考えるとわかりやすい副菜でした。細切りの食感はしっかり残っていて、ローストビーフやリエットのあとに食べると口の中が軽くなります。野菜の一品が入っているだけで、重箱全体の食べ進めやすさが変わりました。

たこと野菜の洋風マリネ|酸味が穏やかな洋の小鉢

宝泉華の参の重に入ったたこと野菜の洋風マリネ

たこと野菜を洋風のマリネに仕立てた一品です。参の重の中ではいちばんさっぱりした枠で、肉と乳製品が続く並びの中で口の中を整える役割を持っています。

酸味が穏やかで、口の中をさっぱりさせてくれました。たこは噛みごたえがありながらかたすぎず、一緒に入った野菜の食感とよく合います。冷たいままでもおいしく、常温に戻すと香りが少し立ちました。

大地を守る会のおせち宝泉華の参の重を斜めから見たところ

食べてわかった宝泉華の味の傾向|甘さ・塩気と保存料不使用のよさ

三段を一通り食べると、宝泉華全体の味の方向性が見えてきます。ここは品ごとではなく、おせち全体としての傾向をまとめます。

全体は薄味なのか、しっかりめなのか

公式は厳選した国産素材の味を堪能してもらうために過度な味付けはしないと説明しています。おせちはもともと日持ちを意識して味を濃くする料理でしたが、冷凍で届く前提なら保存のために濃くする必要はありません。素材の味を消さない方向に振れるのは、冷凍おせちだからこそできる設計だと言えます。ただしこれは、味が弱いという意味ではありませんでした。

実際に食べてみると、味付けは思っていたよりしっかり目でした。とくに煮物系の品は味が芯まで入っていて、椎茸煮や帆立貝のうま煮、昆布の宝巻きはそのままご飯のおかずとして成立します。冷凍おせちにありがちな、解凍したら味がぼんやりしていたという場面はありませんでした。素材の味は残しつつ調味の輪郭がはっきりしているので、日本酒にもお茶にもよく合います。薄味をイメージして選ぶより、素材の味がわかる範囲で味はきちんと付いていると考えておくほうが実際に近い印象でした。

保存料不使用の味づくりはどこで違いを感じたか

宝泉華は保存料不使用で、素材から調味料まで職人が吟味し、使わなくてよいものは使わないという方針で作られています。ここで大事なのは、保存料を使っていないことと、添加物を一切使っていないことは別だという点です。公式も無添加とは書いておらず、あくまで保存料不使用という表現を使っています。

違いをいちばん感じたのは後味でした。味そのものはしっかり付いているのに、食べ終わったあとに重さが残らず、次の品へ移りやすい感覚があります。色についても、いくらや金柑のように鮮やかな品はありますが、不自然に発色しているようには見えませんでした。ただしこれは感じ方の話で、成分の違いを家庭で確かめられるわけではありません。表示を見て納得して選べることのほうが、実際の価値だと思います。

冷凍おせちで心配な食感はどうだったか

冷凍おせちに慣れていない人がいちばん気にするのが、解凍後の食感です。特に海老や数の子のような歯ごたえで食べる品、伊達巻きのようにきめの細かさで食べる品は差が出やすいところで、急速凍結の技術で家庭の冷凍とは仕上がりが変わることは農林水産省が紹介する冷凍食品の豆知識でも解説されています。

海老や数の子のように歯ごたえで食べる品は、冷凍だと言われなければ気づかない仕上がりでした。伊達巻きやかまぼこもきめが粗くならず、ふっくらした状態のままです。野菜の副菜も食感が残っていて、盛り付けが崩れることもありませんでした。解凍の手順を守れば、冷凍かどうかを意識せずに食べられます。

今シーズンの新顔とリニューアルされた品

2027年新春の宝泉華には、新登場が3品、リニューアルが3品入っています。新しく加わったのは、国産紫キャベツの彩りラペ、ふんわりかまぼこ、豚肉と3種の茸のリエット。リニューアルされたのは、日本海産連子鯛の甘酢〆、北海道産昆布と人参の煮物、キャロットラペです。

今回の重ではっきり確認できたのは、壱の重のふんわりかまぼこと、参の重の豚肉と3種の茸のリエット、そしてリニューアルされたキャロットラペでした。それぞれの味は前の章で1品ずつ紹介したとおりで、いずれも既存の品と味の系統が重なっていません。新顔が全体の幅を広げる役割を担っているのが、今シーズンの構成の特徴です。

8歳の娘と食べた記録|子どもはおせちのどれを食べた?

