2026/10/20
毎朝のコーヒーを淹れるたびにお湯を沸かして、豆を量って、ドリッパーを洗って…。好きで続けている習慣でも、忙しい朝や仕事の合間には少し面倒に感じることがありますよね。そんなときに候補にあがるのが、ボタンひとつでコーヒーまで淹れられるコーヒー機能付きのウォーターサーバーです。
ただ、コーヒー機能付きのウォーターサーバーは選べる機種が少なく、水の補充方法や月額料金、1杯あたりのコストも機種によって大きく違います。この記事では、2026年10月時点で申し込めるコーヒー機能付きウォーターサーバー2機種の料金・機能を公式情報をもとに比較し、手持ちのコーヒーメーカーと組み合わせた場合との損得や、ウォーターサーバーの水でコーヒーをおいしく淹れるコツまで、わかりやすく解説します。
コーヒー機能付きウォーターサーバーとは?仕組みをわかりやすく解説
コーヒー機能付きウォーターサーバーは、冷水・温水を出す通常のウォーターサーバーに、コーヒーを抽出するユニットを組み込んだ家電です。まずは基本的な仕組みと、機種選びの前提になる抽出方式・給水方式の違いを押さえておきましょう。
コーヒーマシンとウォーターサーバーが1台になった家電
コーヒー機能付きウォーターサーバーは、サーバー内でつくった温水をそのままコーヒーの抽出に使うのが最大の特徴です。ケトルでお湯を沸かす必要がなく、カップを置いてボタンを押すだけでドリップコーヒーが出来上がります。
仕組みとしては、サーバー上部や前面にコーヒー用のホルダーが付いていて、そこに専用のポッドや粉をセットして抽出します。2026年10月時点で国内で申し込める代表的な機種は、浄水型のエブリィフレシャス tall+cafeと、宅配型のフレシャス Slat+cafeの2機種で、どちらもUCCのカプセル式コーヒーシステム「ドリップポッド」を採用しています。
冷水・温水は通常のウォーターサーバーと同じように使えるため、朝はコーヒー、昼は冷たい水、夜はお茶や料理用のお湯というように、1台で家庭の飲み物まわりをまとめられます。
抽出方式は専用ポッド・カプセル・市販の粉の3タイプ
コーヒーマシン全般で見ると、抽出方式は大きく専用ポッド(カプセル)式・専用カプセル式のエスプレッソ系・市販の粉を使うドリップ式の3タイプに分かれます。
現在のコーヒー機能付きウォーターサーバー2機種が採用しているのは、UCCのドリップポッドです。1杯分の豆が密封されたポッドをホルダーにセットするだけで、豆の量や抽出時間を自動で調整してくれるため、誰が淹れても味がぶれにくいのが利点です。コーヒーだけでなく、紅茶や緑茶のポッドも選べます。
さらに2機種とも、市販のコーヒー粉(挽いた豆)を使って抽出することもできます。お気に入りのロースターの豆を使いたい方や、1杯あたりのコストを抑えたい方は、ポッドと粉を気分に合わせて使い分けるとよいでしょう。
浄水型と宅配型で水の補充方法とコストが変わる
ウォーターサーバーには、水道水を注いでサーバー内のフィルターでろ過する浄水型と、天然水などのボトルを定期配送で届けてもらう宅配型の2種類があります。コーヒー機能付きでもこの違いはそのまま当てはまります。
浄水型は月額のレンタル料が定額で、水をどれだけ使っても料金がほとんど変わりません。重いボトルの受け取りや保管もいりません。一方の宅配型は、天然水ならではの口当たりを楽しめる反面、水の注文量に応じて月額が増え、ボトルの置き場所や配送日の調整が必要になります。
浄水型の仕組みや選び方をくわしく知りたい方は、水道水浄水型ウォーターサーバーのおすすめと選び方もあわせて参考にしてください。
ウォーターサーバーのコーヒー機能付きを選ぶときの5つのポイント
選べる機種が少ないからこそ、自分の飲み方に合うかどうかを事前にしっかり確認しておくことが大切です。ここでは、コーヒー機能付きウォーターサーバーを選ぶときに押さえたい5つのポイントを紹介します。
水の種類で選ぶ(浄水・天然水・RO水)
コーヒーの約98〜99%は水なので、どんな水を使うかで味わいが変わります。ウォーターサーバーの水は大きく、水道水をろ過した浄水、天然水、不純物をほぼ取り除いたRO水の3種類です。