おせちを家族で囲むとき、子どもがどれだけ食べてくれるかは大きな問題です。我が家は大人2人と8歳の娘の3人家族なので、この視点は最初から気になっていました。

娘が自分から手を伸ばした品

宝泉華は和と洋の両方がそろっているので、子どもが自分で選べる品が最初から重箱の中にあるのが強みです。伊達巻き、きんとん、栗の甘露煮、かまぼこ、ローストビーフあたりは、8歳の娘でも名前と見た目が一致します。

娘が気に入ったのは、参の重の国産牛のローストビーフと、壱の重の国産黒豆煮の2品でした。肉と甘い豆という、8歳にもわかりやすい系統の品です。ローストビーフはタレをかけずにそのまま、黒豆はひと粒ずつ何度も自分で取っていました。和のおせちに慣れていない子どもでも、この2品があるだけで同じ重箱に参加できます。

子どもでも食べやすいと感じた味付けの品

味付け自体はしっかり目でしたが、子どもが食べやすいかどうかは味の濃さより品の系統で決まるというのが、今回いちばん実感したところです。実際に娘が繰り返し食べたのは国産牛のローストビーフと国産黒豆煮で、どちらも見ただけで何の料理かがわかる品でした。

ローストビーフは薄くスライスされていて噛み切りやすく、黒豆はひと粒ずつ取れる大きさなので、どちらも子どもが自分の手で食べ進められます。一口で口に入る大きさに切られている品が多いのも、小さい子どもがいる食卓では効いてきました。取り分け用の小皿と菜箸を最初から出しておくと、大人が分けてあげるときに食卓が落ち着きます。

大人向けだった品・これから好きになりそうな品

一方で、山椒や柚子の香り、チーズの塩気は大人が楽しむ枠です。子持鮎山椒煮、新漬オリーブ、鴨ロース煮、チーズのテリーヌあたりは、8歳の娘より大人がゆっくり味わう枠だと感じました。味の問題ではなく慣れの問題なので、毎年少しずつ食べられる品が増えていくのもおせちの楽しみ方だと思います。

子持鮎山椒煮、新漬オリーブ、鴨ロース煮、チーズのテリーヌは、山椒や柚子、チーズの香りが軸にある品で、大人がゆっくり味わう枠でした。娘が気に入ったローストビーフや黒豆煮とは系統が分かれているので、同じ重箱で大人の楽しみもきちんと残ります。大人向けの品を後半に残しておくと、食卓の時間を分けて楽しめます。

4人前を3人家族で食べたら?量と食べ切れるかを検証

宝泉華は4人前です。我が家は3人なので、単純に考えれば1人分多い計算になります。実際にどう減っていったのかをまとめます。

4人前を3人家族で食べたら?量と食べ切れるかを検証

大人2人と子ども1人で囲んだときの減り方

4人前を3人で食べる場合、1食で全部を空けるのは現実的ではありません。おせちは一品あたりの量が少ない代わりに品数が多いので、少しずつ取っていくと満腹になる前に品数が尽きません。子どもが食べる量は大人の半分程度と考えると、実質2.5人前を3人で分けるようなイメージになります。

三段すべてを開けてみると、1食で減ったのは全体の半分ほどでした。参の重の洋の品と、ローストビーフや伊達巻きのような人気の品から先に無くなります。壱の重の海鮮も同じ日に食べ切りましたが、煮物や豆類は最初の食事ではあまり減りませんでした。3人で囲んでちょうどよいのは、1食あたり三段のうち2段分くらいという感覚です。

何食分もったのか、残ったのはどの品か

4人前を3人で分けたので、1回の食事で空にする量ではありませんでした。先に減るのは参の重の洋の品やローストビーフのような人気の品で、最後まで残るのは数の子、新漬オリーブ、金柑の甜菜糖シロップ煮といった少量ずつ食べる品です。何回に分けるかは家庭の食べ方次第ですが、1食で食べ切る前提では考えないほうが現実的でした。

なお、冷凍おせちは解凍後に日持ちする料理ではありません。解凍したら数日以内に食べ切る前提で計画を立て、残りは冷蔵庫で保存して早めに食べるのが基本です。

宝泉華は1品あたりいくら?値段を分けて価値を考える

3万円を超えるおせちは、金額だけを見ると高く感じます。そこで、価格を品数と人数で割り直して、何にいくら払っているのかを整理してみます。

34品で割ったときの1品あたりの金額

宝泉華の早割価格は33,145円(税込)で、品数は34品です。単純に割ると1品あたり約975円になります。最終販売価格の35,640円で計算した場合は、1品あたり約1,048円です。