浄水は、日本の水道水がもともと軟水寄りであることに加え、フィルターで塩素やにおいの原因物質を取り除くため、クセの少ないすっきりとした味になります。水道水は環境省が定める水道水質基準を満たすよう管理されているので、安全面でも安心です。天然水は、採水地由来のミネラルによるまろやかさがあり、軟水であればコーヒーの香りや酸味を素直に引き出してくれます。RO水はミネラルをほぼ含まないため、豆本来の味を雑味なく出しやすい反面、物足りなく感じる方もいます。
現在のコーヒー機能付き2機種では、エブリィフレシャス tall+cafeが浄水、フレシャス Slat+cafeが富士山の天然水(軟水)です。水代を気にせず使いたいなら浄水、水そのものの味にもこだわりたいなら天然水と考えると選びやすくなります。
抽出方式と使えるコーヒーの種類で選ぶ
毎日飲むものだからこそ、使えるコーヒーの種類が自分の好みに合っているかは重要です。ドリップポッドは、コーヒーだけでもブレンドやシングルオリジン、カフェインレスなど幅広いラインナップがあり、紅茶や緑茶のポッドも用意されています。
一方で、いつも決まったお店の豆を飲んでいる方は、市販の粉が使えるかどうかを必ず確認しましょう。今回紹介する2機種は、どちらも専用ホルダーを使って市販の粉で抽出できます。ポッドの手軽さと粉の自由度を両立できるのは、この2機種の大きな魅力です。
豆や粉を定期的に届けてもらいたい方は、豆・粉・カプセル別に比較したコーヒーサブスクのおすすめと組み合わせるのもひとつの方法です。
月額料金と1杯あたりのコストで選ぶ
コーヒー機能付きウォーターサーバーの費用は、サーバーの月額(レンタル料や水代)+コーヒー代(ポッドや粉)+電気代の3つで考えるのが基本です。
浄水型のエブリィフレシャス tall+cafeは月額3,850円(税込)の定額で、水道代は数百円程度の上乗せで済みます。宅配型のフレシャス Slat+cafeは、天然水が9.3Lボトル1本1,627円(税込)で、2本単位の配送です。サーバーレンタル料は前月の注文量によって月額1,320円(税込)か無料になります。
コーヒー代は、ドリップポッドなら1杯あたり約70〜100円前後(種類によって異なる)、市販の粉なら1杯あたり数十円程度が目安です。月額だけで判断せず、1か月に何杯飲むかを掛け合わせた総額で比べると、自分に合う機種がはっきりします。
お湯の温度設定とアイスコーヒー対応で選ぶ
おいしいドリップコーヒーには、90℃前後のお湯が適しているとされます。通常のウォーターサーバーの温水は80〜85℃程度のものが多いため、再加熱(高温)モードで90℃前後のお湯を出せるかどうかは、コーヒー好きにとって大事なポイントです。
エブリィフレシャス tall+cafeとフレシャス Slat+cafeは、どちらも温水80〜85℃に加え、約90℃の高温水を出せます。さらに、エコモードでは温水を70〜75℃に下げて電気代を抑えることもできます。
夏場にアイスコーヒーを楽しみたい方は、氷を入れたグラスに少なめの湯量で濃く抽出できるかを確認しましょう。2機種とも湯量を調整してアイスコーヒーを作れ、UCCからはアイスコーヒー用のドリップポッドも販売されています。
設置スペースとお手入れのしやすさで選ぶ
コーヒー機能付きは床置きタイプが中心で、2機種とも幅29cm・奥行35〜36cm・高さ110cm台とスリムなサイズです。とはいえ、コーヒーを抽出するためのホルダー操作のスペースや、カップを置く高さも考えて設置場所を決める必要があります。
お手入れは、抽出後にホルダーを外して中身を捨て、ホルダーを水洗いするのが基本です。細かい部品を分解して掃除する必要はほとんどありませんが、使い終わったポッドや粉はこまめに捨てるのが清潔に使うコツです。浄水型は年1回のフィルター交換、宅配型はボトル交換と空きボトルの処分も日々の手間に含まれます。
コーヒー機能付きウォーターサーバーおすすめ2選
ここからは、2026年10月時点で申し込めるコーヒー機能付きウォーターサーバー2機種を紹介します。まずは主なスペックを一覧で比較してみましょう。機種名や画像をタップすると、それぞれの詳しい解説に移動できます。
| 機種名 | タイプ | 月額料金(税込) | 水の種類 | コーヒー | 温水温度 | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|---|---|
![]() エブリィフレシャス tall+cafe |
浄水型(水道水補充) | 3,850円(定額) | 浄水(50種類の物質を除去) | UCCドリップポッド・市販の粉 | 80〜85℃/高温約90℃ | 水代を気にせず毎日たっぷり飲みたい方 |
![]() フレシャス Slat+cafe |
宅配型(足元ボトル交換) | レンタル料1,320円または0円+水代(9.3L×2本3,254円) | 天然水(富士山・軟水) | UCCドリップポッド・市販の粉 | 80〜85℃/高温約90℃ | 天然水の味にこだわりたい方 |
エブリィフレシャス tall+cafe(浄水型)|水道水補充で水代を気にせず毎日ドリップコーヒー

| 月額料金 | 3,850円(税込・定額/水代込み) |
|---|---|
| 初期費用 | 0円(初期手数料・配送料・出荷手数料なし/設置工事不要) |
| 契約期間・解約金 | 3年(3年未満の解約は40,000円・不課税) |
| 給水方法 | 上部タンクに水道水を注ぐ浄水型(冷水1.5L/温水1.5L) |
| 浄水性能 | PFASの規制対象物質を含む50種類の物質を除去/フィルターは年1回無料配送(月100L使用時) |
| コーヒー | UCCドリップポッド(コーヒー・紅茶・緑茶)、付属の粉専用フィルターで市販の粉にも対応 |
| 温度 | 冷水5〜10℃/温水80〜85℃/高温水約90℃/エコ温水約70〜75℃ |
| サイズ・重さ | 幅290×奥行363×高さ1,125mm/20.6kg |
| 電気代目安 | 月約401円〜 |
| 衛生機能・カラー | タンク内UV-LED/マットブラック・マットホワイト |
- 月額3,850円の定額で、水をどれだけ使っても料金が変わらない
- ボトルの受け取り・保管・交換がいらず、水道水を注ぐだけ
- ドリップポッドと市販の粉の両方が使え、1杯のコストを調整しやすい
- 約90℃の高温水が出せ、アイスコーヒーも淹れられる
- 3年未満で解約すると40,000円の解約金がかかる
- タンクへの水の補充は自分で行う必要がある
- コーヒー機能なしのtall(月額3,300円)より550円高い
エブリィフレシャス tall+cafeは、フレシャスが展開する浄水型ウォーターサーバー「エブリィフレシャス」シリーズのうち、唯一コーヒー機能を備えた床置きモデルです。水道水を注ぐだけで、冷水・温水・高温水、そしてドリップコーヒーまで1台でまかなえるのが特徴で、月額は3,850円(税込)の定額です。水をたくさん使っても料金が変わらないので、コーヒーを1日に何杯も飲む家庭や、料理や家族の飲み水にもどんどん使いたい家庭ほどお得感が大きくなります。
コーヒーはホルダーにドリップポッドをセットしてボタンを長押しするだけで抽出できます。付属の粉専用フィルターを使えば、お気に入りの市販の粉でも淹れられるので、平日はポッドで手軽に、週末はこだわりの豆で、といった使い分けも可能です。浄水フィルターはPFASの規制対象物質を含む50種類の物質を除去でき、交換用カートリッジは年1回無料で届きます。
なお、契約期間は3年で、3年未満で解約すると40,000円(不課税)の解約金がかかります。2026年10月時点では新規申し込みで実質4か月半額になるキャンペーンも実施されていますが、内容は時期によって変わるため申し込み前に公式サイトで確認しましょう(最新の特典はエブリィフレシャスのキャンペーンまとめでも整理しています)。口コミや評判をくわしく知りたい方は、エブリィフレシャスの口コミ・評判の検証記事も参考になります。
フレシャス Slat+cafe(宅配型)|天然水×UCCのドリップポッドで香り高い1杯

| サーバーレンタル料 | 月額1,320円(税込)/前月に天然水を3箱以上購入した場合は無料 |
|---|---|
| 水の料金 | FRECIOUS富士 9.3Lボトル1本1,627円(税込・500mLあたり約87円)/2本単位で配送 |
| 初期費用・配送料 | 初期費用なし・送料無料 |
| 契約期間・解約金 | 3年(3年未満の解約は40,000円・不課税) |
| 注文ノルマ・休止 | ノルマなし(配送は毎週〜4週ごとから選択)/2か月以上連続で配送を停止すると月1,100円(税込)の休止手数料 |