計算のしかた 金額(税込) 内訳の考え方
早割価格の総額 33,145円 最終販売価格35,640円から2,495円お得
1品あたり(早割) 約975円 33,145円 ÷ 34品
1品あたり(最終価格) 約1,048円 35,640円 ÷ 34品
1人あたり(3人で分けた場合) 約11,048円 33,145円 ÷ 3人
1人あたり(4人で分けた場合) 約8,286円 33,145円 ÷ 4人

こう並べると、1品975円という数字はデパ地下の惣菜1パックとそう変わらない水準です。国産蝦夷アワビの含め煮や鹿児島県産車海老のうま煮のように、単品で買えば1,000円では収まらない品も含まれていることを考えると、極端に割高というわけではありません。

3人家族で分けたときの1人あたりの金額

我が家のように3人で4人前を分ける場合、早割価格なら1人あたり約11,048円です。4人で分ければ約8,286円まで下がるので、人数が多いほど1人あたりの金額は下がります。

ただし、実際には2〜3食に分けて食べることになります。3食に分けて食べたとすると、1人1食あたりはおよそ3,700円前後という計算です。年末年始の特別な食事として考えれば、外で食べるより安く収まる金額になります。

見方を変えると、1人あたり1万円を超える金額を出す価値があるかどうかは、素材と味付けの方針にどれだけ納得できるかで決まります。品数や豪華さだけで比べるなら、もっと安いおせちはいくらでもあります。

スーパーのおせちや年末の外食と比べてどうか

比較の目安になるのが、帝国データバンクが110社・ブランドを調査したおせち価格調査です。2026年正月シーズンの標準的な三段重または3〜4人前サイズの平均価格は29,098円(税込)で、前年から3.8%の値上がりと発表されました。宝泉華の早割価格33,145円は、この平均より4,000円ほど高い位置になります。

一方、正月の外食と比べるとどうでしょうか。都内のホテルで提供される正月のランチビュッフェは、おおむね大人1人6,000〜7,000円程度が目安です。大人2人と子ども1人で出かければ、1回の食事で1万5,000円前後かかる計算になります。宝泉華を3食に分けて食べれば、外食1〜2回分の予算で三が日の食卓が埋まると考えることもできます。

価格だけを優先するなら、ほかの選択肢も比べたうえで決めるのが確実です。ほかのおせち通販の価格帯や中身はおせち通販のおすすめランキング15社比較で整理しているので、あわせて見ておくと相場感がつかめます。

大地を守る会のおせちの良い口コミ・評判

自分ひとりの感想だけでは偏るので、ほかの人の評価も確認しました。ここでは、公式サイトに掲載されている購入者アンケートと、Web上で確認できたレビューの傾向を分けて紹介します。

素材の味が生きた薄味を評価する声

大地を守る会の公式サイトには、2025年と2026年に宝泉華を購入した人のアンケート結果が掲載されています。これは公式サイト上で紹介されている購入者の声であり、SNSなど第三者の口コミとは出所が異なります。そのうえで読むと、味付けへの評価が目立ちます。

公式サイト掲載のアンケートでは、日本の伝統的なお節料理の品々、食物の本来の旨さを生かした絶妙な調理方法で、どれも美味しくいただいたという声(T.Mさん)や、薄味で安心安全の素材が魅力だという声(M.Tさん)が紹介されています。毎年購入していて少しずつ味がおいしくなってきている気がするという継続購入者の声(T.Sさん)もありました。

Web上のレビューでも、素材本来の味わいが感じられる、薄味でやさしい味付けだという評価は共通しています。濃い味のおせちが苦手な人ほど評価が高くなる傾向が見られます。

ただし、今回実際に食べた印象は少し違いました。素材の味は残っているものの、味付け自体はしっかり目で、とくに煮物系は味が芯まで入っているというのが筆者の実感です。素材の味を消さないという方針と、味がぼやけていないことは両立していて、ここは受け取り方が分かれる部分だと思います。

冷凍とは思えない食感と見栄えへの声

冷凍おせちに対する不安が、実際には杞憂だったという声も多く見られます。Web上の実食レビューでは、冷凍でありながら食材の崩れがなく、きれいに盛り付けられているので解凍後そのまま食卓に出せるという点が評価されていました。

見栄えについては、着色料に頼らずに色鮮やかだという指摘もあります。いくらの赤、きんとんの黄色、金柑のオレンジといった素材そのものの色で構成されているため、写真に撮っても地味になりません。冷凍おせちで心配される盛り付けの乱れについては、否定的な声はあまり見当たりませんでした。

子どもと一緒に食べられたという声

家族構成に触れた声としては、公式サイト掲載のアンケートで、彩芽を購入した人が元旦で食べきるのにちょうどよい量で、クリームチーズが家族で評判が良かったと書いています(A.Nさん)。素材の味を生かした味付けと、和と洋の両方がそろう構成が、幅広い年代で食べやすい理由になっているようです。

ただし、子どもと一緒に食べたという口コミ自体はそれほど数が多くありません。おせちというジャンルの性格上、SNSでの投稿数も限られるため、ここは確認できた範囲の傾向として受け取るのが正確です。中身から見ると、伊達巻きやきんとん、かまぼこ、ローストビーフなど子どもが手を伸ばしやすい品はそろっている構成です。

注文前に確認しておきたい大地を守る会のおせちの口コミ

評価の高い声だけでなく、注文の前に確認しておきたい声もありました。どれも事前に知っておけば段取りで解決できる話なので、確認できた範囲で整理します。

価格が相場より高いという声

いちばん多いのが価格に関する声です。Web上のレビューでは、スーパーやディスカウント系のおせちと比べると価格帯が上で、3万円前後が中心になるという指摘が繰り返し出てきます。

前の章で見たとおり、三段重・3〜4人前の平均価格は29,098円という調査結果があります。宝泉華の早割価格33,145円はこれを上回るので、相場より高いという受け止めは数字のうえでも裏付けがあると言えます。主原料を国産中心にそろえ、保存料を使わずに作るという方針にコストがかかっている構造なので、その方針に価値を感じるかどうかで見え方が変わる部分です。

早割の締切や売り切れに関する声

次に目立つのが、早割の期間を逃してしまったという声です。宝泉華は最終販売価格35,640円に対して、早割の対象期間なら2,495円お得な33,145円で申し込めます。割引額は時期が進むほど小さくなる仕組みなので、迷っているあいだに差額が縮んでいきます。

もうひとつが、人気の重が早い時期に受付を終えることがあるという声です。おせちは素材を確保して製造数を決める商品なので、追加生産がききません。キャンセル無料が12月14日(月)お昼12:30までである点を踏まえると、先に押さえてから期限までに最終判断するのが、価格の面でも在庫の面でも無理のない進め方になります。

解凍や受け取りで戸惑ったという声

解凍については、食べる24時間前に冷蔵庫へ入れる手順と、重箱ぶんの冷蔵庫スペースが必要になる点に戸惑ったという声があります。年末で冷蔵庫が埋まっている時期と重なるので、事前に場所を空けておくかどうかで負担感が変わります。

受け取りについても、12月30日着という日程が決まっているため、その日に不在にしていると受け取れません。冷凍便なので宅配ボックスにも入れられないのが普通です。受け取りの段取りは、注文の時点で家族と共有しておくと当日に慌てずに済みます。どちらも、注文前に段取りを決めておけば解決できる話です。

実食してわかった大地を守る会のおせちのメリット

ここまでの内容を踏まえて、宝泉華を選ぶ利点を整理します。

メリット

  • 主原料は厳選した国産素材、または海外産オーガニックという基準が公表されている
  • 保存料不使用で、味付けも過度にしない方針がはっきりしている
  • 盛り付け済みで届くので、解凍するだけで食卓に出せる
  • 三段のうち一段が洋のおかずで、おせちが苦手な家族にも選択肢がある
  • 早割を使えば2,495円お得な33,145円で申し込める
  • 12月30日(水)着で全国送料無料、キャンセル無料は12月14日(月)お昼12:30まで
デメリット

  • 最終販売価格は35,640円で、三段重の平均価格より高い水準
  • 解凍に24時間かかり、冷蔵庫を1段分空ける必要がある
  • お届け日が決まっていて、受け取りの都合を合わせなければならない
  • 一品ずつの量は少なめで、大人数でお腹いっぱい食べる使い方には向かない

国産中心の素材で子どもにも安心して食べさせられる

宝泉華の最大の特徴は、主原料を厳選した国産素材、または海外産オーガニックに限るという基準を公表していることです。香辛料や調味料など主原料以外には一部海外産があること、一部にエコシュリンプを使用していることまで書いているので、判断材料がそろっています。

放射能検査を実施していることも公式に明記されています。子どもに食べさせるものを選ぶとき、何を使っていないかだけでなく、何をどう確かめているかが書かれているのは選びやすさにつながります。食材の産地を重視するなら、日常の買い物でも野菜宅配サービスの比較を見ておくと、おせち以外の選択肢も見えてきます。

盛り付け済みなので当日の手間がかからない

宝泉華は重箱に盛り付けられた状態で届きます。やることは冷凍庫から冷蔵庫へ移して24時間待ち、食べる1〜2時間前に常温に出すだけです。当日の朝に慌てて盛り付ける必要がありません。