| コーヒー | UCCドリップポッド(コーヒー・紅茶・緑茶)、市販の挽き豆にも対応 |
| 温度 | 冷水5〜10℃/温水80〜85℃/リヒート約90℃/エコ温水70〜75℃ |
| サイズ・重さ | 幅290×奥行350×高さ1,110mm/25.5kg(ボトルは足元にセット) |
| 電気代目安 | 月約390円〜(節電機能をすべて使用した場合) |
| カラー・初回特典 | マットブラック・マットホワイト/初回にUCCドリップポッド24杯分プレゼント |
- 富士山で採水した軟水の天然水でコーヒーを淹れられる
- ボトルは足元にセットするので、重いボトルを持ち上げなくてよい
- 水を月3箱以上使えばサーバーレンタル料が無料になる
- 初回にドリップポッド24杯分がもらえる
- 水の使用量に比例して月額が上がり、浄水型より割高になりやすい
- 3年未満で解約すると40,000円の解約金がかかる
- ボトルの保管場所と空きボトルの処分が必要
フレシャス Slat+cafeは、宅配型の人気機種FRECIOUS Slat(スラット)にUCCのドリップポッド抽出ユニットを搭載したモデルです。富士山で採水した軟水の天然水「FRECIOUS富士」でドリップコーヒーを淹れられるのが最大の魅力で、水そのものの口当たりにもこだわりたい方に向いています。9.3Lのボトルは足元に収納する下置き式なので、重いボトルを腰の高さまで持ち上げる必要がありません。
料金は、天然水が9.3Lボトル1本1,627円(税込)で、2本単位での配送です。サーバーレンタル料は月額1,320円(税込)ですが、前月に3箱以上購入すると無料になるため、家族で水をたくさん使う家庭ほど割安になります。注文のノルマはありませんが、2か月以上連続で配送を止めると月1,100円(税込)の休止手数料がかかる点は覚えておきましょう。
コーヒーは、湯量を上部の+−ボタンで調整でき、氷を入れたグラスに少なめの湯量で濃く抽出すればアイスコーヒーも簡単です。2026年10月時点では、初回特典としてUCCドリップポッド24杯分のプレゼントもあります(種類は選べません。公式では10月25日までの申込が対象と案内されています)。契約期間は3年で、3年未満の解約は40,000円(不課税)の解約金がかかります。
コーヒー機能付きウォーターサーバー2機種の料金・機能比較
ここでは、2機種の違いを料金・1杯あたりのコスト・機能の3つの視点から整理します。月額だけを見ると差がわかりにくいので、実際の使い方を想定して比べてみましょう。
月額料金と初期費用の比較
まずは、毎月かかる固定費と、契約時・解約時にかかる費用を比べます。宅配型のフレシャス Slat+cafeは水の注文量で月額が変わるため、1か月に1箱(9.3L×2本=18.6L)と3箱(55.8L)注文した場合で試算しています。
| 項目 | エブリィフレシャス tall+cafe | フレシャス Slat+cafe |
|---|---|---|
| サーバー月額(税込) | 3,850円(水代込みの定額) | 1,320円(前月3箱以上で0円) |
| 水代 | 水道代のみ(数百円程度) | 1箱(18.6L)3,254円 |
| 月額の目安(水1箱) | 3,850円+水道代 | 4,574円(1,320円+3,254円) |
| 月額の目安(水3箱) | 3,850円+水道代 | 9,762円(レンタル料0円+9,762円) |
| 電気代目安 | 月約401円〜 | 月約390円〜 |
| 初期費用 | 0円 | 0円(送料無料) |
| 契約期間・解約金 | 3年・40,000円 | 3年・40,000円 |
水の使用量が少ない家庭では両者の差はそれほど大きくありませんが、水を多く使うほど定額制のエブリィフレシャス tall+cafeが有利になります。反対に、コーヒーと飲み水を合わせても月20L程度しか使わない一人暮らしなら、天然水のフレシャス Slat+cafeも十分に選択肢に入ります。
どちらも契約期間は3年で、期間内の解約には40,000円がかかります。国民生活センターも、ウォーターサーバーの解約料をめぐる相談が増えているとして注意を呼びかけています。月額だけでなく、契約期間と解約金も含めて納得してから申し込むことが大切です。
コーヒー1杯あたりのコスト比較
コーヒー1杯分(約140〜150mL)にかかる費用を、水代とコーヒー代に分けて整理します。ドリップポッドは種類によって価格が異なるため、ここでは1杯あたり約80円を目安にしています。
| 項目 | エブリィフレシャス tall+cafe | フレシャス Slat+cafe |
|---|---|---|
| 1杯分の水代 | ほぼ0円(水道代のみ) | 約24円(500mLあたり約87円で換算) |
| ドリップポッドで淹れた場合 | 約80円 | 約104円 |
| 市販の粉(1杯10g・約30円)で淹れた場合 | 約30円 | 約54円 |
1杯あたりのコストで見ると、水代がほぼかからない浄水型のエブリィフレシャス tall+cafeが割安です。とくに市販の粉を使えば、1杯30円前後と、カフェやコンビニのコーヒーよりかなり安く楽しめます。
フレシャス Slat+cafeは、天然水のぶん1杯あたり20円台の水代が上乗せされます。ただし、その水自体にも価値を感じる方にとっては、香りやまろやかさの違いが価格差以上の満足につながることもあります。
抽出方式・対応ドリンク・温度設定の比較
最後に、コーヒー機能まわりと本体の仕様を比べます。2機種はどちらもUCCのドリップポッドを採用しているため、コーヒー機能そのものの違いは小さく、差が出るのは水の種類と給水方法です。
| 項目 | エブリィフレシャス tall+cafe | フレシャス Slat+cafe |
|---|---|---|
| 抽出方式 | UCCドリップポッド/粉専用フィルター | UCCドリップポッド/市販の挽き豆 |
| 対応ドリンク | コーヒー・紅茶・緑茶 | コーヒー・紅茶・緑茶 |
| アイスコーヒー | 対応(氷に少なめの湯量で抽出) | 対応(氷に少なめの湯量で抽出) |
| 温水・高温水 | 80〜85℃/約90℃ | 80〜85℃/約90℃(リヒート) |
| エコ温水 | 約70〜75℃ | 70〜75℃ |
| 水の補充 | 上部タンクに水道水を注ぐ | 9.3Lボトルを足元にセット |
| サイズ | 幅290×奥行363×高さ1,125mm | 幅290×奥行350×高さ1,110mm |
| 重さ | 20.6kg | 25.5kg |
本体サイズはほぼ同じなので、設置場所の条件で選び分ける必要はあまりありません。水道水を注ぐ手間とボトルを保管・交換する手間のどちらが自分の生活に合うかで考えると、迷いにくくなります。
ウォーターサーバーでコーヒーを淹れるメリット
コーヒー機能付きウォーターサーバーを使うと、毎日のコーヒータイムがどう変わるのでしょうか。主なメリットを5つ紹介します。
お湯を沸かさずボタンひとつで淹れられる
最大のメリットは、常に温水が用意されているので、飲みたいときにすぐ淹れられることです。ケトルでお湯を沸かす数分の待ち時間がなくなり、ポッドをセットしてボタンを押すだけでドリップコーヒーが出来上がります。
忙しい朝や在宅ワークの合間など、少しでも時間を節約したい場面ほど、この手軽さは効いてきます。抽出中にほかの作業ができるのも、手で淹れるドリップにはない利点です。
コーヒーマシンと2台置かずに済み省スペース
ウォーターサーバーとコーヒーマシンを別々に置くと、キッチンやリビングのスペースを2台分使ううえ、コンセントも2口必要になります。コーヒー機能付きなら1台・1コンセントで両方の役割を果たせるので、限られたスペースでもすっきり設置できます。
2機種とも幅29cmのスリムな床置きタイプなので、キッチンカウンターの横や冷蔵庫の脇など、ちょっとしたすき間に置きやすいのもうれしいポイントです。
水の補充や計量の手間が少ない
一般的なコーヒーメーカーは、抽出のたびに給水タンクへ水を入れ、豆や粉を計量する必要があります。コーヒー機能付きウォーターサーバーなら、水はサーバーから自動で供給され、ポッドを使えば計量もいりません。
浄水型ならタンクに水道水を注ぐだけ、宅配型ならボトルが空になったときに交換するだけです。毎回の給水・計量がなくなるだけで、コーヒーを淹れる心理的なハードルがぐっと下がります。
カフェやコンビニで買うより1杯が安くなる