正月の朝は、雑煮を作ったり来客を迎えたりと何かと忙しくなります。おせちの支度がゼロになるのは、金額以上に大きい利点です。

和と洋がそろっていて食べ飽きしにくい

三段のうち、壱の重が海の幸と縁起物、弐の重が和のおかず、参の重が洋の一品という構成です。一段まるごと洋の品にあてているおせちは意外と多くありません

ローストビーフ、チーズのテリーヌ、リエット、マリネ、オリーブといった品は、和の煮物が続いたあとの箸休めになります。三が日にわたって食べる場合、味の系統が複数あるほうが飽きずに済みます。

早割を使えば同じ中身でも安く買える

宝泉華は最終販売価格が35,640円ですが、早割の対象期間なら2,495円お得な33,145円で申し込めます。中身はまったく同じなので、早く決めるほど得をする仕組みです。

割引額は時期が進むにつれて小さくなっていきます。キャンセル無料が12月14日(月)お昼12:30までであることを考えると、早めに押さえておいて予定が変わったら取り消すという使い方も現実的です。悩んでいる期間に割引額が減っていくのはもったいない部分です。

注文前に知っておきたい大地を守る会のおせちのデメリット

良かった点ばかり書いても参考になりません。ただ、実際に頼んで食べてみると、気になった部分はどれも宝泉華の作り方や届け方の裏返しでした。納得したうえで選べるように、事前に押さえておきたい4点を整理します。

価格帯は市販のおせちより高め|国産中心・保存料不使用の作り方の結果

宝泉華の最終販売価格は35,640円、早割でも33,145円です。三段重または3〜4人前サイズの平均価格が29,098円という調査結果と比べると、平均より4,000円ほど高い位置にあります。スーパーの店頭に並ぶおせちと比べれば、差はさらに広がります。

ただしこれは、主原料を厳選した国産素材または海外産オーガニックに限り、保存料を使わずに作るという方針の結果です。素材の基準を上げれば原価は上がりますし、そのぶんが価格に乗っている構造になっています。安さを優先する買い方とは、そもそも軸が違うと考えたほうが納得しやすい部分です。

支払う前は3万円台という数字に迷いがありましたが、食べ終わってみると納得感のほうが残りました。蝦夷アワビや車海老、国産牛のローストビーフは家庭で用意しようとすると手間も金額もかかります。支度をしなくてよかったぶんも含めて、手間を買っている買い物だと感じました。

お届け日が12月30日で固定されている|全国送料無料と引き換えの条件

2027年新春のおせちは12月30日(水)着で、届く日を自分で選ぶ形ではありません。帰省や旅行で30日に家を空ける予定があると、そもそも受け取れないことになります。冷凍便なので、宅配ボックスや置き配で対応するのも現実的ではありません。

とはいえこれは、全国どこでも送料無料で、年内に確実に届けるための仕組みでもあります。日付を分散させないぶん配送を集約できるので、送料の負担が乗らずに済んでいるわけです。日付を選びたい人には窮屈ですが、受け取れる人が家にいる状態を先に作っておけば済む話でもあります。

解凍に丸1日かかり、冷凍庫と冷蔵庫の場所を取る

宝泉華は作りたてに近い状態で届けるために冷凍で送られてくるので、食べる24時間前に冷蔵庫へ移す時間が必ず必要になります。しかも公式の手順どおり、お重は重ねずに並べなければ解凍にムラが出ます。1段19.5cm四方の重箱を3つ並べるので、冷蔵庫の棚を1段まるごと空けるくらいの余裕が要ります。

届いた日から食べる日までは冷凍庫の場所も取ります。三段重が丸ごと入るスペースが必要で、年末は買い置きの食材で冷凍庫が最も混み合う時期です。これは避けようのない手間ですが、前日までに冷凍庫と冷蔵庫を整理しておけば解決します。おせちの置き場所を先に確保してから買い出しに行く、という順番で動くと失敗しません。

冷凍庫の下段を一段分空け、作り置きと製氷トレーを上段へ移して場所を作りました。冷蔵庫のほうは棚板を1枚外して、三段を横に並べられるようにしています。前日に整理しておけば当日は移すだけなので、手間として重く感じることはありませんでした。

早割は時期とともに下がり、人気の重は早く受付が終わる

おせちは製造数が決まっている商品なので、人気の種類は年内の早い時期に受付が終わることがあります。特に宝泉華のような主力商品は、迷っているうちに選べなくなる可能性があります。これも、素材を確保して作る数を決めているからこその制約です。

  • お届け日は12月30日(水)着で固定。その日に受け取れる体制が必須
  • キャンセル無料は12月14日(月)お昼12:30まで。帰省や来客の予定はこの日までに固める
  • 早割の割引額は時期が進むほど小さくなり、人気の重は早い時期に受付が終わることがある

どれも公式に書いてある情報ですが、申し込みの時点では見落としやすい部分です。迷っている時間そのものがコストになるので、先に押さえてから12月14日までに最終判断するという進め方が現実的でしょう。

2027年新春のラインナップ全4種を比較|どれを選べばいい?