カフェのドリップコーヒーは1杯400円前後、コンビニのいれたてコーヒーでも100円台が一般的です。コーヒー機能付きウォーターサーバーなら、ドリップポッドで1杯約80円、市販の粉なら30円前後が目安なので、毎日外で買っている方ほど節約効果が大きくなります。
たとえば、平日に毎日1杯コンビニでコーヒーを買っている場合、月20杯で数千円かかります。これを自宅で淹れるようにするだけで、サーバーの月額の一部をまかなえる計算です。
紅茶や緑茶などコーヒー以外も楽しめる
ドリップポッドには、コーヒーのほかに紅茶や緑茶のポッドもあります。家族それぞれが好きな飲み物を同じ1台で淹れられるので、コーヒーを飲まない家族がいる家庭でもムダになりません。
もちろん、冷水・温水は通常のウォーターサーバーとして使えるため、カップ麺やスープ、赤ちゃんのミルク作りなど、日常のさまざまな場面で活躍します。
コーヒー機能付きウォーターサーバーのデメリット
便利な一方で、コーヒー機能付きならではの注意点もあります。申し込んでから後悔しないよう、デメリットも確認しておきましょう。
通常のウォーターサーバーより月額が高くなりやすい
コーヒーユニットが付くぶん、同じシリーズのコーヒー機能なしの機種より月額が高くなるのが一般的です。たとえばエブリィフレシャスの場合、tallが月額3,300円(税込)なのに対し、tall+cafeは3,850円(税込)と月550円の差があります。3年間使うと約2万円の差になる計算です。
コーヒーをほとんど飲まない月があったり、家族の誰も使わなくなったりすると、この差額は割高に感じられます。週に何回コーヒーを淹れるかを事前に想像してから選びましょう。
専用ポッドやカプセルの定期購入が必要な機種がある
カプセル式のコーヒーマシンの中には、専用カプセルの定期購入が条件になっているものもあります。今回紹介した2機種は、ドリップポッドの定期購入は必須ではなく、市販の粉も使えるため、この点の縛りはゆるやかです。
ただし、ドリップポッドは1杯あたり70〜100円前後と、市販の粉より高めです。毎日ポッドだけで飲み続けるとコーヒー代がかさむので、コストが気になる方は粉と併用するのがおすすめです。
選べる機種が少なく比較の幅が狭い
2026年10月時点で申し込めるコーヒー機能付きウォーターサーバーは、実質的にエブリィフレシャス tall+cafeとフレシャス Slat+cafeの2機種に限られます。デザインや機能、料金体系の選択肢が少ないのは、通常のウォーターサーバーと比べたときの大きな違いです。
どちらもフレシャスの機種で、コーヒーユニットはUCCのドリップポッドなので、エスプレッソ系のコーヒーを楽しみたい方には合わない可能性があります。その場合は、通常のウォーターサーバーと好みのコーヒーマシンを組み合わせる方法も検討しましょう。
コーヒーユニット部分のお手入れが増える
コーヒーを淹れたあとは、ホルダーを外してポッドや粉を捨て、ホルダーを水洗いする手間が加わります。2機種ともホルダーは外して丸洗いでき、細かい部品の分解掃除は不要ですが、使いっぱなしにするとコーヒーかすが残ってにおいの原因になります。
とくに粉で淹れた場合は、フィルターに残った粉をきちんと捨てて乾かす習慣をつけておくと、いつでも気持ちよく使えます。
コーヒー機能なしのウォーターサーバー+手持ちのコーヒーメーカーはお得?1か月のコストで比較
すでにコーヒーメーカーを持っている方や、ハンドドリップが好きな方にとっては、コーヒー機能なしのウォーターサーバーで十分なのでは?という疑問もあるはずです。ここでは1か月のコストで比べてみます。
毎日1杯・2杯・4杯飲む場合の月額シミュレーション
同じ浄水型シリーズで、コーヒー機能付きのエブリィフレシャス tall+cafe(月額3,850円)と、コーヒー機能なしのエブリィフレシャス tall(月額3,300円)+手持ちのコーヒーメーカーで市販の粉を使う場合を比べます。1か月30日、ドリップポッドは1杯約80円、市販の粉は1杯約30円で試算しました(電気代・水道代は除く)。
| 1日の杯数 | tall+cafe(ポッドのみ) | tall+cafe(粉のみ) | tall+手持ちのコーヒーメーカー(粉) |
|---|---|---|---|
| 1杯(月30杯) | 6,250円 | 4,750円 | 4,200円 |
| 2杯(月60杯) | 8,650円 | 5,650円 | 5,100円 |
| 4杯(月120杯) | 13,450円 | 7,450円 | 6,900円 |
金額だけで見ると、同じ粉を使うならコーヒー機能なし+手持ちのコーヒーメーカーのほうが月550円安くなります。また、ドリップポッドだけで飲み続けると、杯数が増えるほどコーヒー代が大きくなることもわかります。
一方で、手持ちのコーヒーメーカーを使う場合は、給水タンクへの水入れや粉の計量、本体の置き場所と電気代がかかります。月550円の差を、1台にまとめられる手軽さとポッドの選択肢の対価と考えられるかどうかが判断の分かれ目です。電気代の考え方は、ウォーターサーバーの電気代の相場と節約のコツでくわしく解説しています。
ハンドドリップ派は熱湯の温度と再加熱機能を確認する
ハンドドリップでコーヒーを淹れる方は、コーヒー機能よりもウォーターサーバーの温水が何℃まで上がるかを重視しましょう。一般的な温水は80〜85℃程度で、浅煎りの豆の個性を引き出したいときにはやや物足りない温度です。
90℃前後の再加熱(高温)機能があれば、ウォーターサーバーのお湯をドリップポットに移すだけで適温に近いお湯が使えます。今回紹介した2機種や、エブリィフレシャス tallのように高温水を出せる機種なら、ハンドドリップにも対応しやすくなります。高温モードの有無は機種によって違うので、申し込み前に仕様表で確認しておくと安心です。
コーヒー機能付きを選ぶべき人・選ばなくてよい人
ここまでの比較をふまえると、向いている人・向いていない人は次のように整理できます。
- コーヒー機能付きを選ぶべき人:コーヒーメーカーを持っていない、キッチンに家電を増やしたくない、ボタンひとつで手軽に淹れたい、紅茶や緑茶も同じ1台で楽しみたい方
- 選ばなくてよい人:すでに気に入ったコーヒーメーカーやエスプレッソマシンがある、ハンドドリップで淹れる時間そのものを楽しみたい、1円でも月額を抑えたい方
コーヒー機能なしの機種で十分と感じた方は、人気のウォーターサーバーを比較したおすすめランキングから、水の種類や月額で自分に合う1台を探してみてください。
ウォーターサーバーの水でコーヒーをもっとおいしく淹れるコツ
せっかくウォーターサーバーでコーヒーを淹れるなら、少しの工夫でもっとおいしく楽しみましょう。水と温度、アイスコーヒーの淹れ方の3つのコツを紹介します。
軟水を使うと香りと酸味が出やすい
コーヒーには、カルシウムやマグネシウムの少ない軟水が合うといわれています。ミネラルが少ないぶん、豆に含まれる香りや酸味の成分が素直に引き出され、まろやかで飲みやすい味わいになります。
反対に、ミネラルの多い硬水で淹れると苦みが強調され、酸味が感じにくくなる傾向があります。日本の水道水や国産の天然水はほとんどが軟水なので、浄水でも天然水でも、ウォーターサーバーの水はコーヒーと相性がよいといえます。水の硬度による味の違いが気になる方は、軟水ウォーターサーバーのおすすめと硬度の選び方も参考にしてください。
抽出温度は90℃前後が目安
ドリップコーヒーのお湯は、90℃前後が目安とされています。温度が高すぎると苦みや雑味が出やすく、低すぎると成分が十分に抽出されず、薄くて酸っぱい味になりがちです。
深煎りの豆は少し低め(85℃前後)、浅煎りの豆は少し高め(90〜93℃前後)にすると、それぞれの個性を引き出しやすくなります。ウォーターサーバーの高温水(約90℃)をそのまま使えば、温度計がなくても安定した温度で淹れられるのが便利です。
アイスコーヒーは急冷で香りを閉じ込める
アイスコーヒーをおいしく作るコツは、いつもより濃いめに抽出し、氷で一気に冷やすことです。ゆっくり冷ますと香りが飛びやすく、酸化して風味が落ちてしまいます。
コーヒー機能付きウォーターサーバーなら、グラスにたっぷりの氷を入れ、湯量を少なめに設定して抽出するだけです。氷が溶けて薄まるぶんをあらかじめ見込んで濃く淹れるのがポイントで、アイスコーヒー用のドリップポッドを使えば、さらに手軽においしく仕上がります。
ウォーターサーバーとコーヒーに関するよくある質問
最後に、コーヒー機能付きウォーターサーバーについてよく寄せられる質問にお答えします。
コーヒー機能付きウォーターサーバーでアイスコーヒーは作れる?