2027年新春のおせちは4種類です。今回実際に食べたのは宝泉華だけなので、ほかの3種類については中身と仕様の紹介にとどめます。まずは一覧で違いを確認してください。商品名をタップすると、それぞれの解説に移動できます。

商品名 段数・品数 人数 重箱サイズ 最終販売価格(税込) 早割価格(税込)
大地を守る会のおせち2027『宝泉華』の和洋三段重。4人前34品を詰めた壱の重・弐の重・参の重の中身
宝泉華
和洋三段重・34品 4人前 19.5×19.5×高さ16.1cm 35,640円 33,145円(2,495円お得)
大地を守る会のおせち2027『彩芽』の和洋二段重。3人前24品を詰めた重箱の中身
彩芽
和洋二段重・24品 3人前 19.5×19.5×高さ11.4cm 26,784円 24,904円(1,880円お得)
大地を守る会のおせち2027『福来』の和風プチ三段重。2人前25品を詰めた重箱の中身
福来
和風プチ三段重・25品 2人前 13×13×高さ12.5cm 14,472円 13,456円(1,016円お得)
大地を守る会のおせち2027『大地のお肉重 六選』のオードブル一段重。ローストビーフなど肉料理8品
大地のお肉重 六選
オードブル一段重・8品 記載なし 19.6×13.7×高さ8cm 14,040円 13,057円(983円お得)

宝泉華|4人前34品でいちばん華やかな和洋三段重

大地を守る会のおせち2027『宝泉華』の和洋三段重。4人前34品を詰めた壱の重・弐の重・参の重の中身

今回食べたのがこの宝泉華です。伝統の和と華やぐ洋が織りなす三段重という位置づけで、和風と洋風の料理をバラエティ豊かに盛り込み、幅広い年代で楽しめる構成になっています。三段のうち参の重をまるごと洋の品にあてているのが、ほかの重にはない特徴です。

価格は最終販売価格35,640円、早割なら33,145円。4人以上で囲む家庭、または3人でも三が日にわたって食べたい家庭に向いています。公式が2027年の新登場として挙げているふんわりかまぼこや豚肉と3種の茸のリエットも、この重に入っています。

彩芽|3人前24品の和洋二段重で3人家族にちょうどいい

大地を守る会のおせち2027『彩芽』の和洋二段重。3人前24品を詰めた重箱の中身

彩芽は和洋二段重で24品、3人前です。重箱サイズは19.5×19.5×高さ11.4cmと、宝泉華から一段ぶん低くなります。価格は最終販売価格26,784円、早割で24,904円(1,880円お得)です。

3人家族で元日に食べ切りたい場合は、こちらのほうが量の面では素直な選択になります。公式サイト掲載のアンケートでは、元旦で食べきるのにちょうどよい量だという声(A.Nさん)や、上品な味付けで、奇をてらわず食に対する安定した取り組みが感じられるという声(M.Tさん)が紹介されています。ただし洋の品の量は宝泉華より少なくなるので、洋の一品を重視するなら宝泉華のほうが満足しやすいでしょう。

福来|2人前25品の和風プチ三段重で少人数でも本格的

大地を守る会のおせち2027『福来』の和風プチ三段重。2人前25品を詰めた重箱の中身

福来は和風のプチ三段重で25品、2人前です。重箱サイズは13×13×高さ12.5cmと小ぶりですが、三段という形は保ったまま少人数向けに調整されているのがポイントです。価格は最終販売価格14,472円、早割で13,456円(1,016円お得)と、宝泉華の半額以下になります。

洋の品を含まない和風のみの構成なので、おせちらしい和の料理だけをきちんと食べたい2人暮らしの家庭に向いています。夫婦2人、あるいは親への贈り物としても選びやすい価格帯です。