はい、作れます。エブリィフレシャス tall+cafeもフレシャス Slat+cafeも、氷をたっぷり入れたグラスに、湯量を少なめにして濃く抽出する方法でアイスコーヒーを淹れられます。UCCのアイスコーヒー用ドリップポッドを使うと、より手軽に味が決まります。
市販のコーヒー粉や紅茶も使える?
2機種とも、専用のホルダー(フィルター)を使えば市販のコーヒー粉で抽出できます。紅茶や緑茶は、ドリップポッドの紅茶・緑茶ポッドを使えば同じ手順で淹れられます。市販の茶葉やティーバッグは、ウォーターサーバーの温水や高温水をカップに注いで淹れるのが手軽です。
専用ポッドやカプセルは定期購入しないとだめ?
今回紹介した2機種では、ドリップポッドの定期購入は必須ではありません。必要なときに必要な分だけ購入でき、市販の粉も使えます。ただし、フレシャス Slat+cafeは天然水の定期配送が前提で、2か月以上連続で配送を止めると月1,100円(税込)の休止手数料がかかる点に注意しましょう。
コーヒー機能付きにすると電気代は上がる?
公式サイトの目安では、エブリィフレシャス tall+cafeの電気代は月約401円〜で、コーヒー機能なしのtallと同じ水準です。フレシャス Slat+cafeは、節電機能をすべて使った場合で月約390円〜です。コーヒーの抽出はサーバーの温水を使うため、コーヒー機能が付いたことで電気代が大きく上がることは基本的にありません。高温水を頻繁に使うと再加熱のぶん電気代は増えるので、エコモードと上手に使い分けましょう。
途中でコーヒー機能なしの機種に変更できる?
フレシャスの利用規約では、サーバーの交換に対応しており、交換時期に応じて手数料がかかります(1年未満14,300円、1年以上2年未満8,800円、2年以上5,500円。いずれも税込)。また、サーバー交換後3年未満で解約すると40,000円の解約金がかかる点にも注意が必要です。交換の可否や手順は機種によって異なるため、検討する場合はカスタマーセンターに確認しましょう。
ウォーターサーバーのお湯で淹れたコーヒーは味が落ちない?
味が落ちる心配はほとんどありません。ウォーターサーバーの水はフィルターでろ過した浄水や軟水の天然水なので、カルキ臭のある水道水をそのまま沸かすより、すっきりとした味に仕上がりやすいといえます。温水の温度が低めだと薄く感じることがあるので、高温水(約90℃)で淹れるのがおすすめです。
まとめ|飲む量と水の好みでコーヒー機能付きウォーターサーバーを選ぼう
コーヒー機能付きウォーターサーバーは、お湯を沸かさずボタンひとつでドリップコーヒーを淹れられ、ウォーターサーバーとコーヒーマシンを1台にまとめられる便利な家電です。2026年10月時点で選べるのは、浄水型のエブリィフレシャス tall+cafeと宅配型のフレシャス Slat+cafeの2機種です。
- 水代を気にせず毎日たっぷり飲みたい方:月額3,850円の定額で使い放題のエブリィフレシャス tall+cafe
- 天然水の味にこだわりたい方:富士山の軟水で淹れられるフレシャス Slat+cafe
- すでにコーヒーメーカーを持っている方:コーヒー機能なしのウォーターサーバーと組み合わせるほうが月額は安い
どちらも契約期間は3年で、期間内の解約には40,000円の解約金がかかります。1日に何杯飲むか、水をどれくらい使うかをイメージしたうえで、月額と1杯あたりのコスト、契約条件まで含めて納得できる1台を選んで、毎日のコーヒータイムをもっと気軽に楽しんでください。