大地のお肉重 六選|オードブル8品の一段重でおせちが苦手な人にも

大地を守る会のおせち2027『大地のお肉重 六選』のオードブル一段重。ローストビーフなど肉料理8品

大地のお肉重 六選は、一段重にオードブル8品を詰めた変化球です。中身は国産牛のローストビーフ 特製ダレ付き、国産鶏の柚子胡椒巻、新漬オリーブ、国産牛のローストビーフ スライス藻塩付き、岩手県産鴨ロース煮 刻み柚子のせ、ローストビーフ 赤ワインソース仕立て、豚肉と3種の茸のリエット、九州産金柑の甜菜糖シロップ煮の8品です。

ローストビーフだけで3種類入っているという構成で、和のおせちが苦手な家族がいる家庭や、通常のおせちに買い足すもう一品として使いやすい重です。重箱サイズは19.6×13.7×高さ8cm、価格は最終販売価格14,040円、早割で13,057円(983円お得)。人数の記載はないので、単品で正月の食事をまかなうというより、組み合わせて使う前提で考えるのが自然です。

人数と好みから選ぶときの考え方

選び方の軸は3つです。まず人数で、4人以上なら宝泉華、3人なら彩芽、2人なら福来が基本の対応になります。ただし三が日に分けて食べたい場合は、人数より一段大きいものを選ぶと余裕が出ます。3人で宝泉華を選ぶ場合は、2〜3食に分けて楽しむ形になります。

次に和と洋のバランスです。洋の品をしっかり食べたいなら宝泉華、和の定番だけでよいなら福来という分かれ方になります。彩芽はその中間です。

最後に予算です。1万円台で選ぶなら福来か大地のお肉重 六選、2万円台なら彩芽、3万円台なら宝泉華という価格の段差になっています。どれも12月30日(水)着・全国送料無料、キャンセル無料は12月14日(月)お昼12:30までという条件は共通なので、迷ったら早めに押さえて期限までに最終判断するのが確実です。

大地を守る会のおせちが向いている人・向いていない人

ここまでの内容を踏まえて、向き不向きをはっきりさせておきます。

子どもがいて素材と安全性を大事にしたい家庭に向いている

宝泉華が向いているのは、価格よりも素材の基準を優先したい家庭です。主原料は厳選した国産素材または海外産オーガニック、保存料不使用、放射能検査の実施という3点が公式に示されているので、判断材料が明確です。

小さな子どもがいる家庭とも相性がよく、我が家の8歳の娘は国産牛のローストビーフと国産黒豆煮を自分から何度も取っていました。和と洋の両方が入っているので、和のおせちに慣れていない子どもでも手が伸びる品があります。三が日に調理をしたくない、けれど中身は妥協したくないという家庭にはよく合います。

濃い味やボリューム重視で選ぶ人には方向性が合わない

逆に向かないのは、味の濃さそのものを目当てに選ぶ人です。実際に食べた印象では味付けはしっかり目でしたが、それはあくまで素材の味がわかる範囲での調味で、素材の輪郭が消えるほど甘辛く煮しめたおせちとは方向性が違います。

量を最優先する人にも向きません。19.5cm四方の三段重に34品なので、一品ずつの量は少量ずつです。大人数でお腹いっぱい食べるという使い方には、もっとボリュームを訴求したおせちのほうが合います。品数と素材で選ぶ人向けで、量と価格で選ぶ人向けではないと整理しておくと間違いません。海鮮のボリュームを重視するなら、おせちとは別にカニ通販のランキングで年末年始のごちそうを足す方法もあります。

大地を守る会のおせちに関するよくある質問

最後に、注文前に迷いやすいポイントをまとめました。

解凍にはどれくらい時間がかかりますか?

公式の手順では、食べる24時間前に、お重を重ねずに冷蔵庫へ入れるとされています。重ねたままだと解凍にムラが出る場合があるため、必ず並べて置いてください。そのうえで、食べる1〜2時間前に常温に出すと、よりおいしく食べられると案内されています。

冷蔵庫や室内の温度によって多少前後するため、様子を見て解凍時間を追加してよいとされています。常温での長時間放置は避け、冷蔵庫での解凍を基本にしてください。

おせちはいつ届きますか?日付は指定できますか?

2027年新春のおせちは12月30日(水)着で、全国どこでも送料無料です。届く日は決まっているので、自分で自由に日付を選ぶ形ではありません。冷凍便で届くため、その日に受け取れる体制を整えておく必要があります。

時間帯の指定など細かい条件については、注文画面の案内で確認してください。年末の配送は混み合うため、受け取れる人が家にいる状態を作っておくのが安全です。

早割はいつまでで、どれくらい安くなりますか?

宝泉華の場合、最終販売価格35,640円に対して今なら2,495円お得な33,145円で申し込めます。彩芽は1,880円お得な24,904円、福来は1,016円お得な13,456円、大地のお肉重 六選は983円お得な13,057円です。

早割の割引額は時期が進むほど小さくなっていく仕組みなので、買うと決めているなら早い時期に申し込むほど有利です。最新の割引額は公式サイトの表示で確認してください。

キャンセルや変更はいつまでできますか?

キャンセル無料の期限は12月14日(月)お昼12:30までです。この期限までなら費用をかけずに取り消せます。

逆に言えば、それ以降は予定が変わっても取り消せません。帰省や来客の予定は、この日までに固めておく必要があります。早割で先に押さえておき、12月14日までに最終判断するという進め方であれば、価格と予定の両方に無理がありません。

賞味期限はいつまでですか?残ったら冷凍できますか?

冷凍おせちは冷凍のまま保存する前提で期限が設定されており、過去の年度では年明けまでの期限が案内されていました。正確な期限は商品に表示されているので、届いたらまずラベルを確認してください。

注意したいのは、一度解凍したものを再び冷凍するのは避けたほうがよいという点です。解凍と冷凍を繰り返すと食感が落ち、衛生面でも望ましくありません。解凍したら冷蔵庫で保存し、数日以内に食べ切る計画にしてください。食べ切れそうにないときは、そもそも解凍する段を分けるのがおすすめです。

添加物は本当に使われていないのですか?

公式が示しているのは、素材から調味料まで厳しい基準をもとに職人が吟味し、使わなくてよいものは使わないという方針と、保存料不使用という表示です。無添加、つまり添加物を一切使っていないという表現は使われていません。

主原料は厳選した国産素材、または海外産オーガニックとされていますが、香辛料や調味料など主原料以外には一部海外産のものがあり、一部にエコシュリンプを使用していることも明記されています。保存料不使用と無添加は別の意味なので、混同しないことが大切です。詳しい原材料は商品の表示で確認してください。

会員にならなくても注文できますか?

大地を守る会は定期宅配のサービスですが、おせちは定期宅配の会員でなくても注文できます。会員向けのお買い物サイトのほか、贈り物向けのお取り寄せのページからも購入できる形になっています。

支払い方法は、クレジットカードのほか代金引換や後払いなどが用意されています。利用できるカードブランドや手数料の条件は変わることがあるので、注文画面で最新の内容を確認してください。定期宅配を続けるつもりがなくても、おせちだけを単発で頼めるのは使いやすい点です。

大地を守る会のおせち宝泉華を実食した評価まとめ

大地を守る会のおせち宝泉華を、実際に自宅で解凍して家族3人で食べた記録をまとめてきました。最後に要点を整理します。

  • 宝泉華は和洋三段重・34品・4人前で、重箱サイズは19.5×19.5×高さ16.1cm
  • 最終販売価格は税込35,640円、早割なら2,495円お得な33,145円
  • お届けは12月30日(水)着・全国送料無料、キャンセル無料は12月14日(月)お昼12:30まで
  • 主原料は厳選した国産素材または海外産オーガニックで、保存料不使用。無添加という表示ではない
  • 解凍は食べる24時間前にお重を重ねずに冷蔵庫へ、1〜2時間前に常温へ出す
  • 2027年は新登場が3品、リニューアルが3品。実際の重ではふんわりかまぼこと豚肉と3種の茸のリエットを確認できた
  • 早割価格で計算すると1品あたり約975円、3人で分ければ1人あたり約11,048円
  • 実際に食べた印象では味付けはしっかり目で、とくに煮物系は味が芯まで入っている

実際に食べてみて、宝泉華は値段だけを見て選ぶおせちではないと感じました。素材の基準と味付けの方針がはっきりしていて、その方向性に納得できるかどうかがすべてです。34品の中でいちばん気に入ったのは国産天然鰤の照焼で、ほろほろとほどける身と甘辛い照焼の相性がよく、これひとつでも頼んだ価値がありました。8歳の娘が気に入ったのは国産牛のローストビーフと国産黒豆煮で、和のおせちに慣れていない子どもでも食べる品がきちんとあります。味付けは想像していたよりしっかり目、とくに煮物系は解凍後もぼやけずご飯に合う味でした。支度をしなくてよかったぶんも含めて、支払った金額には納得できています。次に選ぶとしても、洋の一段が入る宝泉華を選ぶと思います。

素材の輪郭が消えるほど濃い味やボリュームを基準に選ぶ人とは方向性が合いませんが、素材と味付けの方針に納得したうえで、正月の食卓の手間をなくしたい家庭には合うおせちです。早割の割引額は時期とともに小さくなり、キャンセル無料は12月14日(月)お昼12:30まで。迷っているなら、先に押さえてから最終判断するのが現実的な進め方です。

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